【感想・ネタバレ】風が強く吹いている 1のレビュー

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駅伝好き

走るってやっぱり良いですね。

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2022年06月16日

Posted by ブクログ

これはいい。
小説原作のコミックとしては、かなりの完成度じゃないかな。小説を読んですぐに風強ファンになって手に取ったから、コミックを見る目は厳しかったと思う。けど本当に、いい。

原作の風強の良さを決して壊していないのに、コミックス版独自の視点で掘り下げられた新しい風強の世界をうまく作りあげている。
特に、東体大をただの悪役にしなかった所に作者の技量を感じる。榊は本当にいい子だし、向井くんの『お前は箱根走れよ』ではもう涙が止まらない。古賀も松平も朝倉もマルさんも、それぞれエピソードがいい。持田もなかなか(笑)
六道大の藤岡も小説よりもキャラに深みが出ていて、力強い存在になっていた。藤岡の話す高校生の頃のハイジさんとの話もいい。ハイジさんとお父さんの関係がただの確執ではなかったからこそ、走がハイジさんにとってどれだけ眩い光だったかが分かる。

そしてアオタケメンバー。
確実に成長していく、食いついていこうとする王子はすごくかっこいい。
ムサの2区は箱根で走る、ということが伝わる区間だったと思う。箱根での〈雰囲気に飲まれてしまう〉がどういうことなのかよく分かって怖かったし、だからこそ、そこから抜け出した走りは見ていて気持ちよかった。
ジョータの兄ちゃんな一面がかっこいい3区とジョージの焦りに息が詰まる4区。
そこから、山登りの5区。この5区では神童の強さと、アオタケの絆が伝わった。この区間は、読んでいるだけのわたしが何故か苦しくなってしまう。
復路までの一夜もまた、イチ押しシーンがたくさん。
ユキが走る6区は原作でも大好きな区間。それが漫画で読んでみると、更に魅力増強!坂道の怖さとそこを迷いなく駆け降りるユキは本当にかっこいい。原作の『ここはずいぶんさみしいところだねカケル』で感じたぞっとするほどの美しさが真っ直ぐに表現されていてすごく嬉しい。音楽好きなクラブに行くオシャレ男子感のあるビジュアルもよかった。
ニコチャンは陸上を諦めてしまった経緯と心情を丁寧に描写されていて、再び走り始めることが出来た喜びを思うと切ない感動でいっぱいになった。
キングのキャラが変えられてしまったのは残念だったけど、みんなが走るからではなく走りたいから走るになっていくキングの変化は見ていてなんだか嬉しい。
カケルについては、始めに万引きをしている設定が変えられていないのがよかったと思う。カケルの心が少しずつ解れていくのも、成長したカケルのかっこよさも本当によく描かれている。箱根の9区でのゾーンに入ったシーンの表現も速さを感じるほどうまくてゾクゾクした。
9区を駆け抜ける走を待つハイジさん、襷を繋ぐシーンと二人の笑顔を見て、感極まって涙が零れた。
ハイジさんは漫画を通して、アオタケのお母さんっぷりやしたたかさと脆さがきちんと描かれていた。10区ではレースの展開やハイジさんの心身の状態やメンバーの絆、すべてが見所。ただ一つ、千切れて弾けるようにゴールして右腕をあげる圧倒的な瞬間は変えないで欲しかったと思う。
エピローグは、原作でのハイジさんの「おかえり」がとても好きなのだけれど、作品としては漫画のほうがうまいと思った。どちらもとてもいいことに変わりはないけれど。

気持ち悪いくらいの長文になったけれど、この漫画は本当に素晴らしい。

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2012年09月17日

Posted by ブクログ

原作を少しイジってるので
原作とはまた違った楽しさがありますね^^

キングは原作通りが良かったですけど^^;

