【感想・ネタバレ】最高のコーチは、教えない。のレビュー

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Posted by ブクログ

引っ張っていくコーチや監督が多そうな野球界の中に、時代に合わせた柔軟な考え方を持っているのがこの吉井監督であるということがよくわかる本だった。
選手も人間であること、コーチングに終わりはなく日々成長する気持ちが大事であること。
心に刻んでおきたい内容だった。

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2024年04月28日

Posted by ブクログ

コーチの仕事は「教える」のではなく「考えさせる」こと。 
ティーチングでは師匠を超えられない。
(基礎習得まではティーチング必須。例:名刺の渡し方)

コーチは選手のタイプに沿った指導が必須。
答えを教えてはいけない、自ら考えさせる。
そのためのやり方は千差万別で答えはない、今後も変化し続ける。それでも目指す姿は明確に一つに定義される。

究極のコーチ像は、選手が何でも1人でできるようになり、傍目から見るとサボっているようにしか見えないコーチ。
相手が自走できるように伴走者になる、というコーチングの原則を学べた。タイトルとも紐付きです。
(最高のコーチは教えない)

【実践編】
コーチングの基礎は①観察、②質問、③代行。

①観察の一手段、本人の周りから情報を得る。
②質問で言語化能力を把握する。
相手が自己客観視できるような質問がベスト。
(言語化能力を伸ばすように努める)
主体性を尊重し、信頼関係を築く。
③代行は、相手の視点に立って共感した状態で言葉を伝える。相手に憑依してコメントする。

【定義編】
目的は、何をしたいか、何をするべきか、どのような状態になりたいか。
目標は、目的を達成するためにクリアしなければならない行動や成果。
課題は、目標の行動や成果の障害となっている状態や行動。

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2023年12月09日

Posted by ブクログ

元・プロ野球投手であり指導者である吉井理人が自身のコーチング理論をまとめた一冊。
スポーツコーチングに関わらず、
ビジネスコーチング、教育業界のコーチングにも
通ずる部分があり、入門書としても最適。

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2023年10月12日

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一方的に教えることの限界を感じた吉井氏がコーチングを学び、実践していることについて。
本書では教える/指導するという言葉は度々用いられる。
ティーチングには限界があるのは事実だが、それそのものは誤った関わり方ではないからだと思う。
吉井氏が教えるのは技術や経験ではない。
選手が自力では知り得ない情報の提供や、選手自身へのフィードバックを「教える」と形容しているに過ぎない。
これは日本語の意味の広さであり狭さだと思った。

本書のあとがきにある、
「選手のタイプは無限だ。指導方法の引き出しを怠ることは、コーチとしての存在意義を放棄することになる。コーチが学ぶことを辞めたら、教えることを辞めなければならない」
という言葉は、首がもげるほど同意したい。

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2023年06月01日

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野球界やスポーツ界でのコーチングがビジネスと結びついているとは知らず、その点で感銘を受けた。
コーチとしての心構えや、自分が直さないとと感じていることに関してズバッと切り込んでくれるので、コーチとしてつまずいたり、日々コーチングで我慢ができない時に読み直して、叱ってもらいたい。

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2024年03月20日

Posted by ブクログ

教えると成長が止まる
コーチは絶対に答えを言ってはいけない
選手に自分の言葉で語らせることに徹底的に意識的にならなければならない。

やれとは言わない
ほな、やりなはれ
いっとこか

できるけどやらないタイプ、やられた時のダメージを考えるとやらない方がいいと考えるタイプが、
僕の考えるネガティヴな選手と言える
→即トレード

質問は余計なことを話さないように注意する
今日のピッチングは自己採点で何点だった?
今日のピッチングで良かったところは?
逆に悪かったところは?
失敗したところはどこ?
失敗したところに戻れるとしたら、どういうことをしたい?
それをするために、何か準備をしておいた方が良かったと思うことはある?
それらを踏まえて、次の登板に向けて何をしようと思う?


質問の狙いは自己客観視させることと信頼関係の構築

こういうやり方もあるけど、選ぶのはお前だ



目的、目標、課題を設定できないと、プロフェッショナルとして成功できないと断言してもいい
これらの3つの指針を的確に設定できないと、何も考えることなくなんとなく働き、特筆するほどでもない成果をなんとなくあげ、いつの間にか現役が終わっていく。

上司と部下の通訳をするのもコーチの仕事

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2024年02月27日

Posted by ブクログ

・ティーチングとコーチング
・質問とヒアリングにより自ら答えを導き出すサポートを行う=コーチング
・相手のレベルに合わせてティーチングとコーチングを使い分ける

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2024年02月05日

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日頃のマネジメントに活かせないかと考え本を手に取った。
スポーツもビジネスも同じことに悩んでいるコーチがいるのだと勇気づけられると共に、大変参考になった。
また、自分は管理職としてまだまだであると感じずにはいられない…

アドバイスは絶対しない
相手に考えさせる、答えを教えるのは相手の成長を止める
自分の言葉で言わせる
コーチの発言力を意識する
スキルの向上と人間的な成長
考えさせてできるようにさせるのが仕事
→できないのは相手のせいではない!職務放棄である。(その通り…)

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2023年08月20日

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全く野球に興味は無いがピッチングコーチの仕事とは何かを通してビジネスにも通用するコーチ論の展開。まぁビジネスの方は結構無理やりな感じがあるけど、全てを教えるティーチングではなく、ヒントを与えて当人に考えさせるコーチングは同じ。野球でもコーチはピッチャーのフォーム改善とか教えてるとのかと思ってたけど、違うらしい。何事も自分で考えるのが大事。ピッチャーを潰してしまったエピソードとかは生々しいしい。考えて貰うためにはよくその人を観察する。リーマンとして優秀な部下を自論でダメにしない様にしなくては。。。

