野溝七生子のレビュー一覧 山梔 一貫して切迫していて胸がつまる、家父長制から逃れようとするのに誰よりも自分自身を縛り付けていて涙。。 『八本脚の蝶』を彷彿とさせる雰囲気。 いきすぎた感傷も詩もない、これは叫び。 英雄譚ではなく何かが好転するわけでもなく、心の底から共感したとして、決して微笑むことができるわけでもなく、ただずーー...続きを読むっと胸が裂かれる。 自分が大きくなること、周りが当然のように離れてゆくことに対する恐怖よくわかる 「ことばのいらない国」へ本当にゆけたらいい Posted by ブクログ 暖炉 野溝七生子短篇全集 女獣心理や山梔も買って積んであるんだけど、まずは短編集から。狂気の世界に足を踏み出しながらも、半分足を突っ込んだあちら側から暗く冷たく「正気」の世界を見つめている女たちの話が多かった。この作者の本は絶版ばっかりだけど、もっと集めたい。 Posted by ブクログ <<<1・・・・・・・・・>>>