【感想・ネタバレ】京都魔界案内~出かけよう、「発見の旅」へ~のレビュー

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Posted by ブクログ

さすがは1千年以上の歴史を誇る京都。
あちこちに「魔」の空間が存在する。
しかしその「魔」と上手に付き合っているんで、現在もこの町は元気なのかも知れない。
これこそ京都を知る真のガイドブックでしょう。
写真も豊富やし。

ウォーキングで夜の産寧坂に行った嫁が走って帰ってきたときがあった。
この本を読んで合点がいった。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

様々な昔話と、その舞台になった京都の寺や神社、場所などをセットで説明する本。話の元になった絵画や、現在の写真が多くて軽めに読める。そこに行くまでの交通手段が書いてあるのは個人的にツボだった。
昔話としては知っているものが多かったが、今もその場所が残っていることを知らなかったものも多く、実際にあった場所を舞台にした話だったんだなと感心した。
逆に言ってしまうと、ある程度いわく付きでなければ現代まで残らなかったかもしれず、そういう意味で寺社のプロモーションは抜群に効果的だったんだろうなと思った。

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2019年09月10日

Posted by ブクログ

日本を代表する「雅」の都・京都は、陰陽師や呪術僧が活躍する、呪いや怨念の渦巻く霊的空間でもあった。晴明神社、神泉苑、貴船神社…、名うての「魔界」を巡り歩くうちに、「異なる者」たちが跳梁跋扈する刺激に充ちた時空が蘇ってくる―そんな「魔界」発見の旅へようこそ!読んでから行くか、行ってから読むか。(表紙裏

これは良い。
やたらめったら歴史ある京都、その一面にのみスポットを当てた案内書。
一面とは『魔界』であり、古の時代の想いの結晶ともいえる場所場所だ。
もとより行きたい場所の多い土地だけど、この本だけで14か所も増えてしまった。楽しい。

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2019年02月13日

Posted by ブクログ

おびただしい数の怨霊が発生し、それにおびえ、
またそれとの戦いを繰り返してきた都市――
それが京都であった。(p.72)

物の怪が跋扈し、恨みを抱いて死んだ者の怨念に
人々が怯えた平安時代の痕跡を辿る、
妖怪論の大家でもある民俗学者によるガイドブック。
京都を洛中(中央部=一章)、洛北(北部=二章)、
洛東(東部=三章)、洛外(洛西・洛南=四章)、
宇治・大津(京都外縁=五章)に分けて、
それぞれの歴史・曰くのある、
俗な言い方をすればパワースポットを紹介した、
京都新聞連載記事に加筆・修正した一冊。
この本を携えて、新たな視点で改めて京都を旅してみたい。

ところで、洛外「帷子の辻」の項で、
写真(p.198)に付されたコメント
「四つ角にある店は繁盛しないという俗信」に心当たりあり。
今、住んでいる町にも、
条件に当て嵌まる場所があって、七年間で
コンビニ→長いブランク→ファストフード→
再び長いブランク→パン屋さんが去り、
以来、半年以上空き店舗なのだが、果たして……。

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2018年03月25日

Posted by ブクログ

タイトルほどマニアックな内容ではなく、
ガイドブックに載らない内容を掘り下げたものだと感じます。

たとえば、白峯神宮
「スポーツの神様」「サッカー必勝の神社」などと記載されるのが一般的。
この本は「崇徳上皇」一色
天皇を呪い続けた怨霊と神社との関係について詳しく書かれてます。

京都を「負」という切り口で紹介したガイドブックといえるかな。
この本に書かれているような場所を旅行する、
これも京都の醍醐味だと感じさせてくれます。

重宝度 4
情報度 4
わかりやすさ 3
絵・画像 4
価格 4

総合 4

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2012年08月20日

Posted by ブクログ

写真がたくさんあってカラーで面白いです。

ただ、ずっと読み続けていると飽きてくる。
元々は京都新聞に連載されていたコラムてきなものを
再録した本だそうです。

でもどんな由緒があってなど、とても興味深く面白く読みました。
この本を手にして民俗学に興味をもってくれる人が増えるといいなって思います。

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2011年12月02日

Posted by ブクログ

ワタクシの京都妖怪ツアーのバイブルです。この本に出会わなかったら一人旅の面白さ、目で見る楽しさを知らなかったと思われます。
これだけでは目的地に着くのは困難だけど、京都妖怪ツアーに出向くなら読むことをお勧めいたします

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

京都近郊の怪スポットを網羅した一冊。
京の都の妖怪伝承を広く紹介している。

これを読めば、もう一度京都へ行きたくなること間違いなし!

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

京都のよく知る名所から地元の人しか知らないマニアックな場所まで、いわく付きのスポットが紹介されてます。
神社仏閣がなぜそこに存在するのかは、やっぱりバックグラウンドがあるわけで。歴史の長い京都ならなおさら。
華やかな京の都の裏側、ダークでミステリアスな一面が集められた一冊でした。

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2020年09月07日

Posted by ブクログ

気楽に読み始めたけど、読み進めほどに怖くなってきた。
京都って面白い。古くから文字文化が存在し遺されているって貴重で豊かなことだと改めて思う。

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2020年01月26日

Posted by ブクログ

有名な観光名所はだいたい見たし、ちょっと珍しいところに行ってみたいなと思う人にはちょうど良い本です。この本は文庫サイズなので、本書を片手に京都の街をぶらぶらするのに持ち運びしやすいです。肩肘張らずに読めるので、京都を訪れる前に目を通しておくと、少し違った視点で見れるかと。そして、巻末に掲載されている京極夏彦の解説が良い。

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2018年03月11日

Posted by ブクログ

おどろおどろしいのを期待していたので、肩透かし食らった気分(笑)
京都各所の神社仏閣の、由来とか伝承とかを紹介してくれるガイドブック。
天狗伝説とか、古今和歌集とか、安倍晴明の話だとかが簡潔に説明されているので、民俗学とかが好きな人はいいかもしれない。
でも文章として装飾はされていないので、物語を期待するとこける。
どちらかというと資料的な感じ。

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2016年02月13日

Posted by ブクログ

幽霊や呪い等の伝承は概ね平安初期〜鎌倉時代初期の話が多い。平安京自体元々呪術が背景にあるから、とりあえず悪霊のせいにしとけ的思想が残っていたのだろうか。女の呪いの話が多いのは、男が根本で女を「恐ろしいもの」と捉えている現れかもしれない。今もそうだな。

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2013年12月02日

Posted by ブクログ

京都本の中でもこの手のネタが最近好きです。
行ってみたいと同時に多分すごく怖いところもあると思う。
貴船とかほんと不気味だったし

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2009年10月04日

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