【感想・ネタバレ】午前0時の身代金のレビュー

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Posted by ブクログ

久しぶりに読みやすく、推理の当たらないミステリー小説に当たりました。
面白かったし予想も当たらなかった。
私の予想は途中に出てしまったし。
ミスリードに踊らされたかな?

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2024年06月09日

Posted by ブクログ

【組織で働くとは、その組織の人間を信じること】
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今回特に印象に残っているのは、新米弁護士小柳が弁護士としての責務である守秘義務や、菜子だけではなくサイバーアンドインフィニティ社(CI社)を守るという自分の置かれた立場と、誘拐事件を解決するために警察に情報を話したい、何か知っていそうな上司の態度を信用しきれないという思いの間で揺れるところです。
彼は仕事熱心で依頼人思い。過去の出来事から悪行を憎んでいます。そんな彼は上司に従っているだけでは菜子は救えないと考え、尊敬していたはずの上司にも反発し、独自に事件に首を突っ込んでいきます。

対個人であれ企業であれ、一生懸命な人ほど、客に喜んでもらいたい、客の役に立ちたいという一心で要望に独断で応えようとしてしまう。しかしそんなことをしたら、上司や先輩から、店や会社のルールを破るなと注意されるでしょう。かと言って、要求に対してそれはできませんと言えば客から柔軟性が無いと文句を言われ、どうしたら良いかと思い悩む羽目になる、こんな経験を(特に若いうちは)したことがある人は少なくないのではないでしょうか。(かく言う私も経験があります)

弁護士ともなれば法律上の守秘義務が伴い、依頼人が例え怪しがろうが、勝手に契約を反故にするなんてもってのほかでしょう。自分の仕事の範囲でのみ行動すれば、おそらく責任は重く問われない。しかし最終的に事が悪い方向へ進めば、自分は何のために仕事をしているのかと頭を抱えたくなることでしょう。
かと言って勝手な行動をすれば、救える人が出てくるかもしれない反面、ますます被害が拡大するかもしれませんし、何かあったら重い責任を負わされます。

「仕事にも人生にも正解なんてない。あるのは選択だけ」(p181)

まさにその通りだなと思いました。
そしてなんらかの組織に所属するということは、そこのサービスや上司を信頼するという決断を下すことでもあるのかなと思いました。

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2023年08月22日

Posted by ブクログ

新倉美里法律事務所の新人弁護士 小柳大樹が奮闘する物語だが、誘拐事件で身代金をクラウドファンディングで調達するという突拍子もない状況の中で、小さな疑問点を心に刻みながら、彼が多くの人たちの支援を得ながら全貌を推理していく過程が楽しめた.誘拐されたのは本條菜子.著名なキャスターが父で母も有名人.菜子自身も犯罪めいた行動をしており、小柳に相談していた矢先の誘拐だった.クラウドファンディングを担当したCI社の顧問弁護士をしている美里の行動に疑問を感じる小柳.CI社の寺岩社長や幹部の動きを詳細に分析する小柳.社内のスパイ、本條の父の画策、意外な結末は驚きもあったが、さもありなんとの感じもあった.雑誌記者の倖田が最終章でまとめた文章が、ストーリー全体を簡潔に記載しており、複雑な過程が把握できる.うまい構成だと感じた.非常に楽しめた.

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2023年08月13日

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デビュー作とは思えないほど読みやすかったです。
クラウドファンディングで身代金要求とか、現実ではあり得ないかもですが、小説の中で書かれるとドキドキハラハラしながら読めますね。
弁護士ってこんな感じなんだなーと勉強になりました。

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2023年01月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 味わいが、このミステリーがすごい大賞ぽいのは、気のせいか。

登場人物の魅力を全て使い切っていない気がするのは、続編があるからなのか。

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2024年03月11日

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振込詐欺と誘拐事件の話。
しかしもしクラファンで身代金を募るということが実際に起こったらどうするのだろう。
本当に振込詐欺なんて壊滅してほしい。

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2023年08月20日

Posted by ブクログ

話の主軸となるクラウドファンディングで誘拐身代金を募るという展開が目を惹き新しいのだが、その必要性が今一つはっきりしなかった。色々な立場の人々の思惑が交錯し複雑に入り乱れ、主人公はその対応だけでも頭パニパニになりそうだがさすが弁護士、ボスの美里にしてもそうだがきれる頭で謎が一気解決。所々うーんと思わない時も無くはなかったが面白かった。

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2022年11月04日

Posted by ブクログ

身代金をクラウドファンディングで集める。
普通なら警察には言うなという誘拐犯が、世間に誘拐を知らせてお金を巻き上げようとする奇想天外な発想が良かった。
後は何を書いてもネタバレになりそう。

新米弁護士の小柳さんが今後どうするのか、それも知りたいと思いました。

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2022年05月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 新米弁護士・小柳の元にとある件で相談に訪れた菜子が突如失踪する。翌朝、クラウドファンディングで日本中から10億円の身代金を募る「誘拐プロジェクト」を発見する。小柳は事務所のボスであり企業法務弁護士である美里と共にクラウドファンディングサイトを運営する企業へ赴くが…

 菜子の行方は勿論、何故クラウドファンディングで身代金を募ったのか。
 二転三転する展開にハラハラしっぱなしでしたが、ラストのどんでん返しが驚きでした。
 爽快とはいかなかったですが、納得のラストでした。

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2022年05月22日

Posted by ブクログ

ひとりの女性が誘拐され、クラウドファンディングで身代金10億円を集める様に要求される。
事件に関係する主人公は、正義感が抜けきれない新人の弁護士。できる上司のボスとともに、事件を追うことに。

