【感想・ネタバレ】灼熱のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

戦争が齎した日本人同士の無駄な闘い。
戦争が終わっても、10年近く戦争が続いていたことを知ることができた。
教科書では学ぶことのできない、ブラジルでの勝ち負け抗争…
最後の参考文献や現地取材など、著者とこの作品に関わる全ての方の尽力に敬意を!

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2024年02月04日

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ネタバレ

大戦直後、ブラジルの移民社会で起こり同胞の間で多数の死傷者を出した勝ち負け抗争を舞台にブラジル移民がブラジル社会に根付く初期の過程を主人公達の物語にのせて描く。骨太な社会派小説で、その作風は得難い。主人公たちの物語性もよく、里子が志津を赦すラストあたりはどーしても泣ける。主人公は勇とトキオ。長編。

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2023年10月05日

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舞台はブラジル。大正時代からブラジルに移民してきた人達の話。

主人公は勇とトキオ。物語は2人の目線から進んでいきます。

ブラジル移民の子供として、ブラジルで生まれて育ったトキオと、日本で生まれ、ブラジルに移住してくる勇。

弥栄村という、ブラジルの殖民地で出会い、親友となります。

そこから戦争が始まり、遠く離れたブラジルにもその影響が。

終戦になるも、戦争に勝ったと思う派と、負けたと思う派が別れて争いに。

テーマは、認めてしまう事の恐怖だと思います。

戦争に負けたと、何となくわかっている。でも、それを認めてしまったら、自分は?家族はどうなるのだろう?という恐怖。

そして、移民してきた事が間違いだったかもしれないと思ってしまう恐怖。

長い話でしたが、別の視線から戦争を知ることができ、良かったと思います。

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2023年08月28日

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1934年、ブラジルの日本人入植地「弥栄村」で出逢った沖縄生まれの勇とこの地で生まれ育った日系2世のトキオ…2人は無二の親友となる…。その後、太平洋戦争が勃発…1945年に終戦を迎えるも、ブラジルでは「日本は勝った」と信じる「戦勝派」と敗戦を認める「認識派」の「勝ち負け構想抗争」が勃発…、勇とトキオも巻き込まれていく…。

圧巻のストーリーでした。「もうひとつの戦争」と言っても過言ではないと思います。実際に当時あったんですね、知りませんでした…。でも太平洋戦争って、こういう思想が当たり前にあってそれを信じて疑うこともない…そんな時代があったと思うと怖くもあり、でもそれだけ日本って気高い国民性を持っていたんだなって…そんな風に感じました。そして思うのは、今は??なんだか…いいように流されてしまっているんじゃないかなぁ~とか、思ってしまったり…。この作品では、このストーリーが描く時代背景と、あと勇とトキオの友情の行方が一番の読みどころかな…この作品を手に取れて、知らなかったことを知ることができ、よかったと思います。

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2023年05月07日

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舞台も内容も登場人物も好み。
よくここまでの内容を丁寧に描写してくれた。
知らない歴史を知ることが出来たのも良かった。

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2022年12月10日

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人間は自分に都合の良いことを信じてしまう。その信じたことを否定する他人を排除しようとする。それを象徴する事件が第2次世界大戦直後のブラジルで起きた「勝ち負け抗争」だ。

ブラジルに移住していた多くの日本人が、日本は戦争に勝ったと信じるグループと負けたと信じるグループに分かれ、対立。多くの死者が生じる武力抗争にまで発展した。

本作品はこの事件に巻き込まれ、かつての友情を失い、敵対することになってしまった青年たちの物語。故郷から遠く離れた地で、協力して暮らしていたはずの日本人が不確かな情報によって、醜く争ってしまう史実と謎の老婆をめぐるミステリーがほどよくミックスされた歴史小説だ。

こんなことで争うなんて、昔の人はおろかだった。確かな情報を簡単に手にできる今の時代はすばらしい。なんて、思うかもしれないが、現代だって宗教や強力な主導者をすんなりと信じて、極端な行動を選択するものはいくらでもいる。信念を前にすれば、人間は簡単に分断される。ただの昔話とは思えない恐ろしさがある。

