【感想・ネタバレ】ひとんち 澤村伊智短編集のレビュー

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Posted by ブクログ

再読!
澤村先生は短編集もでたらめに面白い!とても怖い!!
日常のすぐ隣に歪な恐怖が潜んでいる8本の短編集
特に『シュマシラ』『宮本くんの手』『死神』の3本が好きでした
シュマシラの冒頭からは想像できないラストは何回読んでも鳥肌が立ちます
『ひとんち』『じぶんち』が最初と最後にきてるのがまたすごく良い構成
自分の家の常識は外では非常識かもしれない、そんな不安な気持ちになる

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2024年05月12日

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やっぱり澤村先生の作品はめっちゃ怖くて最高!全部タイプの違う怖さですごい。
特に好きなのは「ありふれた映像」と「死神」。どちらも不気味な情景描写が巧みで、脳内で鮮明な映像が浮かび上がってしまって本当に怖かった。小学生の時「世にも奇妙な物語」や「本当にあった怖い話」に本気でビビり散らかしていたあの恐怖心が蘇った。
反対に「闇の花園」のオチは予想もしていなかったものでゲラゲラ笑ってしまったのだけど、あれは澤村先生から笑わせに来ているよね…??

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2023年12月03日

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ネタバレ

日常に潜む恐怖を描いた短編集。世にも奇妙な物語の様な雰囲気がある。どれも日常の少しの違和感、それが少しずつ大きくなって、気づいた時には手遅れ、という作風。
『闇の花園』が一番おすすめの短編。どんでん返し系の作品で見方が変わると台詞の意味合いも変わってくるところがどんでん返しの魅力。

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2023年01月24日

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ネタバレ

「家」がテーマのホラー短編集。
読み終わった後に残り続ける後味の悪さと文章から伝わってくる独特の気味悪さ、そこにミステリの要素も絡んでくるので1冊でとても美味しい思いのできる1作です。
個人的なイチオシは『ありふれた映像』です。読み終わった後にある映像を見るのが怖くなります。

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2022年08月10日

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単行本からの再読。内容をぼんやりと覚えている程度だったので、新鮮に読めました。「シュマシラ」が最高でした。特にラストの動物園の雰囲気が不気味で大好きです。シリーズものじゃないホラー短編をもっと読んでみたいと思いました。

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2022年05月29日

匿名

購入済み

面白かった!

宮本くんの手 が1番好きです。
手荒れをバグと表現する所も、追い詰められ
追い込まれた際に、変な思い込みから
取り返しがつかない事をしてしまうのが
狂気を感じました。

ありふれた映像 も、日常誰もちゃんと見ない物に
悪意のように忍び込ませるという発想も面白かった。
在らぬ物が映ってるのではと、街を歩いてる時
ふと思い出しそうで。

#怖い #ダーク

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2022年03月20日

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本当に怖いものは、人間である。という仮説を見事に覆された一冊。

何気なく過ごしている日常が、ほんの少し傾いただけで、これほどまでの恐怖を感じることとなるとは。
「ゾッとする」短編集。これが短編集でよかったほど、怖い数々の話。
中でも特に気になった作品を。

「ひとんち」
「人は人、うちはうち」という言葉があるが、そうした言葉で収まりきらないスケールの恐怖を、「ひとんち」という、たった4文字で表してしまう秀逸さ。多様性とはいうけれど、こんなマイノリティは、きっと許されるわけがない。しかし、当人たちは、それが普通だと思っている。そこが恐ろしかった。

「夢の行き先」
タイトルからキラキラしたものを思い浮かべたら、それは大きな間違いで、夢は「良い夢」ばかりでない。
何日も同じ悪夢にうなされる主人公は、自分と同じ夢を見ていたという、クラスメートがいることに気づいた。やがてそれはクラス全体を巻き込む、恐怖へと繋がっていく。夢の内容は、日記にしたり、話してはいけないのかもしれない。

「じぶんち」
旅行に出かけたり、仕事で長期間帰らずにいた家に戻ったときに感じるなんとなくの違和感。そうした不気味さはすぐに解消されるものだけど、それが増幅されていくのがこの短編。帰った家は、本当に「自分の家」かが不安になる。自分の家は、恐怖からの最後の逃げ場のように思えるが、そこからすらも逃してくれない。

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2022年03月13日

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普段ありがちな感じの話やけど、それが…それやからこそ怖い…
って感じのホラー集。
「キャー怖い〜!」って感じではなく、      

 ゾワゾワ…
 ゾッ〜…
 えっ…

みたいな心に滲み入る(表現し難い…)みたいな恐怖感。
こういうの読むと、夜道が怖いとかやなくて、何かの拍子にふと思い出す…


 ゾワゾワ〜…
みたいな。

深層心理に響くような作品。
こういうヤツは、一生残りそうで嫌やな…
忘れてるようで、忘れられない…
人の頭の裏側に焼き付けやがる(^_^;)