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2023年06月25日

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ネタバレ

■学んだこと:コーチングには観ること、代行が大切。
■アクション内容:メンバーを観るための工夫をする。(他の人から聞く、観る場を作る)。面談の前に代行の時間を作る。

コーチングについて、新たな視点で学ぶことができた。
特に、心に残ったのは、コーチングは観ることと代行が大切ということ。

観るための工夫は様々ある。その人の行動、言動を観ることも大切だが、周囲の人から様子を聞く、またその人の行動が見れるような場を設定する。根本にあるのは関心だろう。

また、代行の重要性について語られていた。これも勉強になった。その人の立場になって考えようとすることで、100%は難しくても、50%、60%と近づいていける。

全般的にコーチングはその人に向かう関心、つまるところ愛が重要なんだと学べた。

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2023年05月16日

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プロ野球選手として、コーチングを学ぶ大学院生としての経験が活かされたコーチ業。まさにかくあるべし、と思った。いかにその気にさせるか、持ってくか。ビジネスマンにも参考にできる点は多い!

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2023年05月11日

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プロ野球におけるコーチ業の変化がよく分かりました。それには、大学で理論を学んで現場に持ち込んだ吉井さんの影響も大きかったのではないでしょうか。
ビジネスの場でも活かせそうな心得がいくつもありました。
吉井さんは現役時代からクレバーな投手という印象があったので、投手時代の暴れっぷりには驚きました(笑)

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2022年09月21日

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指導する側と、指導される側。
日本には、強く存在しているそんな関係だ。受け身の姿勢では、人は育たない。
どのようなスタンスで、関わっていけばよいかということへの考えるきっかけになる一冊。

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2022年01月06日

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吉井さんの選手としての経験と失敗が生かされていて、コーチングの理論だけにならないところがわかりやすかったです。
野球好きにはいいですね。
改めて私にはコーチングって難しいなと思いました。
・自分のパフォーマンスを言語化
・自己客観視を繰り返す
・考える癖をつける
こういったことは自分でも苦手だもの。
今考えてみると野球をしていた息子への私の声かけは最低でした。

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2024年02月29日

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人から薦められて読んでみた。なるほど!と思うんだけど、私の脳みそではサラリーマンへの応用の仕方がイマイチ、ピンとこず、活かせそうにない。ダメな奴は戦力外通告したい…。

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2024年02月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

吉井さんは和歌山出身なので以前からウォッチしていたのですが、
23年のシーズンはロッテを率いて、ドラマチックな試合あり崖っぷちからの起死回生あり、やはり凄い指導者だなーと思い、
少し前の著作でしたが一冊読んでみました。
プロ野球と会社員とでは世界は全く違いますが、参考になる部分もありました。
コーチは中間管理職、というところは興味深かったです。

以下、印象的だったところ。
・試合後のミーティングではコーチが手帳を出して選手の前に立ち「あの場面の投球は…」と一方的に教えるのは常識だった。選手は深く理解しようともせず「分かりました」と言って終わる。ではなく、コーチが教えるのではなく選手たちだけで試合を振り返させる。試合に登板しない選手を記者役にする。登板した選手には自分を客観的に振り返る訓練になり、記者役の選手は自分が登板しなくても試合のポイントを見抜く訓練になる。(p.11)
・野村監督のつぶやき「ミスは怒らない。本気でなかったり手を抜いた時には怒る。」(p.54)
・指導と育成。指導はスキル・技術・専門知識。育成は心理的・社会的な成長。相手の性格やレベルに応じてオーダーメイドで計画を作る。(p.66)
・課題を設定し成長のスパイラルを作る。課題設定のポイントは、課題を解決するための要素が全て自分でコントロール出来るもので構成されていること。(p.70)
・コーチは答えを言わないよう徹底的に意識。本人の言葉で語らせるを徹底。若い選手から正鵠を射た内容は返ってこない。それでも何度も質問を繰り返し自分の言葉で言わせることに意味がある。(p.84、180)
・プロ意識とは、自分のパフォーマンスを上げるための思考・行動を、全てのことに優先させること。(p.90)
・まず観察、次に質問「何をやりたいか」「どう思っているか」。そして代行。どんな方法がいいか選手になりきって考える。(自分の経験を話すことは代行ではない。)(p.140)
・本人に聞くのではなく周りの選手やスタッフにそれとなく訊く。本人の情報にはバイアスがかかっていることがあるから。(p.145)
・コーチの仕事は殆どがコミュニケーション。強いストレスに晒されるコミュニケーションに耐えられなければ仕事にならない。(p.172)
・目的・目標・課題の違い。(p.189)
・どんな答えが出てきても否定しないこと。自由に考えさせ自由に言語化させる。それによって思考力が伸びていく。(p.200)
・「チームのため」に潜む犠牲の精神。個人が犠牲になっている。チーム・組織は一人ひとりの集合体。個人の成長なくしてチーム・組織は成長しない。(p.220)
・コーチは中間管理職。監督の指示と選手がやりたいことの橋渡し。(p.235)
・1か月のノルマを達成できる人は少なくないが、何年にも亘って達成し続けられる人は殆どいない。だからこそ、それが出来る人はエースと呼ばれる。(p.242)

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2024年01月28日

Posted by ブクログ

サーバントリーダーシップにも通ずるところがあったように思います。良いコーチと出会える機会はそう多くはないけれど自分が逆にそうなれるように頑張る&気をつけたいと思います。

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2024年01月02日

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