作品一覧 2023/05/26更新 「日本スゴイ」のディストピア 試し読み フォロー まぼろしの「日本的家族」 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 早川タダノリの作品をすべて見る
ユーザーレビュー まぼろしの「日本的家族」 早川タダノリ 読み終わって、これが2018年発行ということに驚いた。 まさか2020年に誕生した菅政権において、その所信表明演説で第一章で説明されていた「自助、共助、公助」という言葉が使われるとは。 メディアやSNSコメントなどは案の定、苦しい経済状況の中での「自助」という言葉に違和感を感じていたようだが、まさか...続きを読む1976年につくられた自民党の綱領で使われ始めた言葉だったとは。 この本が出版された安倍政権時より怪しげに進められた日本的家族観なるものは令和の世になってもまだしぶとく続けていくつもりらしい。 Posted by ブクログ 「日本スゴイ」のディストピア 戦時下自画自賛の系譜 早川タダノリ 「日本スゴイ」のディストピア:戦時下自画自賛の系譜。早川タダノリ先生の著書。確かに最近、日本はすごい、日本人はすごいと自画自賛するテレビ番組が多い気がします。自画自賛の怖いところは、自画自賛しているうちに客観的な目を失い、自分や自分たちが特別な能力を持つ特別な存在であると本当に勘違いして誇大妄想に陥...続きを読むってしまうこと。過度な自画自賛は身を滅ぼす。これは国でも人間でも同じであると思います。 Posted by ブクログ 「日本スゴイ」のディストピア 戦時下自画自賛の系譜 早川タダノリ これには笑った。 まさに現在の「日本スゴイ」自画自賛状態と同じすぎる。 人って、追い詰められると、こうなるんだね。 Posted by ブクログ 「日本スゴイ」のディストピア 戦時下自画自賛の系譜 早川タダノリ 最近、マスコミが盛んに「日本はスゴイ国」だと垂れ流しているのが気になっていたが、この本を読んで納得。70年前も日本スゴイという事が言われていた。その時は、戦争準備のためだったのだが、今は何のために?不気味だ。 Posted by ブクログ 「日本スゴイ」のディストピア 戦時下自画自賛の系譜 早川タダノリ いま流行の「日本スゴイ」系テレビ番組のルーツを探り、満州事変から太平洋戦争にいたる期間にブームとなった愛国本を50冊以上紹介している。たとえば「日本人は西洋人に比べ毛が薄い=より進化している」説やら「日本人は粘り強い米を食べているから世界一腰が強い」と強弁するやらの疑似科学で「日本スゴイ」の裏付けと...続きを読むするものもあれば、「天皇も臣民も歴史を遡ればともに天照大神に到達する」「我が日本人はみな神の子孫」だからスゴイとする神がかりなものまで、品揃えはさまざま。いわば一種の「トンデモ本」コレクションではあるのだが、読み進めるうちに正直そんなにバリエーションはないなぁと感じてしまう。結局、日本礼賛本は、いまもむかしもつまんないんだなぁ。そしてそれらつまらない本のなかに、子供たちに国粋主義をたたきこんだ文部省編の『国体の本義』『臣民の道』といった冊子も納められているところに、著者の意地悪な目線というか、本書の姿勢があらわれていて好ましい。 Posted by ブクログ 早川タダノリのレビューをもっと見る