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2022年05月26日

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ネタバレ

「ひとんち」「宮本くんの手」「死神」が印象に残った。 特に、宮本くんの手は自分も手荒れが悪化することがあるので話の中の状況と重なり、痛さがわかってるから余計にトリハダ。 「じぶんち」は世にも奇妙〜とかでありそうな話しで、あまり私は響かなかった。それよりも「ひとんち」の最後にはあなたもだったの!?っと驚愕。

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2024年01月01日

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『光のとこにいてね』と並行して何故これを読んでいたのか自分でも謎ですが、澤村さんワールドの闇の力が働いていたのでしょうか?

短編集なのでそれぞれのお話ごとに簡単に感想を。
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【ひとんち】
勉強中の合間の小休止に読んだのですが、全然休憩になりませんでした。怖すぎます。
途中から嫌な予感はしていたのですが、最後の最後でいやぁああ!と本を勢い良くクローズ。『オーディション』という映画を思い出し、更に傷が広がりました。

【夢の行き先】
昔、友達と百物語をして遊んだ事を思い出しました。夢を扱ったホラーはやはり多いですが、これは新しい切り口で、どうなるんだろう?!とハラハラすると同時にどこか懐かしい気持ちになりました。

【闇の花園】
冒頭から突然に中二病のような語りが始まり、「賢しらな神の枷」とか言い出すのにどうした?!と困惑していたら少女虐待疑惑の話になり、また中二病が発症し、あれ?実はそういう事?なんだー…って、えぇ?!そっちかよ?!!と、最後は笑ってしまいました。ホラーと笑いは紙一重な所が堪らない。

【ありふれた映像】
着眼点が凄い。店内で流しっぱなしにしている独自の販促ムービーって確かにあまりちゃんと観ていないですよね。今後、ヨドバシ等の巨大モニターに何か映っていないか凝視してしまいそう。真実を考察してしまう終わりも良かったです。

【宮本くんの手】
有り得ないんだけれど無いとも言い切れない不思議な現象。実際にこういう事があってもおかしくないなと思わせる説得力。不思議な話で面白く読んでいましたら、最後でメガトンパンチ喰らいました。ゾッとします。

【シュマシラ】
絶対に行きたくない動物園NO.1。

【死神】
不幸のメール、呪いの着信、呪いのビデオ(貞子さんのおうち)。使い古された題材なのに、まだこんなにも怖く出来る澤村さんの力量に感動。終わりも、この手のものに期待される嫌な終わりで最高でした。

【じぶんち】
絶対に帰りたくない家NO.1。

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多種多様なホラー作品を一度に読めて非常にお得感満載の本でした!
お勧めは断然【ひとんち】です。(結局これ)

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2023年08月26日

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日常の延長にありそうなジワっとくるホラーオムニバス。

突拍子もない展開よりも、身近にある出来事を上手く使ってるのが良かった。「ひとんち」「ありふれた映像」が個人的にはオススメ。

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2023年07月20日

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澤村伊智らしいホラーだった。
日常の中に入り込んでくる不気味な感じが夏にちょうど良かった。
短編なのも読みやすく特に「シュマシラ」と「ありふれた映像」が面白かった

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2023年07月10日

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澤村伊智さんプチバズり中。アンソロジーで読んだ短編が面白かったのもあって、こちらも期待大で読む。この人の上手いところは、怪異の正体が判明するまでわけがわからず翻弄される部分だと思う。そういう意味で、サクッとダイレクトに恐怖が突き刺さる短編の方が面白いのではと勝手に判断する。

「ひとんち」
自分の家庭では普通でも他所から見ると異常なことだったという話。オチも効いてる。
「夢の行き先」
同じ悪夢を続けて見るなんて状況、大人でも十分怖い。しかもそれがダブルで襲いかかってきたら……
「闇の花園」
クラスに馴染めないゴスロリ少女沙汰菜を心配する熱血教師吉富。予想もつかないホラー展開に驚き。
「ありふれた映像」
すごく怖いというか、厭な感じ。日常に何気なく流れている販促映像の中にまぎれる異様なものも、それを作ったらしき河村だか河井だかいう男のことも。
「宮本くんの手」
澤村さんっぽい主人公は同僚の宮本くんの酷い手荒れが気になっていたが、大震災が起こった日に様子が一変し……。気にすることないのにというのは人ごとだから言えることかも。
「シュマシラ」
シュマシラという幻獣を求めて、姿を消した趣味仲間の行方を探す主人公と友人がたどり着いた真実とは。
「死神」
これもいい感じに不気味。最初に〈不幸の手紙〉を布石として語り、一見関係ない話が始まったと思ったらじつは……という気味の悪さ。語り手の香川って短編『涸れ井戸の声』の主人公だよね(これも怖かった!)。
「じぶんち」
子供の頃、家族がいない家に帰ってきた時の誰にも身に覚えがある不安感がよく描かれている。このあとトンデモ展開になっていくのだが、説明的に書かないことによってかえっていろいろ想像させる。ウルトラQとか円谷英二の世界に出てきそう。