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2022年11月30日

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ネタバレ

日系二世としてブラジルで生まれ育ったトキオと日本からの移民としてブラジルに渡った勇。親友となった二人は終戦を勝って迎えたと信じるか、負けて迎えたと信じるかの二択によりブラジルにいる全ての日本人と共に分断されてしまう。日本にアイデンティティがあるからこそ生じた分断だ。

親友として同じ想いを共有しながらも、真逆の思想を持ってしまった二人の戦後数年の生き様が見所だった。

終戦記念日を迎えたばっかりの今の時期にぴったりの本なので、是非おすすめしたい。

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2022年08月19日

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普段は、TVドラマってあまり見ないのですが、昨年1月たまたまチャンネルを合わせた「その女、ジルバ」になぜかハマってしまいました。池脇千鶴の40歳になった女性の自信の無さを描く捨て身の演技がすごかった…不惑女性の惑いまくりの人生が少しづつ変わっていく小さなスナックを舞台にしたファンタジーなのですが、そのお伽噺(?)に厚みと深みと苦みを与えていくれるのが、ドラマには登場しないスナックを始めたママ、ジルバの人生。ブラジル移民が戦後帰国したという設定で、日本の終戦を受け入れるか入れないかの「勝ち負け抗争」も彼女の人生の大きな出来事になっていました。戦勝派、敗戦派のことはそこで初めて知ったのですが、本書はその争いをテーマにした骨太なエンターティメントです。作者は「凍てつく太陽」で初めて知った人ですが、共通して日本という国のギリギリの境界線で、日本人のアイデンティティの不確かさを描いています。アイヌ民族、ブラジル移民、彼が選ぶテーマには日本が考えずに放置していた問題が逆噴射しているような熱さを感じます。1945年8月15日を敗戦とせず、終戦と呼び「一億総懺悔」として責任を過去のものにしてきたことが、はるかかなたのブラジルでは勝ったのか、負けたのか、お互いを殺し合う抗争になる、まるで内向きの目線で事を済まそうとしている戦後日本に対して、そんな訳にいくか、と暴れているようです。今年、沖縄復帰50周年でいろいろメディアでも取り上げられていますが、お祭りではなく、きっともっと向き合わなくてはならないのでしょうね。

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2022年06月28日

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小説であるが、ほぼノンフィクションである事に驚き。
実際にブラジルで「勝ち負け抗争」があったようであるが、当時の日本の情報断絶の状況は想像に難くない。横井庄一さんや小野田寛郎さんのように30年近く経ってから日本の敗戦を認識した例もあるくらいだから。
逆に情報過多の現代もフェイクニュースが溢れ、またロシアや中国のように自国有利な情報以外は遮断される状況においては、判断が難しいとも言える。
現代の日本においても、為政者や悪意ある者の恣意的な情報操作に惑わされずに、様々な情報を元に冷静に判断出来るようにしていきたいと思う。

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2022年03月05日

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ネタバレ

手に取った分厚さに圧倒され、知らなかった歴史に驚き、勇とトキオの友情に熱いものが込み上げる。戦争の引き起こす悪は戦った兵士たちや蹂躙される故郷だけでなくこのようなところにも及んでいたのだ。
丁寧に書き込まれた心理描写、匂い立つような自然風景、ブラジルの空気も感じた。読み始めるとあっという間。みんなに読んでほしいです。