小説を読む前に漫画を読めば
小説を読むのが苦手な人も楽しく読めると思います♪

小説も漫画も映画も最高すぎます!!
風強大好き≧▽≦

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2011年10月21日

Posted by ブクログ

全6巻。6巻目が2009年末に出て、その時に買い損なってしまったら、2010年7月に再販されるまで、ずっと入手不可だったというシロモノ。散々待たされて、その分期待が高かったからというのでなく、これは小説原作のコミックスとして凄く出来のいい作品だと思う。
原作派の私にとって、映画は正直ガッカリさせられた。主演の二人とアオタケのキャスティングについては、かなりいい線をいったと思っているし、小さな場面作りは原作のイメージを壊さないように気を使った跡が見える。でも、全体を通してみると、要するに何が言いたかったのかわからない映画だったと思うし、感動もなかった。ラストを捏造しているのも、なんか意味が分からなかった。まとめ方を失敗したムリムリのダイジェスト版みたい。あと、ライバル役二人の体型が、あれで長距離ランナーを演じるのは無理だと思ったのも大きいかも。
対して、コミックスの方は、原作がありながら、そして原作の筋を過たずに追いながら、もっと深く詳しく魅力あるキャラ造形に踏み込んでいて、特にライバル東体大のメンバーなど完全にコミック作者のオリジナルでありながら、コミックス版カゼツヨの世界にぴったりはまりこんでいる。そして何よりアオタケのメンバー10人全員をしっかり描ききり、なおかつ、作者なりに言いたいこと、メッセージが強く読後に残される。
90分の映画とコミック6巻では尺のハンデがありすぎかもしれないけれど、6巻分にするためにコミックス作者が費やした時間や練り上げたキャラやシナリオのことを思うと、金がかかってるのは圧倒的に映画だとしても、コミックスを10回読み返した方が私としては満足感が高いと思う。
原作の小説も素晴らしいけど、コミックス版も素晴らしい。こんなイメージでカゼツヨが生き生きと描かれるなんて、物凄く意外で物凄く嬉しい。

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2010年07月23日

Posted by ブクログ

原作素晴らしすぎたので、読むの渋ってましたが、こちらも素晴らしかった!これほどに熱くなるマンガに久々に出会いました。キャラクターがみんな生き生きしていて、読んでてすごくすごく楽しい作品です!

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2010年02月19日

Posted by ブクログ

毎週ヤンジャンは見ていたにも関わらず、なんとなく(キャラの区別がつかず)読めずにいたのですが、相方がまとめ買いしてきたのを読み始めてみたら4巻まで一気読みしてしまいました。(思わず連載中の今週分を読んでしまい、一部結果を知ってしまった^^)
自分がスポーツしないので、この努力とか苦しさとか、本当には分からないけれど面白いです。
"一瞬の風になれ"も良かったし、陸上モノ流行ってるのかな。
今日、原作が文庫の新刊で出ていて即購入してしまったのですが、読んじゃうと結果が分かっちゃう・・・と思って読むかどうか迷い中。(←バカ)(2009.7.1.)

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

初めて出会ったのは週間ヤングジャンプに連載されてた頃。
月刊に移ってから待つのが長くなってしまって,耐えられなかったのをよく覚えている.

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2010年10月08日

Posted by ブクログ

原作者の三浦しをんが自身のブログで激賞していたので買ってしまいました。原作買ってないので、読んでからと思ってたのに!(結局その後文庫化待てずに原作購入。)駅伝ど素人たちが箱根駅伝を目指す物語。テーマ、絵、ストーリーがかなり好みにはまりました!カケルがかわいい・・・野良犬が懐いてきた!みたいな。(原作とは結構性格違うけど)オリジナルの部分も、うまく原作を補完していていいです!

