作品一覧 2019/09/20更新 ABC予想入門 試し読み フォロー 21世紀の新しい数学 ~絶対数学、リーマン予想、そしてこれからの数学 試し読み フォロー リーマン予想の今,そして解決への展望 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 黒川信重の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 21世紀の新しい数学 ~絶対数学、リーマン予想、そしてこれからの数学 黒川信重 / 小島寛之 専門家同士が話しているのを眺めているだけで楽しいという面白さがあった。 かなり難しい内容だが、触りとして興味がそそられるような話題が多く、もっと勉強してみたい気持ちになった。 遠くに感じる数学者というものが一人一人の個性のある人間とわかると、難解な数学が少し身近になったように思える。 整数を微分可能...続きを読むにするといったアイディアには、しっかり理解できないながらもとてもワクワクした。 また時々読み返したい。 Posted by ブクログ 21世紀の新しい数学 ~絶対数学、リーマン予想、そしてこれからの数学 黒川信重 / 小島寛之 数学は「わくわくするもの」なんだとあらためて思う.完全に理解するのは難しいかもしれないけども,前書きにあるように雰囲気を感じるだけでも良いものだ. Posted by ブクログ ABC予想入門 黒川信重 / 小山信也 2012年8月にYahooのトップニュースに、京都大学の望月教授が「abc予想を(肯定的に)解決か」という見出しが踊った。 大部分の人がabc予想については初耳であり、しかもWikipediaを呼んでもいまいちピンとこなかったのではないだろうか。 本書は、タイトルのとおりabc予想についての解説...続きを読む本である。 導入部分は数学の未解決を整理して、そのなかでもFermatの最終定理やRiemann予想のように数論の未解決問題が今後の重要なテーマである、ということからabc予想を紹介している。 内容は、今般の新書とは一線を画し、数式が多数出てくる本格派。 全般部分は、注意深く数式を追っていけば理解することができるが、後半の本格的なabc予想の導入である楕円曲線とモジュラー形式については大学の数学の素養が必要である。 かなり導入が雑で、大学で工学部の人ではおそらく理解出来ないくらい専門的(工学部では群論は学ぶ機会が少ない!)。 が、数式を理解できなくとも、その定理の主張と結論を追っていけばなんとなくabc予想の意味するところを掴めるのではないだろうか。 数論の分野で特にabc予想のような解説本は、マニアックになりすぎて一般人では理解できないのがほとんどであるので、このような書籍は貴重である。 Posted by ブクログ ABC予想入門 黒川信重 / 小山信也 数論の専門家によるABC予想解説。後半はかなり手ごわいけど,前半は数学における予想の意義とか素数入門とかフェルマー予想とABC予想の関係とか,興味深く読めた。楕円曲線と保型形式あたりから追いつかなくなってしまったが,何やら凄いらしいという雰囲気だけは感じ取れた。 第4章の多項式abc予想の証明に誤植...続きを読むを発見。 p.124の第2式の右辺は bc(b'/b-c'/c) じゃなくて b(b'/b-c'/c) p.125の⑤式,左辺は a/b じゃなくて b/a Posted by ブクログ 21世紀の新しい数学 ~絶対数学、リーマン予想、そしてこれからの数学 黒川信重 / 小島寛之 東工大の黒川先生と、小島先生の対話。テーマは最近話題のabc予想やF1(1と0からなる代数系)の数学、リーマン予想といったところだろうか。abc予想やリーマン予想に加え、コホモロジーやスキーム理論に関するわかりやすい解説があり良かった。例えばコホモロジーでは、”コホモロジー群は「関数のつなぎ合わせが...続きを読むできるかどうか」を測る”とのこと。そうそう、各種数学の概念に関してこういうわかりやすい、”要は..."といった説明が欲しいのです。数学の副読本としてよい本だと思います。敷居の高いスキーム理論もこうした解説があると興味をそそられます。 テーマとなる数論の最新の話題に関しては、なんだかもうついていけない世界だな、と思ってしまいました。最近の数論の発展というのも著しいようで、学生の方が最先端まで追いつくのは大変でしょうね。10という整数をスキーム論的に関数とみなして微分する、というのは面白いですね。 余談ですが、最近NHKでやっていたオックスフォード白熱教室のデュ・ソートイ教授の講義を見ていたら、デュ・ソートイ教授が黒川先生の話をして黒川先生と一緒に写っている写真が出ていました。改めて世界的に有名な方なんだと再認識。 Posted by ブクログ 黒川信重のレビューをもっと見る