やなせたかしのレビュー一覧

  • 何のために生まれてきたの? 希望のありか
    誰が読んでもわかるように。
    でも、子どもだからってグレードを下げず、向き合う。そうすると、大人よりもむしろ子どもの方によく伝わる。

    そういうものづくりの姿勢が素敵だなと思った。

    やなせたかしの背景や哲学を知ってから「アンパンマンのマーチ」を聴くと涙が出そうになる。


  • 何のために生まれてきたの? 希望のありか
    《私が参考になったこと》
    ◇人生は現在と未来しかない、それをなるべく楽しく面白く生きる
    ◇戦争経験を通して、悪いやつをやっつけるだけではなく、ひもじい人を助けるのもヒーローの役割では?→アンパンマンの誕生
    ◇正義を行うには傷つく事を覚悟する
    ◇幸せの中にいる時は「幸せ」は分からない
    ◇生きているから...続きを読む
  • 何のために生まれてきたの? 希望のありか
    40分間で読んで、最後に号泣。
    あっという間に読める本ですが、やなせたかしさんの人生が凝縮されて詰まっている本でした。
    ぼくの人生にも生かしていく。
    やっぱり、アンパンマンが大好き。
  • アンパンマンの遺書
    まさに激動。
    青春時代に戦争を生き延びて、一般企業の広報をやっていたことには驚いた。
    サンリオの前の会社や手塚治虫などが出てきて昭和をタイムスリップしているような感覚になった。
    アンパンマンのアニメが放送されたのが69歳。そこから90代まで仕事をし続けてアンパンマンを広めていくなんて、人生100年時...続きを読む
  • やなせたかし おとうとものがたり
    アンパンマンが子ども達を魅了するのが不思議でした。アンパンマンを生み出したやなせ先生はどんな人なのだろうかと思って読んでみました。悲しいことやつらいことや寂しいこと…幼少の時からいろんな体験をされたから優しい世界が創れたのかなぁと思いました。

    戦争がなければ、弟さんが生きていれば…どうしようもない...続きを読む
  • さよならジャンボ
    象のジャンボが王様の国で好きになってもらえるのが良かったと思った 隣の国と隣の国が戦争が大砲をジャンボが受け止められたのがすごいと思った。鼻で受け止めたんだよ

    2023/08/05 6歳
  • 新装版 ぼくは戦争は大きらい ~やなせたかしの平和への思い~
    アンパンマンの見る目が変わった。
    何のために生まれて何のために生きるのか。
    読む時期によって、受け取り方は変わってくるけど
    やなせさんの言葉は厚みがすごい。
  • 何のために生まれてきたの? 希望のありか
    この本を読む前に「夜と霧」を読んだばかりだったので、やなせさんの言う飢えた人に一切れのパンを差し出すことは逆転しない正義だと言う言葉がとても沁みました…
    挫けそうになった時に読みたくなる本です。
    うちの2歳の姪もアンパンマンが大好きらしいです。私が子供の頃からずっと人気が続いているのはすごいですよね...続きを読む
  • アンパンマンの遺書
    やなせたかし氏が、アンパンマンという代表作を生み出すまでに、様々な業界の人々とともに、多彩な仕事を成してきたことがわかる。
    その一方で、人生の後半までなかなか代表作が出なかったことを気にかける人間的な一面もある。
    アンパンマンが幼児向けになったことを口惜しく思っているような節があるのは驚いた。
  • やなせたかし おとうとものがたり
    大好きなやなせたかし先生と弟さんとのエピソード。生い立ちと戦争と今と。
    私の祖父の今際の言葉によく似た一文、驚いた。

    「過ぎてしまえば人生も夢と同じだ。どこまでが夢で、どこまでが現実なのかわかりにくい。」

    どうしようもなく先生の言葉に惹かれるのは、幼い頃遠くに行ってしまった祖父と似たものを感じる...続きを読む
  • やなせたかし おとうとものがたり
    切ない。ただ一人の肉親だったものな。
    本人は出版する意図はなかったと言う。自分と弟のために書いた哀悼の本。
    短いセンテンスの中に人への素直な感情も愛情の機微も余すことなく伝わってくる。これが詩人やなせたかしの実力か。

