北折充隆のレビュー一覧

  • 迷惑行為はなぜなくならないのか?~「迷惑学」から見た日本社会~
    迷惑にもいろいろある。法律上禁止、処罰対象になるのにみんながやっている、実際に処罰されるケースにはならないなどの理由から行われるもの、モラル上の問題でやっても処罰にならない、そもそも大した問題ではないという価値観から発生するもの。学者さんが著者ということで論理がしっかりしているし納得しやすい。「迷惑...続きを読む
  • 迷惑行為はなぜなくならないのか?~「迷惑学」から見た日本社会~
     なかなか面白かった。迷惑行為はどんなに対策を講じたとしてもなくなることはないが、お礼型メッセージと恥のアピールによって少なくすることはできる。マイノリティ集団の価値観が世間の常識と同じであるという勘違いから、バカッターのような迷惑行為が行われ、その他の路上駐車や電車内での化粧・携帯電話使用などの行...続きを読む
  • 迷惑行為はなぜなくならないのか?~「迷惑学」から見た日本社会~
    迷惑行為を、命令的規範(普通こんなことしないよね)と記述的規範(みんながやってるから正しい)という2つの社会規範の観点から分析して論じています。
    「夜の幹線道路で制限速度を守る方が迷惑なのか?守らない方が迷惑なのか?」、「電車の中では携帯の電源を切るべきか?」といった身近な題材を取り上げており、とて...続きを読む
  • 迷惑行為はなぜなくならないのか?~「迷惑学」から見た日本社会~

    すんなりわかりやすい

    心理学からのアプローチに基づいて、わかりやすく迷惑行為というものがどのようなものなのかということが説明されている。
    迷惑行為をなくすことができるのかについては難しいと思われるが、少なくとも自分が迷惑行為に遭遇したときに、どう対応すべきかについては理解できると思う。
  • 迷惑行為はなぜなくならないのか?~「迷惑学」から見た日本社会~
    著者本人も言っているが迷惑学というのが確立しているわけではなく、本書も学というより、迷惑行為ってなんだろうね〜と実例をあげながら考えてみる、という感じに留まっている。人間関係は難しくない、返報性さえ気にしてけば大丈夫だというが、それでも迷惑行為がなくならないということは、人にされたらイヤなことそのも...続きを読む
  • 迷惑行為はなぜなくならないのか?~「迷惑学」から見た日本社会~
    至極真っ当な解説で、逆に言うとその通りだと思うが、インパクトのある分析や結論があるわけではない。
    私は勝手だがこの手の新書には、少しでもほほうと思うものを期待するのだが、今回はハズレか。
  • 迷惑行為はなぜなくならないのか?~「迷惑学」から見た日本社会~
    学生などの調査なども活用しながら、迷惑について分析を行った本。
    迷惑行為を類型化したうえで、具体的な事例をまじえながら、説明を行っている。

    自分としては、「トルコと日本の国と時代を超えた返報性」のところが興味を持った。

    筆者が最後に記載していたが、迷惑行為はずっとなくならないのだろうなぁ。
  • 迷惑行為はなぜなくならないのか?~「迷惑学」から見た日本社会~
    社会学の新しい領域である「迷惑学」について書かれた本。
    軽妙なタッチで書かれているので非常に読みやすく、テーマが「迷惑行為」であるため、自身の身近な事例に落とし込みやすく、共感しやすい