飯田哲也のレビュー一覧

  • IT時代の震災と核被害
    あの日、IT企業で何が起こっていたか、から、あの日から、僕らはどこへ向かっていくのか、まで。
    引き受けて考える、ことが、紹介されてる色んな人たちに通奏低音になっていて、宮台さんの文章でしっかりと言語化されて、締まった感じ。いわゆる理系と、いわゆる文系をつなぐ一冊。編集、お疲れさまでした。
  • 原発社会からの離脱 自然エネルギーと共同体自治に向けて
    大震災の後、トータル的に自然エネルギーについて語れる人はこの人しかいないという状態になって、ずーとマスコミに出っ放しになっている飯田哲也氏の震災後初めての本になった。時間がないから対談本になっているのは仕方ない。いつかきちんと整理した自然エネルギーシフトへの啓蒙書を出して欲しいと思う。

    対談相手は...続きを読む
  • 原発社会からの離脱 自然エネルギーと共同体自治に向けて
    原発の存否を巡っては賛否両論半々といったところだと思うが、個人的にはなくして良いと思う。経済性や危険性も両方意見があって実際よくわからないが、経済性や安全の問題でなく、安心の問題だと思う。この点小田嶋隆の日経オンラインのコラムが最も合点がいった。一度ハエのとまったケーキはたとえとまった部分を取り除い...続きを読む
  • 原発社会からの離脱 自然エネルギーと共同体自治に向けて
    実現可能性はともかく、脱原発・新しい社会への提案のひとつとして、何が考えられているかを知るには面白い。
    基本的に対談形式は読みやすくて面白いものだけど。

    何かヘーゲル的ってこういうことなのかとも思った。
    大きな物語が必要なのだ。
    問題は今後の世界に誰の物語が採用されるかなのだ。
  • 原発社会からの離脱 自然エネルギーと共同体自治に向けて
    机上のシミュレーションでは当然負けるはずだった日米開戦になぜ突き進んだのか、なぜ私たちは原発を「選んだ」のか。ショッキングな冒頭の文章から一気に読んでしまいました。小さい頃、親につきあって原発反対のデモ行進につきあったことがあります。あのときはすごくざわざわした感覚がありましたが、たしかにいつのまに...続きを読む
  • 原発社会からの離脱 自然エネルギーと共同体自治に向けて
     2011年3月11日の大震災で福島第一原子力発電所が再起不能の大事故を起こしたのを契機として原発の存続の是非が議論されている。いまや日本の電力の2割強を閉める原子力発電が今回の事故で閉鎖もしくは縮小の道が模索され、日本全体が節電や自粛の渦中から抜け出せない。
     原子力の穴を何かで埋めなくてはならな...続きを読む
  • 原発社会からの離脱 自然エネルギーと共同体自治に向けて
    何かに依存することで得られる安定や安心が、実は不安やリスクの裏返しであることを改めて認識。さて自分はこの先依存体質から脱却できるだろか。
  • 原発社会からの離脱 自然エネルギーと共同体自治に向けて
    原発事故後,より注目されている飯田哲也氏と宮台真司氏との対談本.前半は宮台真司氏の独演傾向あり(宮台真司氏がダメな人には不向き).後半になり飯田氏が前面に出てきて,私が勉強不足で知らない情報や氏の考えを示してくれる.東京都が先進的な環境政策を実行していることは初めて知った.東京電力と株主を守ろうとし...続きを読む
  • 原発社会からの離脱 自然エネルギーと共同体自治に向けて
    こういうのはタイムリーに読んでおかないと、と思って他の積読に優先して読んでみた。

    こういう対談本は議論の展開が速くて、理解が浅くなっちゃうけど、キーワードはたくさん盛り込んであるから、それをもとにわからなかったことを他の本とかで調べるといいかも。

    知識はたくさん仕入れることができたんだけど、なん...続きを読む
  • 原発社会からの離脱 自然エネルギーと共同体自治に向けて
    久しぶりに発売日前に予約して、急ぎ読んだ本。ここでいま形にしようという意気込みもきっとあったはず。