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2022年02月26日

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ネタバレ

明治維新以降の近代化で人口が急増した日本。政府は食い詰め者を海外に棄てるがごとく、ブラジルへの移民政策を進めた。長子相続を原則に家督を継げない者たちの多くが新天地への希望を抱き、一時的な出稼ぎのつもりでブラジルにやってきた。
だが、待ち受けていたのは、粗末な住居と低賃金での過酷な労働という現実だった
1908年、笠戸丸による移民以来、毎年のように日本人がブラジルへやってきていたが、ブラジル政府は1937年、ヴァルガス大統領が新国家体制を敷き、移民の受け入れを制限するようになった。
この小説はその直前に移民してきた沖縄県出身の勇とブラジル生まれの二世であるトキオという少年が出会い、やがて太平洋戦争後の勝ち組、負け組の騒乱にまき込まれる話を描いたものである。
ブラジルには約20万人の日本人が住んでいたが、その大半は祖国の敗戦を知らず、知ってもそれを信じなかった。無敵の神国・日本の勝利を信じる「戦勝派」、「信念派」に対し、都市部に住みポルトガル語を理解する少数者は日本の敗戦を認識し「敗戦派」、「認識派」と呼ばれた。両者による混乱はテロによる殺人にまで発展し、日本人同士が憎しみ殺し合うという悲惨な状況が続いた。
勇とトキオは幼い頃から友情を温め、武術などでよきライバルでもあった。だが、そんな彼らの仲は指導的立場にある移民者の企てによって引き裂かれる。首謀者は、トキオの父が経営する農園で作る薄荷が米国で軍事利用される敵性産業だと決めつけ、勇たち労働者をあおり、農園の一部を焼き打ちさせる。
トキオたち家族は都会へ移り、残った勇たちとは亀裂が生じ、終戦後、結果として、トキオ側が「敗戦派」勇側が「戦勝派」に別れてしまう。
勇は、首謀者の陰謀に翻弄され、ついに殺戮の修羅場へと導かれ、トキオと対峙することになる。
本作品には、ブラジルへ渡るには赤の他人も含めた構成家族を作る必要があったこと、日本人が低く見られたり、移民者の間では沖縄人が蔑視されていたこと、男たちの影に隠れ必死に生き抜いた女性の存在があったことなど多くの史実も込められている。
また、終盤の息を飲む闘争シーンといい、時が移った後、ある人物が老婆と交わす後日の会話から判明する意外な真相といい長編ながら飽きることなく読み通せる素晴らしい作品だった。

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2022年01月10日

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凄かった。今まで読んで(知らされて)きた歴史は何だったのかと、今更ながらの無知さを恥じるばかり。あるメディアで、戦争は軍人ばかりでなく、狂信的な国民の後押しがあったから〜と言う様な事を知ったが、正にこんな事がそこかしこであったのかと戦慄と共に660ページ超えを一気に読んだ。
1人でも多くの人に読んで欲しい一冊。

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2021年12月28日

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戦前から戦後直後までのブラジルに移民として渡った人たちの苦労を描く前半。後半は、日本が戦争に負けたと知る人たちの、負けてないと主張する人たちの強烈な抗争を描く、ドキュメント風小説。

分厚いのに一気読み。参考文献を見ると、どうやら抗争は事実あったことらしい。情報を捻じ曲げ曲解したり、自分の都合の良い方に解釈するのは、洋の東西を問わず、またいつの時代でもやってしまうことなのだろう。

歴史的に何があったか知る知識小説でもあり、また親友だったトキオと勇がなぜ対立するようになり、それがどうなっていくかを読むエンターテインメントでもあった。

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2021年11月08日

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戦後ブラジルの日本移民を二分した「勝ち負け抗争」事件が題材。あの「凍てつく太陽」と同様骨太でエンタメ性も高く、何より史実の重みを感じる、期待通りの新作だった。8・15以降、満州、東南アジアや北方領土だけでなく、地球の裏側ブラジルでも“戦争”は続いていたという事実、いつの世も変わらないデマの怖さを今改めて思い知らされる。600ページ超の大作だが冗長さはない。特に分断が進む第2部からの展開はスリリングで、ミステリー的要素もあって一気読み。最後は胸が熱くなった。葉真中作品にハズレなし!

