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Posted by ブクログ
我が敬愛する狐狸庵先生!いいですね♪
24年前に週刊誌に連載されていたコラムがエッセイとして文庫化されたものですが狐狸庵先生独自のタッチで普遍的なテーマをユーモラスに書かれており今読んでも読み応えがあります。また中に面白い著書の紹介が散りばめられており手帳に書き留めました、古書店めぐりの楽しみも増えました。
題名どうり眠れない夜によい一冊でした。
読後感=面白くて眠れない・・・
Posted by ブクログ
作家さんのなかには個人的に信仰している、あるいはそこまでいかなくても信をおいている宗教を持つ人たちがいる。でも、そういうことが鼻につかない、それでいて物語のなにうまく溶け込んでいる作品を書かれる方は、希有のような気がします。遠藤先生もその一人。このエッセイには生や死について語られた項も多く、読みながら自分自身の内部と向き合えるのが本当によかった。/遠藤先生の書かれたホラー系の作品は怖いです。たぶん、人間の死について、あるいは人の心が感じる恐怖について、深く思索しているからなんだろうなと、このエッセイを読んでいて改めて感じました。
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遠藤周作の随筆。本当に眠れない夜に読みました。そしてほのぼのとした気持ちになれて眠りにつけたのでそんな力がある本だと思います。ユングの話に興味を持ちました。
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本当に眠れない時に買いました。笑。
遠藤周作の考え方は好きです。
ためになりました。
この著者のエッセイは非常にユーモアがあって読みやすいです。
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生と死についての話から仲人選びについてなど、色々盛り込んであるエッセー集。真剣に考えさせられる内容もあれば、「ぷっ」と吹き出してしまうものも。おもしろいです!
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『沈黙』の遠藤周作氏による自由な随筆(エッセイ)。生と死、人間と動物、趣味関心など、様々なテーマから自由に語られるエッセイは重苦しい『沈黙』と同じ著者が書いたとは思えないほど読み進めやすく、面白い。
超常現象や動物と人間の関係など、ははぁと思わされるテーマが多く、読んでいて非常に充実していた。
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地に足が着いている感じの人のエッセイが好きだ。
私が勝手にそういう本を読みたいときに選んでいる作家さんが
須賀敦子さん、城山三郎さん、司馬遼太郎さん、谷川俊太郎さんなどだが、
遠藤周作さんもそのひとりだ。
日々感じたこと・考えたことを綴っている文章だけれど、
そのまましっかりと一日一日を感じながら歩いていけばいいんだ、
と言われているようで安心する。
眠れぬ夜に、読みながら時を感じてみるのも良いと思う。
Posted by ブクログ
可もなく不可もなくまさしく眠れぬ夜に読むエッセイ。高齢者的な印象を感じる発言がありますが、真っ直ぐ歳を重ねているような印象を受けました。いくつになっても、自分の気になるものを勉強しようと思える人は溌剌としているんですね。
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気楽に読めるものから、深く心に響くものまで、1人の夜にパラリと開くのにぴったりだ。
著者の本を数冊読んで生い立ちを見てイメージしていた人物像とは全く違った。
好奇心旺盛な人柄がよくあらわれていた。
おすすめとしてあげられていた本も読んでみたいなぁと思う。
Posted by ブクログ
『沈黙』を読んで次に何を読もうかと物色していた時にこの本に出会った。
タイトルがいい。
しかし、内容の時代感、遠藤周作自身の価値観が思いの外軽くていい。
特に非合理的なものに惹かれるという話と準備をしなければ遊びにならないという話は好きな話だ。
Posted by ブクログ
これまた可もなく不可もなく、ただ現在なら炎上モノの内容多々ありのエッセイであります。ただエッセイって作家の本性を露わにするものとも言い切れないのかもしれませんなぁ。『沈黙』の作家だと言ってもピンと来ないですもの。
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作者があとがき風の「しめくくり」でふれていますが、人間の内側の分からない部分に興味を持った時期の作者が書いたエッセイであり、先に読んだ『鹿の王』のテーマの一つと奇しくも符合し何やら偶然ではなく、因果律のなせる技か。ユングの心理学にも少し興味を持ちました。
書いた時代から時が経て陳腐した内容はあるものの、全体として楽しく読ませていただきました。
Posted by ブクログ
面白かったのは、超能力の話。頭の中に森が浮かび、動物に話しかけると回答を教えてくれるというのが良い。面白いエピソードもあったが、忘れてしまった。
Posted by ブクログ
一度読んでいるのに覚えていないものだな。と、思いながら読んでいたら、一度読んだ本の内容を忘れているのは老人のボケだと書いてあった。そうなの?本当に〜?