    素晴らしいのだけど、これをどう広めたらいいのかとひたすら思う。

    真新しいことより既にあったことのが多い内容で、だからこそ。そうなったらいいな、こうできたらいいな、こうしたいな、は確かに頷き意気込む...続きを読む
  • 原発社会からの離脱 自然エネルギーと共同体自治に向けて
    宮台真司氏の語り口はごつごつとしたものであるが、その論考は見事に核心をついている。”悪い共同体”の“悪い心の習慣”という言葉で今の社会を鮮やかに切り取っていると思う。共同体自治というユニットからの統治がこれからの日本復興をなしとげるためのキーであるとしている。我々も単に自明のシステムに依存するだけで...続きを読む
  • 今こそ、エネルギーシフト 原発と自然エネルギーと私達の暮らし
    目次
    はじめに
    第一章福島第一原発事故をもたらしたもの
    第二章「安全」という神話
    第三章今こそエネルギーシフト
    (このブックレットは『世界』2011年5月号掲載の対談「自然エネルギーの社会へ再起しよう」に大幅加執したものです。)

    岩波ブックレット。54Pの薄い本です。対談形式でとても読みやすく、ペ...続きを読む
  • 企画立案からシステム開発まで 本当に使えるDXプロジェクトの教科書
    ●一分野マスター読書「DX」19冊目。DXを始める際のシステム開発の段取りについて解説した本。要件定義などの話が小難しく感じてしまう。
  • 原発社会からの離脱 自然エネルギーと共同体自治に向けて
    なぜ日本が原発推進から軌道修正できないのか。明らかに文化的、組織的問題、国民的問題。エネルギーや技術の問題ではない。ただ、この霞ヶ関が変わらない一旦が日本の政治の問題でもあり、国民の意識と
    行動の結果であることは目を背けられない。3/11の直後に流れを作りたくて発刊していることがすごい。にも関わらず...続きを読む
  • 今こそ、エネルギーシフト 原発と自然エネルギーと私達の暮らし
    原発は維持をするのも、廃炉にするのもコストがかかる。そのかわり、自然エネルギーは技術革新とともにコストが下がる。折り合いはこの辺かな。
  • 原発社会からの離脱 自然エネルギーと共同体自治に向けて
    福島直後の対談をもとにした脱原発の本。

    あれから3年経過して、状況が変わっている部分も多いので、改めてお二人の話を聞いてみたい。
  • 原発社会からの離脱 自然エネルギーと共同体自治に向けて
    よきも悪きも東日本大震災後から明らかになった日本社会の歪みを、エネルギー専門家の視点と社会学的な視点とのコラボで解説されている。
  • 原発社会からの離脱 自然エネルギーと共同体自治に向けて
    これはとても濃厚な対談である。
    立花隆と佐藤優なんていうのも濃厚だったけど。こちらもなかなか深いし面白い。
    飯田哲也氏の経歴など初めて知ったのだが、これは興味深い。もともと原子力ムラの中の人で、神戸製鋼ではオウムの村井氏と同期だったとか、これはもう興味深いと言わざるをえない。
    基本、反原発という話な...続きを読む
  • IT時代の震災と核被害
    東北の震災の際に関わったITのお話。パーソンファインダーとかUstとかポジティブな面と、人間のダイレクトな関係が支えたあの時期についての考察をさまざまな方がしています。今回ほどSNSが重要な役割を果たしたことはなかったと思う。でもいろいろと課題もあったのも実際です。私がもし使いこなせなかったらどうだ...続きを読む
  • 今こそ、エネルギーシフト 原発と自然エネルギーと私達の暮らし
    Command & Control から Info や Market を使った節電をすべきという考えに共感。
    原子力「ムラ」が復興を妨げている。
    せっかく日本が変われるチャンスだったのにデタラメな政治とデタラメな行政が国を滅ぼそうとしている。