上季一郎のレビュー一覧

  • 幇間探偵しゃろく 1

    推理と人情

    面白い!
    コナンや金田一少年とはまた雰囲気の異なった、だけど本格的な推理漫画であることは間違い無し。 
    レトロ日本の東京を土台に、いいとこのお坊ちゃん・宗次郎(のほほんとおっとりしたお人好し)が名推理した建前で、次々と謎を解いていく舎六(しゃろく)の頭の切れ具合が爽快です。
    謎解きも楽しみつつ...続きを読む
  • 幇間探偵しゃろく 1

    戦前の風俗描写が素晴らしい

    やっと電子書籍化されて嬉しい。
    天空の玉座の売れ行きが好調なのに電子コミックが出ないのが謎でした。
  • 幇間探偵しゃろく 3
    完結。
    これ、原作の方が亡くなったために終わったのかな。
    その割りには、いい感じのところで完結しています。

    しゃろくさんが、若とひっついていた理由もわかりました。

    まぁ、おねえさん夫婦に、全部いいところもっていかれた感じはありますが、楽しかったです。
    この夫婦、好きです。
  • 幇間探偵しゃろく 2
    これも、人情ものですね。割とわたしの読む推理ものは、人情ものと一緒になっていることが多いかも。
    推理ものって、殺伐としがちなので、人情とパックになっていた方が読みやすいのかもしれません。

    しゃろくさんが、なんで若旦那をこんなに好きなのかがかわらないですねぇ。人がいいからだけなら、けっこう、たかって...続きを読む
  • 幇間探偵しゃろく 1
    青木 朋の名前と表紙の絵を見て、「幇間」って、おかま的ななにかだと思っていましたが違いました。
    昔は、そういう男の芸者(?)が、いたそうです。今は、いないのかな。

    いや、元お伽衆なので、やっぱり、そっち系?でも、秀吉のお伽衆だから、違うか。秀吉は確か、あの時代には珍しく女にしか興味がなかったらしい...続きを読む
  • 幇間探偵しゃろく 3
    ええ~、もう完結なんですね(@@;。

    定番のライバルキャラクターが登場し、
    舎六の過去や若旦那との因縁が明らかにされ、
    作品世界がぐぐっと展開する最終巻。

    いいキャラクター、心地よい世界だったなぁ。
    舎六自身の「幸せ」も見てみたかったです。

    原作者の方、亡くなられたのですね。
    いい作品をありが...続きを読む
  • 幇間探偵しゃろく 2
    8編を収録ということで、
    全体にコンパクトで読みやすい感じでしたね~。

    1巻でもちらっと感じたことですが、
    華やかそうに見える花街の裏側に
    そこで生きる人々、特に女性たちのつらさや哀しみ、
    そして愛おしさが浮かび上がってきます。
    哀しくもあり愛おしくもあり。

    しかし舎六さん、あんた探偵になった方...続きを読む
  • 幇間探偵しゃろく 1
    名探偵はたいこもち!(笑)

    昨今いろんな方が探偵やってますけど、
    幇間さんってのは珍しいですね。
    花街の粋と無粋と人情と裏側、
    そんな中で展開される探偵劇が面白かったです。

    そして、若旦那を立てることを忘れない舎六さん、
    よっ、さすがは幇間!
  • 幇間探偵しゃろく 3
    これにて終幕。

    3巻目はこれまで気になっていた、謎解きの肝の部分が現代の知識なのでは?というような部分は特になく。

    しゃろくの過去の話が綺麗に終わっていたので、これで終わりというのをすんなりと受け入れていたのですが、最後の最後の原作者の訃報にびっくり。
    この巻から出てきたしゃろくの後輩でもありラ...続きを読む
  • 幇間探偵しゃろく 2
    しゃろくが物知りで頭がいいのはわかってるけど、アナフィラキシーショックって言葉やその定義は、この時代に既に出来上がっていたのだろうか? 日本に入ってきていたのだろうか? なんて余計なことを考えてしまいました。
  • 幇間探偵しゃろく 1
    少々頼りないけど人の良い御曹司と性格が悪いが、とっても鋭い幇間(探偵)の話。絵がしっかり書き込んであって、古っぽいところが好き。
  • 幇間探偵しゃろく 1
    時は昭和の頭。人はいいが頭の回転は少し残念な若旦那と、幇間らしからぬ幇間の舎六の話。若旦那、一生舎六につきまとわれそうだけど、その方がいいかも。
    読んでてミステリ部分より人情の部分の方が前に出てるように感じるのは、舎六のキャラクターのせいかな。
    料理評論家の先生の話が好きでした。
  • 幇間探偵しゃろく 3
    ややや。
    もっと続いてるかと思ってたのに、
    いつの間にか終ってた・・・
    原作者さんが亡くなったからかな。
    その割には綺麗に終ってたのでちょっとびっくり。
    ラストは決まってたんだろうね。
    みたいな。
    面白かったです。
  • 幇間探偵しゃろく 1
    謎解き役が花街の「幇間」、お座敷を盛り上げる太鼓持ちという少し変わった設定の探偵物。謎解きにはあまり興味をもてなかったのですが、キャラクターに愛嬌があるのと昭和初期の風俗や街の描写が好きです。
  • 幇間探偵しゃろく 3
    昼行灯な若旦那と飲んだくれ幇間のでこぼこ探偵ものの3巻め。

    さて今回はどんなことをやらかしてくれるやら、と思いつつ本を手に取り、帯の「終幕」の文字にちょっとびっくり。
    で、最終ページのお知らせにさらにびっくり。

    今巻から絡んできた、二枚目幇間との腹の探り合い的な駆け引きもまだ続きそうだったのにな...続きを読む
  • 幇間探偵しゃろく 1
    酒癖の悪い太鼓持ちと、世間知らずの大店の次男、と云う何とも異色な取り合わせの人情推理物。

    ぶっちゃけタイトル買いしました。はい。

    正直、推理部分はそんなに期待してなかったんだけど、結構しっかりしてました。

    しかし舍六は名誉や名声より、酒の方がいいらしい。
  • 幇間探偵しゃろく 2
    百物語してて怖くて芸者に抱きついて、挙げ句失神するヘタレな若旦那が可愛いすぎる。
    着流しの似合うイケメンとか出てくるし、次も楽しみです。
    探偵、とタイトルに載せてる割にはトリックにあんまり深みがない感じですが。
  • 幇間探偵しゃろく 1
    大酒飲みの太鼓持ち(幇間)が、若旦那を助けて推理するというお話。
    若旦那の家族や人のよさは読んでいておもしろい。
  • 幇間探偵しゃろく 1
    舎六の出奔前のエピソードも読んでみたいなぁ。
    師匠とふたりで無茶していたのかしていなかったのか・・・。