【感想・ネタバレ】「日本スゴイ」のディストピア 戦時下自画自賛の系譜のレビュー

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Posted by ブクログ

「日本スゴイ」のディストピア:戦時下自画自賛の系譜。早川タダノリ先生の著書。確かに最近、日本はすごい、日本人はすごいと自画自賛するテレビ番組が多い気がします。自画自賛の怖いところは、自画自賛しているうちに客観的な目を失い、自分や自分たちが特別な能力を持つ特別な存在であると本当に勘違いして誇大妄想に陥ってしまうこと。過度な自画自賛は身を滅ぼす。これは国でも人間でも同じであると思います。

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2018年10月06日

Posted by ブクログ

これには笑った。
まさに現在の「日本スゴイ」自画自賛状態と同じすぎる。
人って、追い詰められると、こうなるんだね。

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2017年08月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最近、マスコミが盛んに「日本はスゴイ国」だと垂れ流しているのが気になっていたが、この本を読んで納得。70年前も日本スゴイという事が言われていた。その時は、戦争準備のためだったのだが、今は何のために?不気味だ。

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2017年05月16日

Posted by ブクログ

いま流行の「日本スゴイ」系テレビ番組のルーツを探り、満州事変から太平洋戦争にいたる期間にブームとなった愛国本を50冊以上紹介している。たとえば「日本人は西洋人に比べ毛が薄い=より進化している」説やら「日本人は粘り強い米を食べているから世界一腰が強い」と強弁するやらの疑似科学で「日本スゴイ」の裏付けとするものもあれば、「天皇も臣民も歴史を遡ればともに天照大神に到達する」「我が日本人はみな神の子孫」だからスゴイとする神がかりなものまで、品揃えはさまざま。いわば一種の「トンデモ本」コレクションではあるのだが、読み進めるうちに正直そんなにバリエーションはないなぁと感じてしまう。結局、日本礼賛本は、いまもむかしもつまんないんだなぁ。そしてそれらつまらない本のなかに、子供たちに国粋主義をたたきこんだ文部省編の『国体の本義』『臣民の道』といった冊子も納められているところに、著者の意地悪な目線というか、本書の姿勢があらわれていて好ましい。

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2017年03月11日

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