黒川信重のレビュー一覧

  • 21世紀の新しい数学 ~絶対数学、リーマン予想、そしてこれからの数学
    専門家同士が話しているのを眺めているだけで楽しいという面白さがあった。
    かなり難しい内容だが、触りとして興味がそそられるような話題が多く、もっと勉強してみたい気持ちになった。
    遠くに感じる数学者というものが一人一人の個性のある人間とわかると、難解な数学が少し身近になったように思える。
    整数を微分可能...続きを読む
  • 21世紀の新しい数学 ~絶対数学、リーマン予想、そしてこれからの数学
    数学は「わくわくするもの」なんだとあらためて思う.完全に理解するのは難しいかもしれないけども,前書きにあるように雰囲気を感じるだけでも良いものだ.
  • ABC予想入門
    2012年8月にYahooのトップニュースに、京都大学の望月教授が「abc予想を(肯定的に)解決か」という見出しが踊った。

    大部分の人がabc予想については初耳であり、しかもWikipediaを呼んでもいまいちピンとこなかったのではないだろうか。

    本書は、タイトルのとおりabc予想についての解説...続きを読む
  • ABC予想入門
    数論の専門家によるABC予想解説。後半はかなり手ごわいけど,前半は数学における予想の意義とか素数入門とかフェルマー予想とABC予想の関係とか,興味深く読めた。楕円曲線と保型形式あたりから追いつかなくなってしまったが,何やら凄いらしいという雰囲気だけは感じ取れた。
    第4章の多項式abc予想の証明に誤植...続きを読む
  • 21世紀の新しい数学 ~絶対数学、リーマン予想、そしてこれからの数学
    東工大の黒川先生と、小島先生の対話。テーマは最近話題のabc予想やF1(1と0からなる代数系)の数学、リーマン予想といったところだろうか。abc予想やリーマン予想に加え、コホモロジーやスキーム理論に関するわかりやすい解説があり良かった。例えばコホモロジーでは、”コホモロジー群は「関数のつなぎ合わせが...続きを読む
  • ABC予想入門
    本書に書いてある事をすべて理解するにはあらかじめの予備知識が必要になりそうです。ただ、前半の未解決問題についてや予想の立て方は読んでいて面白いし、自分としては論文の大まかな流れを理解できただけで満足です。


    この本はABC予想という数学の予想について取り上げられている。ABC予想とは1985年に小...続きを読む
  • 21世紀の新しい数学 ~絶対数学、リーマン予想、そしてこれからの数学
    『容疑者Xの献身』に登場した論文の話題から入る対談本なのだが,数学の部分はやはり難しくてかなりの数学ファンでないと厳しい…。なんとなく,へえそういうものかと感心するくらいで終わってしまった。
    abc予想,リーマン予想,双子素数など魅力的なテーマで食指は動くのだが,やはり基礎からやらないといけないのか...続きを読む