生きている以上、必ずあるもの。だけれども、普段は余り考えることはしないし、考えようとも思わない。そんな「死」について、周囲の人間模様とともに描かれているのがこの本です。
重いテーマを扱いつつも、そこまで暗さを感じさせないのは、コミックであるということは勿論のこと、「死」という境界線を越えた「別の存在」として人を捉えるのではなく、あくまで同じ人間として尊重し大切に思う心が、すべてのストーリーで一貫しているからだと感じます。
読み終わって、「皆、自分は死なないと思って生きている」と誰かが言っていたのを思い出しました。しかし、自分の死を意識するほど人は前向きに生きようとする、と言われます。たまには「自分は死ぬものだ」と思ってページをめくってみるのもよいかもしれません。
感情タグBEST3
話の内容はすごくいいと思う
試し読みで5巻まで読み、5巻の内容が気になったから購入しました。
話の内容は5巻に限らずすごくいいと思うのだけど…絵が…もったいないと思いました。
棺の中なご遺体が横向きにしか見えないコマもあるし、参列者の書き方も…あれでは…。
テーマがテーマなのでシンプルな絵で読みやすく、なのかもしれませんが、すごく残念でなりません。原作者さんは本当にこれで良いと思ったのかな?
あと、この話の長さでこの料金は高いかな、と。せめて2話は読みたかったです。