仁木英之のレビュー一覧
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■僕僕先生シリーズ4作目。
■短編連作ではなく、長編小説。誰からも厄介者として扱われているが、本当は人と触れあいたいと願うさびしがりな女神を助けるか、女神を助けず世界を救うのかを主人公である王弁くんが決断する話。
■おもしろかったのだけれど、本作からいきなりシリアスモードに入ってしまってびっくり、前...続きを読むPosted by ブクログ -
一巻から三巻までを続けて読んでしばらくご無沙汰でした。最初はどんな世界だったかを思い出しつつよんでました。それほど時間がかからずに王弁や僕僕先生の世界に入り込めました。恐ろしい力を持つ神。それゆえに恐れられて封じられ一人寂しく生きていた女神。封印が解けてしまいそうなとき王弁の気持ちは女神の気持ちは…...続きを読むPosted by ブクログ
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前作であれっと感じたけど本編で持ち直した。苦悩する神々というモチーフには日本やギリシャ、ローマの神話に通じるものがあって読んでいて胸が熱くなる。
旱魃という言葉の元になった魃という神様の話し。勝手に呼ばれ勝手に頼られ勝手に忌み嫌われる苦しみ。潤うという奇跡。
SF的なスペースの拡大にストーリーの丁寧...続きを読むPosted by ブクログ -
僕僕先生シリーズ第4弾。
これまで読んだ中でのシリーズ最高傑作ですね。
物語はどんどん壮大で荒唐無稽になって行きます。でも単に派手にすれば面白かろうとガチャガチャ盛り込んだイメージは無くて、むしろなんともいえぬ静謐感とか哀愁だとかも有って、独特の雰囲気を持った作品です。
さて、これからの展開はどうな...続きを読むPosted by ブクログ -
「僕僕先生」第4弾 相変わらず面白く、読みやすい。
参考文献に苗族の民話集が挙げられている様に、話に苗族の民話を取り入れている。
また、苗族の祖先は、長江流域に住んでいたが漢民族の祖先である黄帝と争って、南方に逃げたとの説もある。
あれやこれやが一体となって、物語は時空を超え、主人公の王弁は神仙の...続きを読むPosted by ブクログ -
『僕僕先生』シリーズ、第4弾。
王弁くんと僕僕先生のやり取りが少なかったのが残念。
これまでに感じていた、ほんわかとした雰囲気があまりなかったなぁ。Posted by ブクログ -
あやうく4巻先に読むところでした。
久しぶりの僕僕先生シリーズでしたが、やっぱり好きだなあと思います。巻がすすむにつれ登場人物も増えにぎやかになってきた印象を受けました。Posted by ブクログ -
数々の悪行が親にばれたところで千里のやんちゃは変わらない。曲がった悪さでなくなったのは前巻で1つ試練を乗り越えたからだな。
唐代の子等は幾つでいい加減一人前になるのか不明だが22歳はまだまだガキのようだ。Posted by ブクログ -
現在中国の大問題である選民思想を体現しているような千里の身分思想を話の面白さを損なうことなく描いているのがすごい。バソンがちょっと出来すぎているけどね。普通は徹底して悪役に描かれる共工がいい漢である設定も秀逸。次巻が楽しみだ。
単行本と装丁が違いすぎるのをここで初めて見てビックリ。Posted by ブクログ -
見た目は美少女の仙人「僕僕先生」と
彼女を師として仰ぎつつも恋心も隠せない王弁くん。
最初は不気味な存在だった薄妃も途中から
いいキャラになるんよね~。
お料理対決の話が好き。
関係ないけど、この年の新潮文庫の新刊は
66冊中3分の1が読んだことある作品だった。
思わず手に取りたくなるものが...続きを読むPosted by ブクログ -
■僕僕先生シリーズ2作目。
■1作目より、読みやすくなった印象。テンポもよくなってる。慣れたのかな。
■王弁くん、あれから5年もたってるのに、なんにも変ってない感じのヘタレっぷり。でも、癒される。人間そんな簡単に変われるものではないのです。
■師弟・友人・恋人・兄弟・夫婦・スターとファンと様々な関係...続きを読むPosted by ブクログ -
現代世界の主人公は幼馴染共々ギリシャ神話の世界に飛ばされる。
主人公は元の世界に戻るため、神話の世界の中で神々や英雄ととも船旅に出る。
主人公と融合してしまう魔神テューポーン(性別なし)。そのテューポーンがかわいくてかわいくて仕方ない。
話が途中で終わってしまうのが残念。Posted by ブクログ -
思わぬ事故でギリシャ神話の世界にバラバラに飛ばされた幼馴染7人。
しかも飛ばされる際に何故かそれぞれ神話の(魔)神と融合してしまうというオマケ付き。バラバラになった幼馴染を見つけ元の世界に無事に帰れるのか・・・?という話
「僕僕先生」の仁木先生がギリシャ神話の世界を舞台にした物語とは意外な組み合わせ...続きを読むPosted by ブクログ -
≪内容覚書≫
美少女仙人僕僕先生と、
その弟子王弁君の旅物語第3作。
2作で道づれとなった薄妃に加え、
今回は暗殺者が仲間入り?
さてさて、彼らの旅はどこへ向かう。
【目次】
職業兇徒 闇に囚われた者
相思双流 せっかちな女神
主従顛倒 夢に笑えば
天蚕教主 惑う殺し屋
回来走去 誰かのために流...続きを読むPosted by ブクログ -
僕僕先生シリーズの第3弾です。今回は前回までに登場した人物も合間に登場するので、記憶を一旦巻き戻す必要があります。
タイトルにあるように”胡蝶房”と呼ばれる最強の暗殺集団に属する劉欣(りゅうきん)が次の標的仙人暗殺に向かうところからお話しは始まります。この狙われる仙人というのが僕僕先生ですから、血な...続きを読むPosted by ブクログ -
中国歴史ファンタジー。
堅苦しくなくて、ストーリーにもぐんぐん引き込まれる。凄く面白かった。
ただ、心のどこかで武侠小説を求めていた節があったので、ちょっとファンタジー色が強いなと思ってしまったけど、こういうのを待ってた。
続編の文庫化が楽しみ。Posted by ブクログ -
「李嗣源」もそうだが、時代が時代なので他の重要人物の足跡に筆を割かないといけないのでタイトルを受けてのイメージを受けて読むとがっかりするかもしれない。
しかし五代という時代を楽しむつもりで読めば満足できるのではなかろうか。
個人的には馮道を軸にして五代を一気に書いてくれるとうれしいかもしれないwPosted by ブクログ