感情タグBEST3
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言わぬが花の美学、「知らない」のが贅沢。色んなことに葛藤してる今だからこそ響く言葉があった。「高価な宝石をつけたからって、女が豊かになるわけではない」は心に刻んで生きていきたい。シャネルのような女性になりたい、と思う一冊だった。
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タイトルだけ見ると、ありがちな内容だとおもいますよねえ。
私も中身を確認することなく通り過ぎた本でした。が。
会社の某BOSSに薦められ、読んでみたら最高でございました。
通勤&LUNCH時くらいで速攻読めます。
ココシャネルさんってこんなにかっこいいんだ。
しかもあの時代だもんな。
ブラント論の軸で読むとかなり覆されます。それがいいのね。
タイトル見て読むの止めた人には読んでほしいなあ。
中身に触れるときりないし、エキス言うとネタバレになるだろうし。詳しくは是非読んでみてください。
痛快です。
今で言うと誰だろう。思いつかん。 だれもいないな。 こんな人。
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シャネルは以前のクチュリエたちのモード(メイドに着せてもらわなければならない服)を、働く女の為のモードに塗り替えた。
飾り立てることを嫌い、実用的なものを好んだ。
エピソードとして面白かったものは、
以前の飾り立てたモードのアンチテーゼとしてイミテーションジュエリーを考え出したこと。
現在のアクセサリーはシャネルが作ったのだ。
こういったブランドの本質を少しとはいえ知ると、今まで興味がなかったにも関わらず欲しくなるのが
一般人の性だ。しかし、ココ・シャネル自身は「着たきり雀」で同じスーツを何年も愛用していたという。流行を作り出すことは彼女にとって、商売でしかない。
「廃れるのがモード」と言いつつも、自分自身は
上質なものを長年使い続ける。
シャネルというブランドを追うミーハー側の人間ではなく、ココ・シャネル自身のように自分を持つ、強く美しい人物に少しでも近づくことができるように努力していきたい。
シャネルというブランドではなく、ココ・シャネルという人物について知ることのできる一冊。
ただし読み終わったあとは、シャネルが欲しくなるのでご注意を。
Posted by ブクログ
2017年19冊目。
ショルダーバックやリップスティック、シンプルで実用的な洋服、ショートカット、ブラック。これらを全てシャネルが生み出したものだったとは。
彼女の時代に対する強いアンチテーゼがこの伝説の存在にさせたのはいうまでもなく、またその常識にとらわれない自由な発想力や、自分のセンスを信じて突き進む推進力の凄さにも感嘆した。
シャネルの残した力強い言葉の数々は、ブランドだから、高価だからという理由でシャネルを身につけている浅はかな女たちにも衝撃を与えるだろう。
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[ 内容 ]
リップスティック、ショルダーバッグ。
創ったのは一人の天才起業家だった。
その名はシャネル―。
貴族趣味を時代遅れにし、大衆消費社会の寵児に。
ひた隠しにした出自とセレブとの交流、大国アメリカへの親愛感と悔蔑。
辛辣な「シャネル語録」から伝説の生涯に迫る、ファッションブランド研究の第一人者、待望のまるごと一冊シャネル論。
[ 目次 ]
第1章 贅沢革命1―アンチ・ゴージャス
第2章 贅沢革命2―偽物のチカラ
第3章 著作権無用論―マスの思想
第4章 起業家シャネル―ブランド・ビジネス
第5章 スタイルはライフスタイル
第6章 はたらく女
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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シャネル自身の言葉がふんだんに散りばめられながら、ココ・シャネルという女性の生き方や信念、ブランドの歴史が語られた1冊。ブランド論という側面も持ちつつ1920年代から戦後のパリを生きた一人の女性の、ココ・シャネルというあまりにも有名な女性の人生論としても面白い。
彼女の放つ言葉はとても力強く、時代を超えてドキっとさせられるものばかり。シャネル語録。
また彼女の生きた時代背景やファッションの歴史を通してファッション/モード史、フランスの歴史や文化、業種問わずブランド論のお勉強にも。
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▼ 100文字感想 ▼
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男なら誰しも「シャネルのバッグ買ってぇ〜」とせがまれ
たことがあるだろう。シャネルの強烈な語録で綴る、天才
企業家の伝説の生涯。自分が伝説に、シンボルになる
には、凄まじいまでのハングリー精神と嫌悪感が必要。
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▼ 5つの共感ポイント ▼
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■シャネルは自分のライフスタイルをそっくりそのまま
商品化した初のビジネスウーマンだった
■「貧しい土地に宿命づけられた」人間たちの知恵を
その血に継いだシャネルの贅沢は、明白にアンチ・
ゴージャスであり、アンチ・新品である
■女性はみなそろって同じ一つの型を身につけてこそ、
それぞれの個性を発揮する
■クチュールというのは商売であって、芸術ではない。
われわれは才能がどうのこうのというより、服をおさ
める御用商人と思えばよい。自分の作った服を壁に
かけ展示したりしない。売るだけだ。
■人が真似してくれれば結構じゃないの。アイディア
というものは広まるためにあるのだから
Posted by ブクログ
『クチュリエの役目が時代の空気にただよっているものを素早くとらえることだとしたら、ほかの人間が同じことをして、わたしの真似をしても不思議ではないし、わたしのアイディアにインスピレーションを得てもおかしくないわ。わたしだってパリに散らばりただよっていたアイディアにインスピレーションを得たのだから。そうよ、いちど発見されてしまえば、創造なんて無名のなかに消えゆくものよ。わたしは自分の考えを全部ひとりで開発するわけではないし、時にはそれが他人の手でうまく実現されているのを見るのはとてもうれしいことよ(ココ・シャネル』
Posted by ブクログ
淡々とシャネルの生涯を綴っている。山口路子氏のココ・シャネルという生き方と対照的に学者らしいというのか、感情を交えない語り口である。シャネルのデザインは付き合った男性(どちらも、公爵級!)から着想を得ているというのが面白い。サロンの傲慢さの一端に触れることができたのも収穫。宝石商のカルティエがベルギー大使に間違われてサロンに招かれても、サロンに入ることができずに、屋敷を見て回るだけなら良いと言われたとのことだ。そんなサロンに請われて参加したシャネルという人は改めて、すごい人なのだなと思った。
Posted by ブクログ
ファッションというものは、人間の感覚においての先鋭的なものをくみ上げられるんじゃないかと思うのです。言葉も論理も追いつかない感覚の早さ、その最上級の早さでもって動く世界が、当時のファッション業界だったかもしれないです。
それゆえに、1920年代のファションの世界に、ポストモダンが見えたりします。