事件の舞台となるIT関連会社サイバーアンドインフィニティ社で暗躍する企業スパイに苦悩する寺岩社長の姿は、こんな上司の元で働きないなと思えたり。
主人公のボスを含めて、上司のあり方も楽しめました。

ネットやSNSて、人の価値が決まるように思える時代。常にひとに見られているようで、生きにくい世の中だなとおもう。オレオレ詐欺など、人の善意の上に成り立つ詐欺も、人の関係が希薄になっている証拠でしょうかね。

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2022年04月08日

Posted by ブクログ

設定は面白いけど後半が少し詰め込みすぎかな。
もうちょっとページ数増やして隙間を作ってもらった方が読みやすいとおもった。

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2024年03月08日

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詐欺事件で自主する法律相談が前代未聞の誘拐事件、クラウドファンディングで募る10億円に発展。誘拐事件の捜査が進む裏で、CI社をとりまく陰謀・企業スパイが絡み…ハラハラドキドキ。 ラストはちょっと、しっくりこないような終わり方。

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2024年02月20日

Posted by ブクログ

誘拐の身代金10億円をクラウドファンディングで集めるプロジェクト、っていうのが新鮮。その裏で繰り広げられる抗争劇はなかなか面白かった。
それぞれの登場人物にまだ語られるべき余地があるってことは、今後続編とか出てくるのかな?

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2024年01月23日

Posted by ブクログ

スラスラ読めたので
読みやすかったと思う

他のかたも書いてるが
お金の集める方法など新しくて
よかった



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2023年12月02日

Posted by ブクログ

弁護士にまつわる小説は何冊か読んできましたが、身代金をクラウドファンディングで集めるなど、切り口も面白く新鮮な気持ちで読み進めることができました。
展開の早さは良かったけれども、もう少し掘り下げでも良かったような…という全体感。

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2023年11月07日

Posted by ブクログ

少し関係があるので読みました。
最後まで一気に読めるのは本当で、展開が早いし次にどうなるかのか楽しみで読めました。出だしの内容で賞を取るだろうな、と言うことはわかりました。

題名の付け方と帯の宣伝文句の勝利かな?
ただ最後のネタバラシは無理がありすぎでしょ。誘拐計画を二度乗っ取りしたり特殊詐欺と強引に結びつけたり。

時事ネタを織り込んで展開を早くして意外な結論の2段返しとか賞を取る為の小説であってそれだけかな?

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2023年09月29日

Posted by ブクログ

中盤から後半にかけて一気に色々な事件や真相が盛り込まれていて登場人物を確認しつつページを戻しながら読みました。私的にはもっとクセのある主人公が見たかったかな。

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2023年02月05日

Posted by ブクログ

クラウドファンディングを活用した身代金の要求と云う観点は新しいね。ただ、寄付型だし、現実成立するとは思えんがね。小柳弁護士始め出てくる関係者に共感を覚える人がおらず、読んでて結構イライラやった。めんどくさい説明も多いし、もう少し読み易くしてほしいものだ

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2022年11月03日

Posted by ブクログ


第8回 新潮ミステリー大賞 受賞作

主人公の新米弁護士がどんなふうに
奮闘する話かワクワクと期待しながら
読み出しました。

弁護士が主人公の小説では、これまで
裁判中に活躍する話はよく見てきましたが、
依頼人未満の相談者が誘拐されて事件になる
展開に驚かされました。

真の黒幕は誰なのか想像しながら
読むのも楽しく、二重三重に惑わされて
読み応えありました。

後半、主軸が依頼人から離れてしまったのが、
少し残念。(人間らしいとも言えますが)






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2022年10月30日

Posted by ブクログ

弁護士がそこまでする?とも思ったが、そういう人ばかり出てきた。いろいろ突っ込みたいところはあるものの、この弁護士事務所の他の話も読んでみたい。

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2022年09月25日

Posted by ブクログ

クラウドファンディングでの身代金の募集というアイディアは目新しいが、人道的な目的でのお金の拠出という意味で、百田の『野良犬の値段』を思わせる。
ただどちらにしても、テロリストが民間人を誘拐し身代金を要求した際に、国がお金を出すことに対し、「テロリストの要求には屈しない」という姿勢が評価されがちなことを考えると、人々がお金を払うことをそんなにポジティブに捉えるだろうかということが納得しがたい。
この小説の中に、そうした視点がまったく出てこないのにも首をかしげる。

とはいえ、こうした犯罪が生まれた別のディテールやどんでん返しはなかなかもっともらしく、十分楽しく読んだ。今後が楽しみ。

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2022年09月15日

Posted by ブクログ

最初にちょっとしたいざこざがあって、女子大生が誘拐される。
身代金は、クラウドファンディングで10億円。国民から広く募るというまさに時代の先端を行くような事件。
依頼を任されていた若手弁護士が謎解きに奔走する。
女子大生のちょっとあり得ない事情や環境や、若手弁護士やその上司、ほか取り巻く人々にもちょっと共感できなくて、
今一つのめり込めなかった。

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2022年08月14日

Posted by ブクログ

評判ほどではなかった、が読後の感想。クラウドファンディングで身代金を募るという観点は面白いと思ったが、プロットも読めてしまうし、人物描写が稚拙で深みが足らず希薄な印象で、読ませる筆力が不十分。

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2022年08月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

さらりと読み終えた。
面白かった。
複雑な登場人物の関係性ではなかったからか、わかりやすかった。
USBで重要な情報を社長が持ち歩くなんて、そんな
事あるか??と思ってたら、それも作戦だとわかって、納得。
ただ、ちょっと物足りない感じがする作品ではあった。

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2022年06月25日

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