生きづらさがテーマの物語と思って読むと、予想を裏切られる展開に…!!
主人公は、毎日生きづらさに絶望している諫早依知(いさはや いち)。
ある日彼女の前に同級生を名乗る正木蒔人(まさき まくひと)が学生時代のお礼を言いに現れます。
ですが依知には全く心当たりがなく…。
女性ならではの生きづらさエピソードとして、仕事でインタビューをした男性の映画監督と上映会で再会した際、一緒にいた蒔人が依知と同じことを言っているにも関わらず反応が全く違っていたり、依知に対しては服装のことしか覚えてもらっていなかったというものがあります。
その他にも女性にとって“あたりまえ”となっている“生きづらさ”で依知は少しずつダメージを負っていきます。
マイペースな蒔人に対しイライラをぶつけてしまう依知ですが、彼も生きづらさを抱えている人だったのです。
女性としての生きづらさと戦っている依知や、イレギュラーな事態に弱い蒔人など、多様性が叫ばれる現代にマッチしているキャラクター達に注目いただきたいですが、そんな生きづらさを感じている人たちのライフスタイルマンガと思って読み進めると衝撃の展開が待ち受けています。
ラブストーリー・お仕事マンガ・トレンディな物語・ミステリと、色々な切り口から楽しめる作品です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
発売当初からとても気になっていて、最近やっと購入できた作品。 (1.2巻 日を開けずに購入)
1巻からもうこの作品に出会えたことが嬉しくて仕方なかった。
1巻で主人公の言う「いいよね あんたらはあんたらの事だけ考えてりゃいいんだから あたしたちはあんたらの事まで考えておかないと死ぬかもしれないっていうのに」というセリフと2巻の「あたし達が選ぶべきだったのは笑顔じゃない 怒りだった」というセリフが特に突き刺さった。
2巻のヤマシタトモコと作者との対談も全てが愛おしかった。
愛してる!