【感想・ネタバレ】スピリチュアルはなぜ流行るのかのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
目に見えないなにかとつながる感覚?「スピリチュアル」。
今なぜ人々の心をとらえるのか?
宗教・心理・社会学の最新研究を盛りこみ、ブログや「江原現象」、『キッパリ!』や「千の風になって」などの身近なブームの深層に迫る。
宗教の役割が希薄になった日本で、「癒されたい」「救われたい」「つながりたい」という声なき願に応えてくれる存在とは。
現代の若者やコミュニケーション、メディアの実相も浮き彫りにする、「スピリチュアル」の本質がよくわかる画期的な入門書。

[ 目次 ]
第1章 「ジュピター」はなぜ人を癒すのか-スピリチュアル入門(現代の宗教的なるもの 電子空間の「神々」)
第2章 「千の風になって」はなぜヒットしたのか-「大きな物語」なき時代(米国発ニューエイジと日本の精神世界 現代日本の「孤独と隣人」)
第3章 「江原現象」をどう見たらよいのか-セラピー文化の諸相(こころを「分かち合う」 こころを「コントロール」 ほか)
第4章 「ロハス」ブームはなぜ起きたのか-エコと平和のコスモロジー(「いのち」という系譜 ほどけ、むすばれるコミュニティ)
第5章 「スピリチュアル」のゆくえ(「私」をめぐる「小さな物語」たち 医療・看護に重なるスピリチュアルペイン ほか)

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年04月20日

Posted by ブクログ

こういうワタクシは物理的に目に見えるもの以外はまったく信じられず、ましてや「スピリチュアル」という言葉自体、心の弱さに付け込むような商売という胡散臭さ、イメージが個人的にはどうしてもついて回る。

本書は「スピリチュアル」とは、出入り自由なソフト宗教的な位置づけと良うことか。
昔ながらの宗教が時代とともにその役割を失い、その代わりの精神世界を称し、他者(宇宙、世界...etc)との繋がりを比較的とっつきやすい様々な形式で世に出てきている。
著者はそれを肯定も否定もせず、著書の題名の結論もどこになるのかよく分からない印象を受ける。
ポイントは「ついに姿を現さないこと。…、宗教の基本構造であり、神(のようなもの?)が実在するかどうかわからないからこそ、信じるのであり、このことは全く矛盾しない。」

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2018年11月10日

Posted by ブクログ

スピリチュアルとは、なぜスピリチュアルブームが起こったか、
よくまとまっていて、読みやすい
ただ、自分としては新しい発見がなかった

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2011年02月13日

Posted by ブクログ

I`m not religious,but spiritual.何らかの超越的な存在xそれとつながる感覚歴史宗教(来世での救い)→新宗教(現世での救い)→スピリチュアル文化(私という出来事との和解)潜在意識(心をコントロールする技法、マイナスの感情をコントロールする、プラス思考)変性意識状態を伴うセラピーは自己変容を促すのが目的ガイア仮説ー自分は母なる星地球(ガイア)の大きな生命の一部分として、今ここに生かされている共同体から共同性への重視へスピリチュアルペインスピリチュアリティがもたらす重要な側面は「ケア」される感覚宗教は遠ざかり、血縁共同体や地縁共同体までもがほどけ、ケアされる感覚が薄くなっているからこそ、代替機能としてのスピリチュアル文化が社会に根を下ろしている。何かあるいは誰かとの確かなつながりがあれば、ケアされているという実感があれば、「かけがえのない、いのち」という言葉に真実みを帯びる

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2011年05月28日

Posted by ブクログ

客観的で真摯な文章に好感がもてた。
前世とか心霊とか、なんとなくうさんくさいものだけじゃなく、日常の生活に潜むスピリチュアリティにも焦点を当てている。
スピリチュアルの歴史的背景にも触れていて、昨今のスピリチュアルブームのアンチの方々にも、興味深く読んでもらえる一冊だと思う。

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2009年11月09日

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