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2021年10月25日

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人の愚かさ、否、戦争の愚かさに何度も叫び出したくなる。垣根涼介さんの『ワイルドソウル』とは違った切り口のブラジル移民の物語。1940年代、日本は戦争真っ只中。ブラジルの田舎の集落で移民となった日本人たちにはなかなか戦況が入ってこない。遠く離れた異国でも大和魂を持ち続ける勇とトキオの2人の青年。やがて戦争が進むにつれ、2人の仲もすれ違い思わぬ方向へと進む。デマ拡散・同調圧力・妄信・視野の狭さが生む自滅、今でも学ぶことが多々あった。勇とトキオの複雑な男の友情も心に響く。ほとばしるような熱さを感じる大作だ。

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2021年10月13日

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力作だ。巻末の資料の数を見るだけで膨大な量の資料と格闘したのがよくわかる。
戦前、戦中、戦後のブラジル移民たちを描いた小説だが、さすがの葉真中顕、そこにミステリ的な要素も加えて圧倒的な小説に仕上げている。
日本は勝ったのか、負けたのか。遠い異国の地でそれを知った人々はどうしたのか。
人とはこんなにも脆く壊れやすいのかと怖くなった。読み応えのある作品だ。

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2024年04月20日

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ブラジル移民と戦争の話。
同じテーマだと垣根涼介のワイルドソウルがあるが、あちらは1960年代から話がスタートするのに対し、こちらは戦前から始まる。殖民地を開拓し日本人村を作り、そこで生まれる交流。日本の敗戦を信じず、日本は勝ったと信じ込む人たちと、敗戦を認識していた認識派。両者の抗争に巻き込まれる親友同士、、

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2023年09月17日

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ネタバレ

「ブラジルに取り残され、国に棄てられたと悟ったあのとき、変わったんじゃないでしょうか」志津が語る。男の人は志が無に帰しただけ、女の人は”悪魔”になって守ったのに。そんな思いが伝わる。

明治以降の海外移民政策。ブラジルは比較的上手くいった方だと聞いていたけど、戦争によって棄民政策と化けてしまう。移民は取り残され、”殖民地”で固まっていく。そして「勝ち負け抗争」に巻き込まれ、ある種分断されてゆく。

今でいう情報弱者か、情報格差か、確証バイアスか。日本語新聞も放送もない中、噂だけで広まる「日本の勝利」。それだけ戦争の影響が少なかったことも、当時の大和魂・日本人の考え方も原因かもしれないけど、その状況に唖然とさせられる。そして、情報過多の現代においても、デマ・フェイクニュースの拡散などの危うさは、変わっていない。ネット環境により、拡散速度が速くなっている気もする。惑わされる人も…。

何が正しくて、何が正しくないか。益々わかりにくくなっている現在、デマを見つける・検証する見識の必要性をあらためて考えさせられる。ただ、真実って、どんどん複雑で判断し辛くなっているのも事実。

最後に玉音放送について語る場面がある。「雑音だらけで、その上、陛下の言葉は格調高すぎてわかりづらかった…」、と。TVで当該放送の話がある時、この内容でよく終戦が理解できたものだと、当時の方の理解力に感心していたものでしたが、やっぱり、判らなかったんですね。どうして、閣下はも、昔も今も、こんなに格調高すぎるお言葉を使われるのでしょうね。疑問です。正確に、無条件降伏を受諾しました。って言えばいいのに。ねぇ、政治家の皆さんも、はっきり、判りやすく、誤解されない言葉で語ってください!

