塚本青史のレビュー一覧
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著者がとても丁寧に書いてくれたおかげで、いちいち周辺情報を調べることもせずに、読み終えることができた。
中国に女性の皇后がいて則天武后が唯一ということをはじめて知った。
東アジア、日本もそうかもしれないが、身内や好き嫌いによって人事が決まり、それが現代にも続いていると思った。Posted by ブクログ -
上巻に続いて下巻も一気に読み終わった。周から唐に健全な形で?戻ったというのが興味深かった。いつの時代も優秀で、正義感がある人材がいるものだと思った。将の采配、考え方が、戦況を左右するといった箇所は、現代にも通じるところがあった。Posted by ブクログ
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李世民が面白かったから、正直、あまり期待してなかったが、トンデモナイ。
李世民よりドハマリした。
則天武后の生き様、価値観、人間性が見れて感慨深いものがある。Posted by ブクログ -
弱々しい性格で、判断力も政治力も乏しい唐皇帝李治の皇后へのし上がった後の則天武后、武照。夫の能力をすでに見限った彼女は、皇帝を傀儡とし、自らの手腕で国家を動かす。白村江の戦いで日本軍を破ったのもこの時代だ。
最初から武照には政治の才能があったらしく外交も内政も順調、領土も拡大を続け、若い愛人とも関...続きを読むPosted by ブクログ -
張騫については日本の高校の世界史の本では、ただ対匈奴外交同盟を結ぶため中央アジア諸国に派遣された一人の官吏、そしてそのことによりシナは西域の事情を学習できたとだけ記載されているのみだが、当著では彼らの実態が仔細に描写されており(完璧に時代考証ができているとはいいがたいが)とてもダイナミックな歴史書に...続きを読む
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幕開けは20歳の青年曹操。三国志と言えば黄巾の乱辺りが幕開けで、物語が始まったときには太平道は一大勢力になっており、漢王室は手がつけられない状況になっているのが通り相場だが、本著では太平道がどんなものか、また漢王室がどのような腐敗をしていたか詳らかにされるのでとても見晴らしがいい。物語は全三巻の一巻...続きを読むPosted by ブクログ
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三国志演義やそれに類する作品では悪役として描かれている曹操が主人公。
彼の青年時代から没するまでが描かれている。
不正に厳しく、才能を重んじ、頭の切れる将だと感じた。
その考え方には学ぶところが多いと思う。Posted by ブクログ -
三国志の中で好きな方の人物曹操がテーマだ。面白くて直ぐに読み終えた。三国志は、自分的な見解として、明暗がはっきりしているし、三つ巴の攻防に、心が沸き立つ。Posted by ブクログ
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日本史において推古天皇や持統天皇など、女性天皇はたびたび見られる。が、中国の女性皇帝は則天武后ただ一人。上昇志向、知識、美貌を備え、下級女官から皇太子の后、そして唐の皇帝へとのしあがっていく彼女の生涯が描かれる。
上巻では信頼する父を亡くした則天武后が、正妻とその娘たちに虐げられながらも、唐の皇太...続きを読むPosted by ブクログ -
洪武帝はシナ史上かなり重要な役割を果たしている(漢帝国の復興)わりには、あまり歴史上で語られない人物だ。それゆえ映画化やドラマ化が少ないゆえこの作品は刮目な著者が描いた貴重な作品といえるかも。
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物語は董卓による長安遷都から官渡の戦いを経て袁術・袁紹の死まで。曹操、齢35から50歳位まで。「官渡の戦い」は三国志全体から言うと「緒戦」というイメージだけれど、曹操もはや壮年。頭痛に悩まされ華佗を探す日々。全3巻のうち2巻の最後でやっと三国鼎立の基礎が。Posted by ブクログ