    こういうバックグラウンドを知ると「生きているから かなしいんだ/うれしいんだ」と...続きを読む
  • アンパンマンの遺書
    本書は一言で言えばやなせたかし史だ。

    語る人によって人生は悲劇にも喜劇にもなるが、このストーリーテラーの軽妙洒脱さには恐れ入る。
    父を亡くし、母と生き別れ、従軍し、三越からサンリオから舞台から、様々な世界を変遷し、そして詩とメルヘンという今までのアニメにないルートからアンパンマンが生まれる。
    終始...続きを読む
  • ボクと、正義と、アンパンマン なんのために生まれて、なにをして生きるのか
    1995年出版の復刻版。
    やなせ氏が元気な頃のエッセイ。
    ヘナチョコな性格や生き方が描かれていた。
    やなせ氏の子どもに対する向き合い方は、素晴らしい。
    大人より子どもの評価の方が辛辣で正しい。
    子ども向けというのは大人の驕りでしかない。
  • アンパンマンの遺書
    最後、追加の後書きまで含めていい本だったなあと。

    "なんのために生まれて
    なにをして生きるのか
    分からないまま終わる
    そんなのはいやだ!"

    この歌詞の深さにふと気づき、自分の人生を振り返り愕然としたのは20代も半ばだった。
    これからも問い続けながら生きていくんだろうな。

    奥様と二人三脚で生きて...続きを読む
  • やなせたかし みんなの夢まもるため
    悲しみと後悔と別れ、どんなにつらい思いをしてきたんだろう。想像を遥かにこえるものだろう。その中でこれが好き!を認識し向き合っていったやなせたかし先生素敵すぎる。
    昔の人は強いと耳にすることがあるが、何でもやっていかなきゃ食べていけないからやらなきゃ!って気持ちが強いのかもしれない。
    やなせたかし先生...続きを読む
  • 何のために生まれてきたの? 希望のありか
    美しいもの、わかりやすいものが好きで、そういうものをつくり、届けたい。
    そんなやなせたかしさんの思いが体現された、美しく力強くあたたかなメッセージがわかりやすく紹介されているインタビューの書籍化。NHKがしたいい仕事の一つ。
    新年一冊目がこの本でよかったと思う。
    なんのために生まれて、なんのために生...続きを読む
  • やなせたかし おとうとものがたり
    人生に「たら」はない

    過ぎてしまえば人生も夢と同じ


    過去は自分の主観でしか振り返れない。

    弟への想い、周りへの想い

    後からじんわり沁みてくる。

    柳瀬さんの悲しみに

    柳瀬さんの愛の深さに

    朝やになったような気持ち。



    アンパンマンの世界を描く人が
    見た世界を知りたくて
    軽い気持ちで...続きを読む
  • 何のために生まれてきたの? 希望のありか
    小学校高学年向け伝記

    アンパンマンの作者やなせたかしさんのインタビューを書籍化

    アンパンマン誕生の背景、正義を行うことは難しい、不幸せになった時に幸せがわかる、やり続けることが大切など、やなせたかしさんの周りを元気にする魅力の秘密が、子どもにもわかりやすく書かれている。

    特に心に残ったのは、正...続きを読む
  • アンパンマンの遺書
    やなせさんの「正義」の定義がわかる本。
    不偏の正義とは、傷つく覚悟をした献身と愛。

    捨身、献身の心なくしては正義は行えない。
    正義とはかっこいいものではない、
    そして必ず自分も傷つく。
    そういう思いがあって
    アンパンマンは生まれた。

    正義は信じ難い。
    「日本は負けた」その日から
    好戦的な武闘派は...続きを読む
  • アンパンマンの遺書
    尾田栄一郎さんが、自分の正義を尋ねられた時、ぼくは、やなせたかしさんファンでアンパンマン大好きだと、答えを濁していたけど、本書でそれが、献身と愛であることが分かってスッキリした。
    挫折どころか、出発すらしていなかったという言葉が胸に響いた。
    やなせさんですら、不遇な時代があったのだから自分も頑張ろう...続きを読む