その薬が救えるのは命か魂か。
行き場のない死者の魂が落ちる場所である「辺獄」で、その身そのものが薬となる人間の少女は、異形の医者と共に自らを削りながらも病を癒し、様々な出会いを通じて自分や世界を知っていく。
天使や悪魔、命と魂、人々の思いが全6話で描かれる、悲しみと慈しみに満ちたダークファンタジー。
一見するとホラー・サスペンス系の雰囲気を感じるタイトルですが、内容的には少し複雑なところがあるものの、ダークでありながら繊細な物語が繰り広げられ、全6話とは思えない満足感がある作品です。
また、病や命を題材にしてはいるのですが、グロテスクだったりキツい表現が多かったりするわけでもないので、そういった描写が苦手な方も安心して見られる内容になっています。
ネタバレになってしまう部分もあるので具体的な内容は控えますが、何よりも主人公である人間の少女と異形の医者の関係性が非常に魅力的でおすすめポイント！
個人的には、もっと眺めていたかった、もう少し続いてほしかったと願ってしまうくらいに読んでほしいと思う一作でした。
感情タグBEST3
ああー、最終回?!
ものすごいボリュームと展開でした。
まさに目くるめく最終回。
終わってしまうのは悲しいですが、この最終回を読めたことはとても嬉しいです。美しい女神の復活。
白の君の身を削った活躍。
グラシャちゃんは只の変態じゃなかった。
そして、先生の頑張り。
どれも素晴らしかったです。
ねがわくば、またいつか彼らの旅を見ることができますように。
有一先生、おつかれさまでした。
わくわくする作品をありがとうございました！
もっと続きが読みたいです！
あまりにも急な最終回で悲しんでいます…
あんな伏線やこんな謎が残ったままなのでどうにかして続きが見たい！
どうかお願いします！
形だけのおしまいだったのでなんとも消化不良な回ですが、少女ちゃんが可愛かったので文句なしの星5です。
全6巻お疲れ様でした。素晴らしい漫画をありがとうございます。
シリーズ作品レビュー