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2023年06月04日

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バラエティに富んだ短編週。
『闇の花園』だけちょっと苦手な感じだったけど。
『宮本くんの手』が悲しくて好きです。

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2023年03月09日

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短編集。
シュマシラが最高でした。怖い。


語り手は、昔の食玩が好きな会社員。ある時、昭和の一時期に流行った動物モチーフのロボットオモチャのパチモノで、UMAをモチーフにした食玩について聞かれる。ビッグフット的な有名なUMAロボに混ざり、シュマシラというUMAが元ネタになったロボが一体あったという。火を吹く。シュマシラ??

詳しく調べるうちにシュマシラが気になっていく語り手。正体を突き止めたと思ったのもつかの間、同じくシュマシラに興味を持っていた同僚が姿を消す。語り手はその足跡を追うが、、というあらすじ。

途中から現実なのか作り話なのか、よく分からない世界に迷い込みました。やばい世界に連れてかれそうになった。。そして普通に怖いシュマシラ。


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2022年08月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

表題の ひとんち 1番怖いかも!
自分にとっては当たり前、けど、他人からすれば
きみ悪かったり、恐怖だったり・・

いや、尋常でない事を「当たり前」と思っている人間に恐怖を覚える
まさにゾッとした!

短編集なので読みやすいのと、それぞれ趣きが違って
怖くて楽しかったw

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2022年04月15日

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日常のたわいもない場面から一転、恐怖へと引き摺り込まれる

会話、夢、映像や都市伝説など身近にも怖い系のものはあるけど

この短編集みたいな怖さはいらない、、、

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2022年03月15日

Posted by ブクログ

『ぼぎわんが、来る』以外にも澤村伊智さんの作品は何作か読んでいるが、短編集はまだ読んだことがなかったので購入。
面白かった。(怖かった、と表現すべきかもしれないけれど自分的には面白かった)

作品の雰囲気としては、分かりやすい怪物が現れて登場人物をおそうというより、ありふれた日常が急に壊れてしまう、という作品が多かった印象。

なかでもよかったのが『じぶんち』。
表題作の『ひとんち』が他人の家って意外と怖いよね、に対し自分の家も実は怖いよねってお話。

主人公は中学生で、スキー合宿から帰ってくると家には誰もいなくて、ふと冷蔵庫に目をむけると『ごめんね、先にいってます』という母の書き置きを見つける。

そういえば自分も小さいころ、家で一人になったときはたまらなく不安になったことがある。家族がいるときは何とも思わないのに、部屋の隅にある影が、カーテンのわずかな隙間が、台所から聞こえるぽちゃん、という水の音が、不吉なものに思えてしまう。
主人公はどんどん窮地に陥っていって、さあ最後はどうなるんだ…というところで本作は予想外の展開へと舵を切る。まさかSF路線へ行くとは思っていなかったので、いい意味で期待が裏切られて非常によかった。

あと個人的に衝撃だったのが『闇の花園』。
とある小学校で臨時教員となった主人公。そのクラスには全身黒の服を着た、いわゆるゴスロリファッションの少女がいて、彼女の母親は教員間では『魔女』と呼ばれている。主人公は、母親が少女を虐待しているのではないかと疑う。だが…という作者。

オチはいくつか予想していたのに、まさかの展開に笑ってしまった。なんというか、いろんなコースのボールを注意していたらど真ん中ストレートを投げられた感じ。
まあたしかに少女の名前が『サタナ』で母親の名前が『ルキア』で、悪魔っぽい感じではあるけど、そうくるかー。笑

ホラー&ミステリー好きな人にはオススメできる作品だと思います。面白かった。



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2022年03月10日

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日常の何気ないことがゾッとする不思議な現象につながっているという、ジワジワホラー。実はこういうタイプの怪異が一番怖いと思う。不幸の手紙とか懐かしい時代の話もあり、すごく楽しめました。

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2022年03月09日

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ネタバレ

短編集ながら、恐怖が各話ギュッと凝縮されて迫ってくる。
旧知の女性同士の何気ない思い出話と近況報告から各家庭の習慣の違いに話が及び、それが仰け反る怖さを呼ぶ表題作はありふれた日常と狂気が一体となってホラー短編の導入を飾るに相応しい。
「シュマシラ」と「死神」も十分不気味でイヤ~な感じだった。
ラストの「じぶんち」はてっきりどっちかが死んでるパターンだと結末を先読みしたが、その予想を遥かに上回ってきたなぁ。とんでもないスケールの絶望を味わわされて言葉を失う。

