宮元健次のレビュー一覧
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【神社ってなぁに?―1】
たとえば、淀川長治さんの云ってた「映画の文法」なんてことを
思い出します…つくられたものには、すべて意味がある…
もしくは、その意味を読み取ることこそ肝心…
そんなようなことだったかな?…本書は「神社の文法」です!
日本人はいにしえより、太陽を崇拝してきた…
神社は、太陽...続きを読むPosted by ブクログ -
[ 内容 ]
古来、観月と日本建築は深く結びついていた―。
なかでも、八条宮智仁親王によって創建され、「日本の美のシンボル」と称される桂離宮、斜陽の将軍・足利義政が晩年の情熱のすべてを傾けた銀閣寺、豊臣秀吉が「不死身」を祈って造った伏見城を語る上で、月の存在を無視することはできない。
日本文化に重要...続きを読むPosted by ブクログ -
日本の神社は、なぜそこにあるのか。
神社の場所、個々の祭神と歴史を通じて、
都市出現の何故、
自然暦の読み方が、ラッシュで見れます。
東京の守り神は、誰か知ってますか?Posted by ブクログ -
[ 内容 ]
「八百万の神」と言い表されるように、日本には多様な神が祀られている。
元来、神社には神の家である本殿はなく、神奈備あるいは三諸と呼ばれる山や、神籬と呼ばれる木、磐座と呼ばれる石などで祭祀を行い、そこに神が宿ると信じられてきた。
いいかえれば、自然そのものに神が融合していた。
このような...続きを読むPosted by ブクログ -
日本の神社の立地が「自然暦」を取り入れて決められていると言う事を論考した本。
ここで言う神社は、所謂神社の社殿だけでなく、古来から神の依代とされてきた神奈備あるいは三諸、神籬、磐座を含める。
系譜というので、神々の相互関係を叙述したした本かと思っていたが、神々の物理的な位置関係を書いた本であった。...続きを読むPosted by ブクログ -
この本、なんだか読み終わるのにえらい時間かかった。
何度も中断した。
桂離宮や銀閣、足利 義政時代の建築・庭園と月との関係を宮元さん独自の視点で論破。
この人面白い件とそうでないところのギャップがでかくていつも一気に読めん。。Posted by ブクログ -
桂離宮と銀閣を作った義政を中心に。
西芳寺があの世を意味する「西方寺」で、もとは墓地(?)だったところに建てられたものだと初めて知った。
あの不思議な静けさは、確かに納得する。
月とはそんなにも、人を魅了するものだったのかと思った。
それを愛でる建物を建てることに心血を注ぐ情熱がすごい。Posted by ブクログ -
2008/2
桂離宮を中心として、中世の日本建築が月を意識して建てられていたという論を述べている。具体的な月の借景だけでなく、精神的に月をどう捉えていたのか、そこまで深く掘り下げている。Posted by ブクログ