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2022年10月05日

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第二次世界大戦後、ブラジルで起きたもう一つの闘い「勝ち負け抗争」の史実に基づいた600ページを超える大作。
日本の移民政策で1934年にブラジルに渡った沖縄出身の勇とブラジルで生まれた日系二世のトキオ。
同い年の二人は親友となるが、第二次世界大戦が始まり、日本が不利になる中で、二人も離れ離れになる。
そして、戦争が終わった後も日本が勝ったことを信じる植民地の勇たち。
一方街で暮らすトキオは、日本政府に近しい人たちと過ごしていたことから、きちんと敗戦を受け止めていた。
「本当は日本は戦争に負けたのではないか」と揺れ動く勇の気持ちが、読み進めていくとどんどん心に響いてきて、もっと幸せなラストがあっても良かったんじゃないかと思った。
遠いブラジルの地で起きていたこの史実を、この作品を読むまで知らなかった。
日本に帰ることを最後まで諦めなった二人の友情が、本当に熱い、いい作品だった。

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2022年06月19日

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数年前に垣根涼介の「ワイルドソウル」でも読んだ、
戦後のブラジル移民計画が題材、
馬鹿げた国策に振り回された人々、やるせない思いで読みました。

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2022年02月25日

Posted by ブクログ

1934年、ブラジルに移民した沖縄生まれの勇と、ブラジルで生まれ日本を知らないトキオは出会う。初めから気が合った2人は、以後10年以上に亘り友情を育むが、太平洋戦争の終結が思わぬ事態を引き起こす……。
本文664頁に及ぶ大作。移民の苦労や戦争の悲惨さも描かれるが、2人の少年の成長譚として読んだ。巻末の膨大な参考資料に驚き、ぼんやりとしか知らなかった歴史の闇に目を覆いたくなった。
読み応えのある作品だが、最後に明かされる真相はどうかな?と思ってしまった。

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2022年01月10日

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「日本は大勝利をおさめた」
終戦後、遥か遠いブラジルで祖国の勝利を頑なに信じた日本人移民たちがいた。彼らは愛国団体を結成し、それはやがて狂信的な団体となり、敗戦を受け入れた同胞への襲撃を始める。
「勝ち負け抗争」と呼ばれる勝ち組と負け組の争いが圧倒的なリアリティで描かれる。
抗争に翻弄される無二の親友だった二人の男。反目、不信、謀略の末、彼らが最後にみた景色とは。

扇動、デマゴギーの恐ろしさをつくづく思う。人は見たいものだけを見、信じたいものだけを信じるものなのか。
一握りの人間の謀りに多くの移民が踊らされ、沢山の同胞が命を落としたという事実。これが史実だということに驚くばかり。
戦勝を信じた「勝ち組」の者たちを愚かだとは笑えない。現代にあっても私たちはネットの中にあるフェイクニュースに踊らされたりするのだから。

勝ち組、負け組それぞれ違う立場にありながらも、戦後の日本の未来に希望を託し、思いを同じくした二人には胸が熱くなった。
終盤は加速度的に読むスピードが上がり、650ページを読み切ったラストは感動で胸が熱くなった。

大作でした。

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2021年12月10日

Posted by ブクログ

読書再開一冊目にしてはヘビーな作品でしたが、読み終わったあとの充足感はなかなかでした。知らなかったブラジルでの抗争。いま日本でも起きている情報操作による人との分断。怖い…思い込みとそれぞれの正義が暴走してました。おかしい、と思うことに声をあげることの難しさ。日本を愛する気持ちは同じなのに…。

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2021年10月27日

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ネタバレ

2023.7 重い本でした。歴史の事実に基づいて書かれた小説見たいですね。知らない事実でしたが、登場人物のキャラはいくらなんでも捏ねくりすぎな気がします。

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2023年07月10日

Posted by ブクログ

ブラジル移民となってから終戦までが長く、全600ページの半分を過ぎた辺りでようやく本題となっている勝ち負け論争が動き出す。
ただ、その内容も地味に対立と抗争が続くので、読んでいてダレてくる。

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2022年06月18日

Posted by ブクログ

03月-05。3.5点。
昭和初期、移民としてブラジルへ行った沖縄出身の主人公。同じ移民の子供と親友に。
戦後、敗戦を認める派と認めない派に、移民たちは真っ二つに。。。

面白い。660ページ一気読みした。こんな論争があったとは、知らなかった。日本人ならではという気もするが。

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2022年03月09日

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