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Posted by ブクログ
茅田先生の本のすごいところは、何回読んでも面白いところだと思うんですよ!
今回はリィとルゥの野外実習。
学園で義務付けられた野外実習をこなすために、他の星に向かっていた。
けれど、どうも様子がおかしい。
行けども行けどもキャンプ場には到達せず、人っ子一人いない状況であった。
リィとルゥはこの状況には慣れているけれども、現代に慣れ切った同世代の子供たちは長期間耐えられそうにない。そのため、思い切った行動に出たリィだが……という話でした。
まあ、リィとルゥの冒険譚はそれはそれでいいのですが、実はおまけがあって、リィはその星から帰ってきた後に裁判にかけられてしまうというおまけつき。
人が本当に何をするべきなのか、何を守るべきなのか、考えさせられてしまう話でした。
そして何より、自分と違う価値観を持つ人に対して、どう接することがいいのかを考えさせられます。
ぶっ飛んだ人たちで「普通」でくくられないからこそ、他の人の「普通」も大事にしてるんだなと思いました。
Posted by ブクログ
茅田版15少年漂流記。
こういうのが読みたかったんだよね。
リィとシェラができすぎだけど。
そしてやっぱり政治的というか、大人の生々しい事情が子どもに降りかかってくる。
学生物ってだけでいいのになあ。
体験学習という名のサバイバル体験。
食事というのは生き物の命をいただく営みであること。
自然の中には簡単スイッチはないこと。
塩がなければ食事はまずいこと。
スパルタなリィに涙目で食らいつくクラスメート。
いいじゃないか。