江渡浩一郎のレビュー一覧
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『南極点のピアピア動画』(野尻抱介)と連続して読むと、フィクション(ピアピア動画)と現実(ニコニコ学会β)の境い目がなくなって最高だった。
「ニコニコ学会βはTEDを超えてた」と言う言葉にハッとした。TED より ニコニコ学会β、YouTube よりニコニコ動画、ここに日本らしさが爆発しているんだな...続きを読むPosted by ブクログ -
アレグザンダーの「6つの原理」がデザインパターン、XP、Wikiへどのように影響しているのかが非常に分かりやすく解説されている。分厚い「パターンランゲージ」はなかなか読む気が起きないので、こうしてその内容を端的にまとめ、その波及の仕方まで描かれている本は非常にありがたい。Posted by ブクログ
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言うは易し、行うは難し。
学会にライブという発想を持ち込んだアイデアのユニークさ。ニコニコ学会βのような開かれた学会をやりたいと思いついても、実行、継続まではたどりつかないもの。その実行力、やり抜く執念は尊敬に値する。
そして皆がアイデアを交換し合う中で次の目指すべき方向が見える、こうしてニコ...続きを読むPosted by ブクログ -
チェック項目3箇所。YouTubeは、「使いやすい動画アップロードツール」という方向に機能を進化させ、ユーザーもそのように使っている、これに対してニコニコ動画は、「動画をもとにコミュニケーションをする」ことを志向している、ニコニコ動画にはコメント機能があり、YouTubeなどの動画サイトとは違って、...続きを読むPosted by ブクログ
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パタンランゲージのことを勉強したくてこの本を読んだ。
第一部は、ソフトウェアに全く関係なく、アレグザンダーの建築のことが述べられている。
パタンランゲージに興味なかったら頭に入っていなかっただろうと思うと、今のタイミングで読んでよかった。
パタンランゲージの片鱗だけでも理解できただろうか。もっと奥...続きを読むPosted by ブクログ -
前回の「ニコニコ学会βを研究してみた」は、ニコニコ学会βシンポジウムの面白さをそのまま本にしたという感じだったが、今回の「進化するアカデミア」は、江渡さんはじめ実行委員の皆さんがどういう思いで携わっているかが綴られている。
こういう思いを聞く機会はなかなかないので、とても良い。Posted by ブクログ -
超会議2で偶然出会った本。超感動する。なんていうか、ニコ動の可能性とかニッポンらしいカタチとかユルさとか深さとか、才能のムダ使いのなんと素晴らしいことか。そこから何か生まれそうな感じとか。とにかく、ニコ動の、ニッポンの、何かしらの可能性を感じまくる一冊。まじ掘り出しもん。Posted by ブクログ
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CGMなどに興味があったので、あと表紙のミクに惹かれたのもあって、ニコニコ超会議で購入。
ニコニコ学会βは名前は知っていたものの中身は知らなかったので、本書を読んで興味を持った。。中で活動している研究者の人のコメントを交えながら著述していくスタイルで読みやすかった。
研究者の話はどれも刺激的なのだ...続きを読むPosted by ブクログ -
ニコニコ学会βがどのような思想設計で生まれたのか、そしてこれからどのような役割を果たそうとしているのか。
とても面白かったです。
「無駄な才能ワロタ」な文脈が目立ちますが、オープン参加型でコミュニティを形成できるニコニコ学会βなら、これまでの「学会」とは別のカタチも生み出せるだろうなあと。
後半...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルに上げられた3つの一見すると関係なさそうな項目の起源や関連を見ていくという野心的な本。自身としては「一見すると関係なさそう」と最初に思ってしまったので、無理な理論展開などがあるんだろうなと思い込んでしまい、しばらくの間「積読」状態でしたが、一旦読み始めるとかなり引き込まれました。
というのも...続きを読むPosted by ブクログ -
良い本だと思う。
技術書ではなく、読み物。
情報共有のためのWiki
開発プロセスのXP
別々のものだけど、起源を辿ると建築家アレクザンダーのパターンランゲージに行き着く。
これを読んでおくと、XPを学習した時に思想や起源が分かるので入りやすいのかも。
(XPの学習はしてないから、なんともいえな...続きを読むPosted by ブクログ -
XP目当てで読んだけど、理論的な新情報はなかった。
タイトルの通り、成り立ちとか、前身になってる考え方を物語風に紹介している。
XPとかをやるときに、よく自分達で変えていくんだ的なことを言われるけど、それって結局どうやってくの??って辺りの参考にはなるかも。
というか、ベックさん達はパターンとか考え...続きを読むPosted by ブクログ -
webの登場により複数の作業者による並行編集が目に見えるカタチになったけど、世の中に本しかない時代にもアイデアはあったのだ、という話。wikiとアジャイル開発を結びつけて考えたことがなかったが、源泉は同じなのだな。思考はハードウェアに導かれるのであり、その逆ではない、とかも思った。Posted by ブクログ
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アジャイル開発の手法の一つ、XPについてその思想の源流をたどっていく。
元々は建築家の都市を、利用者と一緒に漸進的に作り上げていく、という考え方にその原点とも言えるものがある。
自然な都市には言葉に出来ない何かしかの価値がある。
それは全てを計画してから作ったからではなく、中の生活者達が作り上げ...続きを読むPosted by ブクログ -
『個人的な生活に置いて、平均的な生活に従うことを強制されていると個性を保てない』
家族で生活しているときの居間は、
父にとってはテレビを見る場所・
母にとっては本を読む場所・
子どもにとってはゲームをする場所と様々な解釈があり、
その機能はオーバーラップして存在している。
そんな場所で「テレビを見る...続きを読むPosted by ブクログ -
ニコニコ学会βのあらまし。序盤の研究及び学会の意義の整理部分は目の醒めることばかり書かれていておもしろい。中盤以降のニコニコの特徴を活かしたイノベーション、ニコニコ学会βについては活動記録を留めている印象が強く、味気なかった。5年の活動期間が定められているものの、今後も社会におもしろさを提供し続けて...続きを読むPosted by ブクログ
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建築の世界からソフトウェア開発への至る歴史や思想がわかる。また、パターン・ランゲージについても触れている。
書名にもあるデザインパターンやXP、Wikiについて生まれた背景や思想、パターンの適用などが記述が少ないながらも纏まっている。Posted by ブクログ -
江渡さんの本。読んだことなかったので読んでみた。
Wikiのルーツについて、源泉にさかのぼってものすごく詳細にかかれていた。
パターン・ランゲージも読みたい。
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人工都市がツリー構造になってしまう理由は、人間の認識能力に限界があるから
『XPエクストリーム・プログラミング入門』
40時間ルール...続きを読むPosted by ブクログ -
パターンランゲージという建築の思想が,プログラミングやWikiにおいて形を変えて実現されているという,非常にエキサイティングな本でした.
プログラミングもWikiも,作っていくうちに,計画通りいかないこと・事前に予測できないことが必ず発生するので,その都度徐々に改良していくことが必要になるから適用で...続きを読むPosted by ブクログ