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2018年09月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

全巻読み終わった感想として、
原作にはなくても続編が読みたくなる…
そんな作品でした。
素人集団が駅伝に挑戦というのはあり得ない
展開ですが、それと分かりつつ楽しく読めてしまいます。
マラソンがメイン+女子が少ないので、
恋愛面はやや内容が浅くそこはちょっと残念です。
突然告ると言われても…そこに至るまでの過程が
あまりなかったので、スミマセンが「?」でした。

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2013年12月22日

Posted by ブクログ

三浦しをんさんの原作が気になっているのだけれど、活字を読むには時間が足りないので、同じように高評価のこちらを先に。
(と言いつつ、古本屋で5巻までしか揃わなかった。。。最終巻は近いうちに入手するつもり)

ハイジの憑き物が落ちたようにまっすぐ突き抜けた笑顔に撃ち抜かれてしまった。
カッコいいな、ハイジ。
個性的すぎるメンバー10人で、本当に箱根を走りきることができるのかな。
続きが楽しみだ。

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2012年05月31日

Posted by ブクログ

陸上競技長距離が題材の数少ない漫画。
夏合宿後、すっ飛ばして箱根駅伝予選会という打ち切りモードに入ってしまった点が非常に残念。
中高で長距離をやっていた自分としては、数カ月練習したくらいで5000m15分で走れるとかねーよwwwと思ってみたり。

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2010年10月09日

Posted by ブクログ

原作が良かったので、自分としては珍しく漫画にも手を出してみました。・・・って、最初は表紙の絵からすると自分の趣味に合わない絵かなぁと思っていたのですが。本文は全くそんなことなかったです。
スピード感や人物像、脳内想像を補完するに余りある描写です。原作と違うところもあるけれど、気にならないし、ハイジがかっこいいのが一番です!(笑)

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2010年01月14日

Posted by ブクログ

別に紹介している小説のメディアミックス漫画作品。
少年漫画らしく、原作の少年よりギャグ風味も強く、
キャラクター達は漫画ナイズされていますが、
肝心の肝の部分はきちんと表現されています。
小説はちょっととおっしゃる方におすすめ。

個人的に漫画版の神童はかわいい。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

マンガ版は「弱虫ペダル」みたいな王道スポーツマンガ。
映画版とはまた違った「竹青荘」の魅力が見えてきた。

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2014年06月10日

Posted by ブクログ

三浦しをん原作のマンガ、見ることができました!
まだ2巻までしか見てないけど、もおハマってしまいました。

2007年度の本屋大賞 第3位 の小説とのことです。

三浦しをんの独特なスタイルのストーリー、お気に入りです!

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2012年06月18日

Posted by ブクログ

箱根駅伝を目指す物語。登場人物らのひたむきな努力、溢れる才能、深い友情、爽やかな感動。そういったスポーツもの必携の要素がちゃんと詰まった作品。なかなかいいよ。

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2010年01月05日

Posted by ブクログ

やはりお正月は箱根駅伝。
ということで買ってみました、漫画版「風が強く吹いている」

メディアが違うと演出も変わってくるというのはよくあることです。原作の小説は三浦しをん作品で一番好きな作品なので、どうしても違和感が出てきちゃうんだけど、それは仕方ないですね。
まず、小説より展開がかなり早い。
そんなに早く箱根駅伝を目指すことにみんな納得しちゃってイイの!?みたいな早さ。
そして走(かける)の性格設定が結構違う。よく喋る。
でも漫画だし、喋らなければなかなかストーリーを動かしにくいのかな、とは思うので許容範囲ですけど。
ユキ先輩の外見がイメージから大きく違ったかな。もともと書籍版のカバー絵のイメージなので、こんな優男じゃなかったというか、テニスの王子様の乾先輩がワタシ的にはユキ先輩にジャストフィットだったんだけど(笑)

原作小説で好きなところは、全10区を丹念に描いていてそれがまた面白いんですが、漫画だとどうなんだろう。同じ様なページ配分だとちょっと冗長になりそうだし、でも箱根駅伝本番こそこの話の醍醐味だろうし。ふむ。

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2010年01月03日

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