荻原浩のレビュー一覧

  • 神様からひと言
    職場の人が貸してくれなきゃ自分では出会えなかった1冊。読み始めの印象と違い面白かった!

    転職した主人公佐倉27歳は、会議で問題を起こしお客様相談室へ異動がかかる。しかし実態はリストラ待ち部屋の不名誉な部署で、仕事内容も苦情をもみ消すこと。

    会社が自社の商品に自信を持っていないし、上層部も問題を見...続きを読む
  • 海の見える理髪店
    それぞれの家族の話。いろんな形があって、自分はどうやって生きていこうか、周りの人を大切にしようと思える短編集だった。
  • 明日の記憶
    忘れたくない記憶、大事にしないとな。

    日記のひらがなが多くなったり、
    事実と異なることを書き始めるあたりからとても切ない。

    50歳、今まで物忘れ等あったにしても
    半年そこらでこんな進行しちゃうの?
    もちろん個人差大きいと思うけどやっぱり怖いな。

    そして根拠もなく自分の症状は平均より進行が遅いと...続きを読む
  • 神様からひと言
    少々現実味に欠ける登場人物たちに、そんな上手くいくかな?と思いつつ、代理店側とクライアント側でプロダクトに対する考えや意思決定フローが大きく異なるというのを再実感させられた。恐らくその部分に関しては、リアルに基づいて書いているのではないかな。

    感情描写はかなり好みだった
  • 海の見える理髪店
    息子と父親、娘と母親など、いろいろな関係性を描く。どれもちょっぴり不幸なできごとが含まれていて哀愁を誘う。中には、ほろりと涙することも…。
  • それでも空は青い
    「自分のことは自分で決めろ。そうすれば、失敗はしても後悔はしない。」というおじいちゃんの言葉が、失敗を恐れて決断することが苦手な私の心に響いた。
  • 噂

    WOM(クチコミ)を利用した香水の販売戦略、やがてその噂通りの事件が起きて・・・というあらすじに惹かれました。

    「ほんタメ」というYouTubeチャンネルでも紹介されていたのですが、その紹介通り、最後の文章に「え!?」と引っかかり綺麗に落とされたくて二度読みするような作品でした。

    噂や都市伝説が...続きを読む
  • それでも空は青い
    7つの小さな物語。
    どれも、少しうまくいかない人が主人公。
    その中で聞き語りてきな『人生はパイナップル』は、不器用なじいちゃんの大切な昔話。
  • 明日の記憶
    仕事の話は読みにくかった、、、
    後半にかけて面白くなった。
    残酷な病気やと改めて認識させられました。
  • 海の見える理髪店
    家族と時間をテーマにした6編の短編集。表題作がいちばん面白かったです。独特な文体で実際にその場に居合わせているかのような気分になりました。次に良かったのは「成人式」。どんなに辛いことがあっても、人は乗り越えていけるんだなぁと感じました。
  • それでも空は青い
    ちょっとダークな話もあったり、ほっこりする話もあったり。
    やっぱり荻原さんの短編集は好きだなーって思った。
    淡々としてるけど気づきが多い。読んだ後の満足感あるなぁ。
    ピッチャーのやつ好きだった。
  • 楽園の真下
    強烈。
    もう、絶対ご飯食べながらは読めないし、めっちゃ面白いのにへこたれそうになった。
    南の楽園の、1番のウィークポイントだよね…でかい虫って。

    荻原さんの本大好きだから、まあ、絶対やばくなるよねーって構えて読んでたけど、ほんとに、もう。

    面白かったです。エンターテイメントばんざい。
  • さよならバースディ
    後半の展開に一気読み。あらすじを見ずに読み始めたので、いい感じで裏切られた。マコとバースディがいいコンビ。いつか再開できることを祈ってます。
  • 海の見える理髪店
    家族小説と聴くと、ほっこり系かなぁ〜と想像していたのですが、いわゆるの流れとはどれも違っていて、新しい切り口から家族の繋がりを見せてくれます。
    優しい、温かい、だけではない家族。辛い出来事や苦い感情も含めて、時々離れたり触れ合ったりしながら、繋がり続けていくことの美しさを感じました。
    まとめきらない...続きを読む
  • 噂

    どんでん返し系と聞いて読んでみた。
    さすがに20年前ということもあり、ギャルの描写は懐かしいものばかりw
    小暮と名島のコンビネーションは見ていて気持ちよく、「噂」という得体の知れない手がかりに奔走、真実に迫っていく様はハラハラしながら楽しめた
    レインマンの正体については、序盤に予想した犯人が的中(動...続きを読む
  • 海の見える理髪店
    家族の物語の短編集。悲しみや、やり切れなさの中に温かみを感じられた。理髪店は最後に「え!」となって、時計の話では「えーぇ?」となった。
  • なかよし小鳩組
    前作「オロロ畑でつかまえて」での村おこしの次は、ヤクザ小鳩組の企業イメージ戦略。相変わらずのドタバタ劇な感じだったけど、可愛らしい娘が出てきて程よくじんわり。
  • 噂

    最後の一行が気になって読んだ
    面白かった!けど中盤少し長い
    最後のセリフ、本当に菜摘のなのか、菜摘から誰かに伝染したものなのか考えられるなと思った
  • 千年樹
    過去の時代はいつの時代も大変。
    現代の平和さに幸せを感じる一冊でした。
    そして人間の愚かさと、自分勝手さを感じました。


    怖いけれど面白かった!
    様々な時代の登場人物がいるけれど、
    昔の人は大変、、、。
    いつの時代も死が近くにあり、怖く、苦しくなるような話が多かったです。
    そんな中でも大切な人を助...続きを読む
  • 神様からひと言
    なにも考えず、気楽に淡々と読める。登場人物の、個性が明快で頭に思い浮かぶ。世の中こんなもんだと思える。現実にありそうだけど表面的には見えない部分。そんな絶妙な世界観。ただ漠然と面白い。