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2022年03月03日

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ホラーが読みたくて購入。
タイトルとあらすじで即買いしました。
この作者さんは初めてですが、
自分が過去感じたことのある『なにか』への怖さが短編集のなかで取り上げられていてドキドキしながら読みました。

個人的に怖さとしては割とマイルドかな…?と思います。
でもなんとなく寝る前に読むとその世界観が出てきそうな、ふとした時に思い出しそうな話があり、苦手な人は苦手かもしれない。

ミステリ好きなので、
ラストに「あ…!!そういうことか!!」ってページを戻りたくなるような展開や「えっ!?そうなる!?」って展開を求めてしまった…(笑)割とストレートなオチ。

楽しかったのは『ひとんち』
印象的だったのは『シュマシラ』
怖かったのは『死神』
オチ予想を外してしまったのが『じぶんち』

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2022年02月27日

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ネタバレ

平凡な風景が一瞬で変わるというホラーは少ないですよね。

まさにその世界を味わいました。

澤村さんは短編の方が好きかもしれないです。

怖ったです((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

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2022年02月20日

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『ひとんち』『ありふれた映像』『シュマシラ』が特に面白かったが、『闇の花園』は先も読めるし、不気味さもあまりなく、落ちもあまり好きではなかったかなぁ。

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2023年10月03日

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澤村伊智さんの作品、短編は読みやすいです。
ホラーですがそこまで怖くはないかなと。
それぞれテイストが異なり、そうくるか、という
面白さはあるかなと思います。

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2023年06月27日

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1週間に同じ作家を2冊も読むつもりはなかったのです。だけど今年の初めにこんな本も出ていたのを知って、好奇心を止められず。おかげで「くらしマート」と「宝塚ファミリーランド」に再び入り込むことになりました。

全編近未来の話だった『ファミリーランド』よりもこっちのほうがジワジワ怖い。「ぼぎわん」に始まった著者は、なんだかぞわっとする平仮名4字を作るのが上手い。そのせいで「ひとんち」とか「じぶんち」まで嫌な感じに思えてくる。

映像が流れる店頭では思わず立ち止まって画面の端を確認してしまいそう。この表紙も相当恐ろしい。

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2022年12月02日

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【収録作品】ひとんち/夢の行き先/闇の花園/ありふれた映像/宮本くんの手/シュマシラ/死神/じぶんち
 理で解決されないので、ホラーは怖い。地続きのところに異世界が口を開けている感じがして、ほんとうに怖い。

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2022年06月11日

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世にも奇妙な〜の怖い話をぎゅっとまとめたような短編集。ゾクゾクする怖さというより、あとからじんわりくるような感じ。短編集よりひとつずつ長編で読みたい気はしました。

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2022年05月10日

Posted by ブクログ

日本人の情緒を感じる作品でした。どの話も解決したり原因が分かったりしないので、なんかスッキリしませんでしたが大変面白かったです。

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2022年05月08日

Posted by ブクログ

初めて読む作家さん。
ホラー短編集。
思ったほど怖くなかったけれど、「死神」と「じぶんち」がゾワゾワして好みだった。
期待を込めて他の作品も読んでみようと思った。

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2022年04月19日

Posted by ブクログ

他人の家とはどこかズレている。
それが本人にとっては些細なズレかもしれないが、世間からみたら大きなズレかもしれない。
少し背筋がゾワリとする作品だと思い、購入。

本作は短編集になっており、最初の作品は目論見通りだった。

だが、2作目と3作目は超常現象すぎて、ハズレだったか?と思ってしまった。
の後“日常‘’を題材にした作品にはなるものの、どこかズレている、といった恐怖心を煽るものではなく、そういう読み物、そういう世界として受け取ってしまった。
もう少し怖いものだと思っていたが、結構内容は合っていなかったのが残念である。
好きな人には好まれるタイプだと思う。

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2022年03月19日

Posted by ブクログ

ひとんち★★★
夢の行き先★★★
闇の花園★★
ありふれた映像★★★
宮本くんの手★★★
シュマシラ★★★★
死神★★★
じぶんち★★★★

心霊的ではないホラー短編集。どちらかと言えば怪奇小説・幻想小説と言った方が合っているかも。
どれも趣向が違いひとつひとつ楽しめましたが、個人的には「シュマシラ」と「じぶんち」が良かったです。
「シュマシラ」はもう少し話を膨らませて、長編としてじっくり作品世界に浸ってみたい感じもしました。
「じぶんち」は序盤から終盤ギリギリまでのストーリー展開は、雰囲気を含め凄く大好きでした。ただ、結末がこのオチかー、と少しだけ残念でした。

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2022年03月06日

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