小澤竹俊のレビュー一覧
-
何となく手に取った1冊でした。私は特に余命宣告されているわけではないのですが、学生時代の知人に「明日命が無くなっても後悔しないように生きている」という人がいたので、当時を思い出して読んでみようと思いました。
人生の節目で何かを決めたい時、どうしても決められないでいる自分がいました。
でもこの本を読...続きを読むPosted by ブクログ -
自分の人生観を変える内容だった。
死に直面している人は弱くなることが多いが、それは否定するべきことではなく、むしろ受け入れられたときから生がスタートすると感じた。
ただあるがまま自分の声に耳を傾けることで生きているという幸福を享受することができる。
そのためには常に自分を省みて後悔のない選択をするこ...続きを読むPosted by ブクログ -
ふと読み直したくなって再読。
ホスピス医である著者だからこその言葉が、すっと心に入ってくる。
自分ではどうすることもできない「スピリチュアルな苦しみ」と向き合う人に、どう寄り添っていけばいいのかヒントをもらえた気がする。
自分の置かれた状況のせいか、同じ本でも以前とは違う読後感。優しい力をもらった。Posted by ブクログ -
私の今の気持ちにかなり当てはまっていて心に響いた。
人生とは自分をわかってくれる人を探す旅。
苦手な人とは離れていい。人はひとりでは弱いから支え合って生きていく。本当にその通りだと思います。
まさに今そんな人に出会って体感して、本の内容にとても共感しました。Posted by ブクログ -
自分自身の苦しみ、辛さ、寂しさなど、ネガティブな感情は悪いことじゃなくて
その弱さ自身も含めて自分だとまずは受け入れるべきだと思った。
そして、それを自分自身が許容してあげることで
それからどう這い上がっていくかを考えるきっかけになるなと思った。Posted by ブクログ -
1150
小澤竹俊
1963年東京生まれ。87年東京慈恵会医科大学医学部医学科卒業。91年山形大学大学院医学研究科医学専攻博士課程修了。救命救急センター、農村医療に従事した後、94年より横浜甦生病院ホスピス病棟に備め、病棟長となる。2006年めぐみ在宅クリニックを開院。これまでに3000人以上の患...続きを読むPosted by ブクログ -
自分を責めるばかりで、なかなか認めてあげられず、大切な娘やパートナーと上手くいかず
苦しんでいます。
パートナーには大切にされていない、傷つけないでと感じ、大切な娘には傷つけて、大切にされていないと思わせる言動をしてしまう(涙)
ただ救いもあります。
自分の弱さを認められていること。
私のこと...続きを読むPosted by ブクログ -
もう生きていたくない。
そんなときに手にとったのがこの本でした。
本を読んでタイトルの質問を自分に問いかけたとき、
自分は生きたいと強く思っていることに気付きました。
読みやすく、非常に共感できる内容で、
これからどう生きたいか分からない方に
ぜひ読んでほしい一冊です。
Posted by ブクログ -
短くて、とても読みやすくグッと心に響いた。
自分の人生が、仮にあと一年しかないと思ってこの世に生まれて来れた事に感謝をして大切に生きたいと思った。
今は健康に生きられてても、突然病気が見つかることもあるし、人生は本当に明日になるまで何が起きるか分からないなと改めて思った。Posted by ブクログ -
人が穏やかにこの世を去るには、自分の人生を振り返り、自分なりに解釈して納得していくのだとわかった。これは死ぬ前でもなくても、日々の生活でできることだと伝えている。Posted by ブクログ
-
「もしあと1年で人生が終わるとしたら?」自分にそう問いかけたとき、元々考えていた1年間でやりたいことと、あまり乖離がないことに気付く。「この時間はいつまでも続くことはない」という諦観、メメントモリ精神。けれどそれがあるからこそ、この一瞬を大切に抱きしめることができる。
「命は、役に立つから価値がある...続きを読むPosted by ブクログ -
素晴らしい本だった。共感すること、学ぶことが、沢山あった。
読み直すための赤線だらけになった。
私は、真面目に120歳以上健康に生きるつもりでいる。しかし、「いつ死んでもいい」とも思っている。それは今が幸せだからだ。
お陰様で「怖いくらいに幸せな毎日を過ごさせてもらっている。」だからこそ歌贈り人等の...続きを読むPosted by ブクログ -
今自分は実家暮らしをしている。去年11月末に婚約し、今年の3月から初めて家を離れる。そのような時期に出会った本です。
実親に「あなたをとられるのが寂しい。あんたの相手は何も私の気持ちを分かってくれない。」と、泣かれ、自分にとってどの選択肢を選ぶのがいいのか何を優先するのがいいのか幾晩も悩んでいまし...続きを読むPosted by ブクログ -
人間の核心を鮮やかに表現
ホスピス医が向き合ってきた末期患者に見る人間の核心に迫る本。死を目の前にして、人格の向上や、悟り、リフレーミングが起きる過程が実にリアルに描写されている。生々しさよりも人間の本質にふれる迫力を感じる。
人生100年時代の今、定年再雇用とか、2千万の貯金とか、いろいろな悩み...続きを読むPosted by ブクログ -
前職場は医療現場でもあり、委員会での取り組みでホスピタリティとは?を毎年のように各部署でいろんなことを言ってきたけど、そもそも聞きなれないホスピスってなに?って思ってた。
具体例でディズニーのホスピタリティは高いと教えてもらったが、自分の働いてる現場とは違ったホスピタリティだったからイマイチ結びつ...続きを読むPosted by ブクログ -
すごく響いた
自分のことをわかってくれる受け入れてくれる人と
一緒にいると安らぐ
話を聞いてくれる、価値観を尊重してくれる
本当にそうだなと思った
痛みを知っているから人に優しくなれるし
世の中のビジネスは問題解決
自分が問題にぶつかったとき
どう解決していったのかが
同じことで悩んでいる人の価値に...続きを読むPosted by ブクログ -
数々の患者を看取ったホスピスのお医者様が書かれた本。人を看取る経験からくる言葉に重みがあり、自分の人生最期のときは誰かを照らしてこの世を去りたいと思えた。
以下、印象的な二文。
・自分はいったい、何に縛られているのか。本当は自分自身で「やらない」ことを選択しているのではないか。
・苦しみをいかに解...続きを読むPosted by ブクログ -
2022/5/13
中学二年生の二人の女子と、一人の女性医師とのかかわりから、苦しむ自分自身や他者との関わり方を優しい対話形式で学んでいけます。
決して真新しい内容ではないけれど、はっとさせられるシーンがたくさんあり、日々の家族や同僚との関わり方を見直そうと思うきっかけになりました。Posted by ブクログ -
なかなかのいい本でした。いいと思った所に付箋を付けていたら多すぎて困りました。別に困らないか。著者の小澤竹俊さんのような先生が居られることに感動しました。ささやかながらこの本をこれからの生き方の指針として行きたいですね。Posted by ブクログ
-
人生最後の日は、『自分の人生に納得する』ためにある と言う言葉が印象的だった。
つまり、幸せな人生だったか に肯定できることだ。
支えてくれた存在に気付け感謝できるか、果たした役割を伝えられたか、生き方を肯定し後世に生きる人の礎となることを喜べるか、 このあたりが大切と筆者は述べている。
■一言...続きを読むPosted by ブクログ