駒田信二のレビュー一覧

  • 水滸伝(一)
    大好きな長編小説。文庫本がボロボロになるくらい読んでいる。
    江戸時代から数多ある日本語版の水滸伝の中でも、この駒田訳は正統派であり、安心して読める(全く誤訳がないという意味ではない)。内容を端折っていないところもよい。私は、韻が好きなので、文中に多数出てくる歌を読むのも好き。また、文中に出てくる故事...続きを読む
  • 阿Q正伝・藤野先生
    異次元性を感じる人物が共通して登場するのは、当時の政治、社会に対する何かのメッセージだったのか。歴史の教科書の中の世界と思っていたものが身近に感じた瞬間だった。
  • 中国怪奇物語<妖怪編>
    意外と勉強に(?)なった気がします。
    日本と同じような話も多々あったり、フフッとなる話ありで楽しい本でした。

    お気に入りは「驢馬に乗った女」「泥濘十里」「山魈」
  • 水滸伝(二)
    「読者諸君、女というものは―」というような口上が3回も出てくる
    (訳者の駒田氏は『世界の悪女たち』でも同じような事を散々言っている)
  • 水滸伝(一)
    陰謀のためド不幸に陥る好漢、酒のために過ちを犯した暴れ者らが、義侠心からお互い助け合い、新天地を探す旅を続ける・・・。
    水滸伝は個々のエピソードが面白い
  • 阿Q正伝・藤野先生
    例の読書会で読んだ作品。

    あんまりこうゆうの読んだこと無かった。

    中学生の教科書に載ってたかもしれないけど

    記憶にないし。

    昔の中国にこんな現代的な考え方をもった人がいたなんてびっくりです。

    考え方というよりは、感じかたかな?

    書き方が日記見たいですね。

    まだこの作品の味わいは、ちゃん...続きを読む
  • 水滸伝(一)
    中国が誇る有名古典。百二十回本の完訳。個人的には七十回までの、丈夫たち個々人のエピソードのほうが楽しいとは思うが、やはり作品の構成として召集後のストーリーも不可欠だろう。召集後がイマイチな理由としては、大衆文学ゆえか戦闘の描写のバリエーションが乏しい点があげられる。
    とはいえ充分に楽しい作品であるこ...続きを読む
  • 新十八史略〈4〉秋風五丈原の巻
    中国の古代から宋末までの流れを追うことができます。
    気をつけなければならないのは、たまに人名などのふりがなが間違っている時があるところ。
  • 新十八史略〈2〉戦国群雄の巻
    中国の古代から宋末までの流れを追うことができます。
    気をつけなければならないのは、たまに人名などのふりがなが間違っている時があるところ。
  • 新十八史略〈6〉草原の英雄の巻
    中国の古代から宋末までの流れを追うことができます。
    気をつけなければならないのは、たまに人名などのふりがなが間違っている時があるところ。
  • 阿Q正伝・藤野先生
    中国の近代作家として、魯迅の作品は外せない。個人的には、魯迅は小説よりも評論が面白いと思うが、
    とはいえ、阿Q正伝や孔乙己といった作品の持つ力はいまなお色褪せていないように思う。
  • 阿Q正伝・藤野先生
    魯迅を中学校の教科書ぶりに読んだ。
    藤野先生は日記だった。
    故郷は中学生じゃ理解できない深い言葉が散りばめられていた。この機会に読み返してよかったと思った。

    あとはだいたい狂った貧しい人が出てくる話だった。
  • 一条さゆりの性
    伝説?のストリッパー・一条さゆりさんに関するドキュメンタリー?小沢昭一さんもたしか書いてみえた。AVなんて言葉がない頃のお話。
  • 中国怪奇物語<妖怪編>
    中国の妖怪物語。『捜神記』『広異記』など種々の書物から妖怪奇譚が抜粋されている。山都など魑魅魍魎の話もあるが、動植物が人に想いをうつし化けて出る話も多く、異形と誠実な恋をする人もいれば、人を騙し食い殺す異形もいる。最後に収録の「任氏伝」からは妖女の姿に思わぬ生き様を見ることができる。
  • 阿Q正伝・藤野先生
    中国文学ではこの人の存在は欠かせない。
    「故郷」、「小さな出来事」、「藤野先生」
    はみな文部科学省認定の物語なので、
    学校で読まされた人も多い。(私もその一人。)
    でも、いかに当時の中国の様子がわかって興味深い。