熊田孝恒のレビュー一覧
-
マジックを入り口に、認知心理学における「注意」に関して解説。
入門書でありながら、注意研究の発端となったポズナーの1980年の知見から最新の動向、また注意研究の応用として高齢者の鉄道駅構内における標識認知困難事例まで紹介している。かつ、実験心理学に詳しくなくても、どうやって仮説を検証したのか、具体...続きを読むPosted by ブクログ -
推薦理由:
不注意で気付けなかった、注意していたのに見落とした、錯覚をしたなどという事がなぜ起こるのか。人の脳は必要な情報をどのように選択して処理しているのかという「注意」のメカニズムを、認知心理学の視点から解説した本である。人間の認知機能の複雑さがとても興味深い。
内容の紹介、感想など:
『...続きを読むPosted by ブクログ -
マジックにもっと関連付ければいいのに、という本。
あとがきではマジックのことが沢山書いてあるが、文中はおまけ程度。
認知に関しては興味深い物もあるが、基本的に学問のための学問という感じ。
案内板に文句を言う老人はそもそも案内板を見ていない。
見ている情報の三割くらいは脳が作り出したイメージ。Posted by ブクログ