岡本太郎のレビュー一覧

  • 美しく怒れ
    命懸けで生きる…!こんな生き方があるんか…。
    岡本さんが作った、久国寺の鐘の音を聞いてみたいです。「これはこうあるべき」って形を打ち崩す勇気。岡本さんはもちろん、鐘を頼んだお坊さんもその勇気を持っていたんだなぁ。

    当たり前を疑え!
  • 壁を破る言葉
    自分を見つめる。
    このことについて、芸術家・岡本太郎さんが遺している言葉がありました。

    自分の姿をありのまま直視する。
    それは強さだ。

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    すらすらといくらでも溢れ出てきて、
    無限につくれるような気がするときもある。
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  • 日本の伝統
    縄文土器、尾形光琳、日本庭園についての岡本太郎の本。特に庭園の「借景式」の考え方は勉強になった。既存の伝統に固執せず、新たな伝統を創り出そうとした岡本太郎の気概が窺える良書。
  • 壁を破る言葉
    すぐに読める本。
    しかし、その意味するところに到達するのは至難。

    尊敬に値する、すごい生き方です。
  • 沖縄文化論-忘れられた日本
    沖縄文化に興味があって購入。岡本太郎の本だったのはたまたまだったが、意外というか普通に面白かった。ソルボンヌで民俗学が専攻だったとは。沖縄の八重山では庶民は昔文字が禁止されていたそうだ。沖縄は元々文学に対する拘りは弱いのだろうか、少なくとも知る限り歌はシンプルだし観念的ではなく、自然な印象を受けてい...続きを読む
  • 愛する言葉
    もやもやが、すーっと。

    敏子さんより太郎さんの言葉が響くのは、、やっぱり自分が男性っぽいからでしょうか。
  • 愛する言葉
    天才芸術家岡本太郎と、そのパートナー岡本敏子。
    互いの全てをさらけ出し、本気でぶつかり合いながら人生を併走した二人による、「愛する言葉」の数々。

    お互いや男女の在り方を語る言葉を通して、二人の率直でしなやかな人柄が伝わって来た。
    「自分が大事、愛されたい、優しくされたい」というエゴを捨て去れない凡...続きを読む
  • 美しく怒れ
    メモ

    p22 しかし、誰でも、もう一度、無心に空をふりあおいで見るといい。その色は、かつて見た「青」ではないのだ。生まれてきて、いまはじめて発見する輝き。ひろさ。はじめてぶつかる、一回限りの。すると、ああ空が青かった、ということに驚く。

    P51 代用の生き甲斐にうつつをぬかして、自分をごまかして...続きを読む
  • 美しく怒れ
    1998年刊行の底本は読んでいませんでしたので、タイトル即買いです。
    岡本太郎が逝去して随分たつ今、なぜこの本があらためて出版されたのでしょうか。
    政治や社会に対して、怒るべきときだ、という示唆なのでしょう。
    「おおらかで激しい心」というフレーズが心に残ります。一行でも、いいことが書いてあればそれは...続きを読む
  • 美しく怒れ
    沖縄の本土復帰に関して。「一晩中、立ち往生したっていいじゃないか。車が進まなかったら、歩いて。沖縄の民衆の人波にもまれたらさらによかった。そうしたら、どのくらいお互いに救われたろう」というのが、心に残った。
  • 壁を破る言葉
    「写真というのは、偶然を偶然でとらえて必然化すること」という言葉に写真の存在理由を考えさせられた。
    「人に理解されたり、よろこばれようなんて思うな」との言葉は、胸に刻んでおきたい。
  • 強く生きる言葉
    強い言葉。強いのに、優しい言葉たち。
    岡本太郎さんの本は初めてだし、作品も太陽の塔しか見たことないけど、とっても惹かれた。何度も読み返したい。
    北島康介さんが薦めておられたので読んでみた。彼は、このような言葉たちに支えられて、あの泳ぎをするのだなと思った。
  • 沖縄文化論-忘れられた日本
    1959年の沖縄。まだ米国軍政下の沖縄。ようやく高度成長の軌道に乗ろうとする日本が失うであろうものを1959年の沖縄に見出す岡本さんはやはり天才。
  • 愛する言葉
    なんというか、野生的? 本能的? 言葉一つ一つに凄みがある気ががする。「わかるけど違う」っていう言葉と、「なるほど」っていう言葉があるけど、どちらも心にグサっと直撃するかんじ。やっぱり自分が女だからか、敏子さんの言葉のほうが心に引っかかってくる率が高かった。
  • 沖縄文化論-忘れられた日本
    返還前の沖縄を訪ねた岡本太郎による見聞録。沖縄の特に離島の数々に今も残る信仰や芸能にこそ、日本文化の原型が残ると説く。いわく、沖縄が日本に還るのではなく、日本が沖縄に還るべきという指摘が、本土の人間の心にグッと突き刺さる。
  • 壁を破る言葉
    岡本太郎生誕100周年ということで本屋でパラパラと本を見ていたのですが、そのまま買ってしまった。言葉からこんなにエネルギーが発散されていることを思うと生前の彼の生き方がどれだけすごいものだったのか、どれだけ壁と戦うのに自分自身爆発的なエネルギーを持って生きてきたのか感じずにはいられない。良くも悪くも...続きを読む
  • 岡本太郎の宇宙1 対極と爆発
    岡本太郎は作品より文章のほうがずっと面白いというのを再確認した。椹木野衣氏による文章のセレクションも適切だと思うし、巻末の解説も有用。岡本太郎の「対極と爆発」を理解するのに良い本だと思う。
  • 沖縄文化論-忘れられた日本
    彼は沖縄に原日本を見たんだと思う
    世界で活躍した日本人だからこそ日本というものに対する感性が鋭く、的確に見ぬいたのだろう
    沖縄論というより原日本論としての価値を感じる
  • 芸術と青春
    岡本太郎の若い頃のエッセイ集
    文章も書いてるとは知らなかったけど興味本位で買ってみた。

    若い時に書いたからか、文章が潤ってるどころじゃなく
    ドロッドロしてて濃い、もうありきたりな言葉では表せないほど。
    リアル、というとカッコよく収まってしまうから何か違う……。
    ひどく生々しい。

    作品から感じるあ...続きを読む
  • 壁を破る言葉
    強く生きる言葉と同時に読んでみた。開き直れる感じがすごくいいですな…仕事がしっくりこない時にぴったりというか。キャラクターありきの言葉なので、彼に関しての本をべつに読んでおくとなおいいです。いまさらながら、スゴイ人だと感心します…ファンになりました。