金原瑞人のレビュー一覧
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ヘイゼルもガスも大人びてて会話が軽妙で面白い
精神的に成長しかかったティーンネイジャーの病気との向き合い方がリアルで感情移入もできる
結果はどうであれさよならを待つあの時の二人が幸せならそれは闘った価値があったとおもう、いい話Posted by ブクログ -
文学のあらすじも紹介されているので読んでみる。
「結婚に失敗したとき」「孤独な時」と、過去から今まで変わらぬ人間の悩みを文字に起こしてきた文学ばかりである。
仲には「」お腹が痛い時などの症例に対応する処方箋の本が。トイレにこもっている間に読める短編だよ、という紹介だが、多分、当人はそれどころじゃない...続きを読むPosted by ブクログ -
こんな気分のときにはこの本がおすすめ!という内容。出てくる本はすべてフィクションの小説で、自己啓発本などが入っていないのがよかった。洋書なのでもちろんお勧めされている本もほとんどが海外の名作だが、安部公房や村上春樹などちらほら日本人作家も紹介されている。Posted by ブクログ
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アメリカのヤングアダルト小説をあまり読んだことがないので、この作品のトーンが一般的なのかそれとも特殊なのかわからないのだが、面白いけどちょっと読みにくいというのが率直な感想。
「じぶんが手榴弾になりたくない」という表現、「電話のときだけ入れる三つめの空間に一緒にいる」という表現など、とても魅力的。で...続きを読むPosted by ブクログ -
1930年代の米国。炭鉱の鉱夫のホーマーと妻のエルシーは、ペットのワニ、アルバートが大きくなったので故郷の川に帰してあげる旅にでます。
銀行強盗や労働紛争に巻き込まれたり、野球選手や看護婦になったり、スタインベックやヘミングウェイと知り合ったり、まさに波乱万丈。アルバートの帰る先はどこ?
なんとも...続きを読むPosted by ブクログ -
映画を観て、素晴らしかったので、原作も。
訳者あとがきにカズオ・イシグロの「わたしを離さないで」をこの物語を読み終えたときに思い浮かべたと書かれていましたが、その通りだと思いました。死と隣り合わせによる生の捉え方は似たものを感じます。
これはかわいそうながん患者の子どもの話ではなく、ヘイゼル・グレ...続きを読むPosted by ブクログ -
切ない恋の物語。そんな簡単なタグでは括れない一冊。
がんに侵された哀しく切ない、二人のティーンの物語。
と聞くといかにも儚く美しい...なんてイメージを膨らませますが、
ただたまたまその境遇に置かれているだけで、他の10代と同じように、
ちょいと親に反抗してみたり、悪いことしてみたりetc
日常生...続きを読むPosted by ブクログ -
考え方の違う二人の話でした。だけど二人とも死に向き合っていました。ただ癌に力強く立ち向かうだけじゃなくて、時には小さな子みたいにも泣きわめいたりもしていてただ綺麗なだけの話ではなかったです。
映画も見てみたくなりました。Posted by ブクログ -
「きっと星のせいじゃない」という映画の原作。電車の中刷り広告で存在を知り、まずは原作からと思って読んでみた。ありがちな設定だから期待しないで読んでたけど、予想外の面白さ、ストーリー。Posted by ブクログ
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デ…デイヴィ…。あああー…。
今回やばいな…。すんごく面白かった…。
デイヴィ…あの野郎…うううあんなやつなのに…。くそう好感度ダダ上げにしてきやがって…。なんなのあいつ…くそっ…Posted by ブクログ -
がんを患う若い二人、ヘイゼルとオーガスタスの恋物語。ていうか、二人の恋愛を通じて、生きること、死ぬこと、愛すること、なんかについて書かれた本。
感動の話を期待していると、どんでん返しがいくつかある。でも、いわゆる奇跡は起きない。
私は自分自身や身近にがんを患う人がいないので、がん患者のリアルが...続きを読むPosted by ブクログ -
骨肉腫で片足を切断したオーガスタスと肺に腫瘍があり人工呼吸器が手放せないヘイゼルは癌患者の集まりで出会い惹かれあう。ヘイゼルが好きな小説は癌患者の女の子が主人公の「至高の痛み」。その一節を引用したり好きな詩を諳んじたりする文学少女のヘイゼル。オーガスタスもヘイゼルの好きな小説を気に入りその結末が知り...続きを読むPosted by ブクログ
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単純な闘病お涙頂戴ではない、という評価を聞き読んでみた。
病気になるって、健康な人からは見えない部分が色々あるんだよなって改めて思う。
弔辞のところがぐっとくるPosted by ブクログ -
アイザックと「ペーパータウン」のベンのキャラクターが似てるなあと思ったら、同じ作者だった。ちょいちょい引用される詩にすっかりやられた。映画化楽しみです。Posted by ブクログ