今野緒雪のレビュー一覧
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今日、女性同士の親密な絆を示す言葉として「百合」というキーワードがある程度の市民権を得ている。
また、いわゆるLGBTの事柄についても、良かれ悪かれ話題になりつつある。
しかしながら、否、だからこそ、改めて百合とは何なのか?ということを、あるいは、文芸作品が人と人との絆(もちろん、そこには百...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ5作、6作目は前後編とボリュームたっぷり。
今まではぼかされていたり、見えなかったり、違う角度から見せられていたモノが新聞部発案のヴァレンタイン企画を通してより明確に、伝えてきた二冊。
無意識下における依存心や輪郭しか明かされなかった、薔薇様の卒業にたいする不安、取り残されることへの恐怖心が...続きを読むPosted by ブクログ -
卒業式、まで。
までにする事は大量です。
しかしまさか私物争奪戦がくるとは…さすが!w
まったく2人で喋れる時間が取れないけれど
本能で何かを嗅ぎ分けている烏帽子子。
姉ともども、野生の勘が素晴らしい(笑)
式の下りは…ちょっとびっくり、というか
うっかりじ~んときてしまいました。
ここまで一致...続きを読むPosted by ブクログ -
いつもの生活がいつまでも続く、とは限らない。
居心地の良い空間が終了する時
そこに居続けるために、どうすればいいか。
単純に考えれば、心太方式で出て行きますから
どうにかせねばなりません。
が、頑張り具合が違う方向な気がする…!!
そして委員はきちんと言いましょう。
それこそ『嫌い』であろうともw...続きを読むPosted by ブクログ -
マリみて「私の巣」と似た雰囲気。
食べ物の描写とか、家系図のややこしい感じとか。
実らない恋じゃないことを説明するにしても、「ノッポとチビ」以降の流れは陳腐な気が。
表題の意味が分かるシーン(一番の見せ場でしょう)はきれいで、高校1年生の主人公がときめく姿がよかったです。Posted by ブクログ -
最後が何かもやもやする。
祐巳ちゃんが誘拐されたのに大事にしたくなくて、着ぐるみを着て出てったのにそのあとどうなったのか?とか抱き合って終わりでいいのか?とか。
櫓の上で椅子に座ったらパンツ見えるんじゃないか、というのがすごく気になった。Posted by ブクログ -
私はこういった短編集があまり好きではない。
学校が舞台なんだからいくらでも話がかけて、なんだかせこい気がする。それでも読んでしまうし、やっぱりマリみての世界っていいな〜と思ってしまう。
でも残念なことにあとがきにこれで一区切りと書いてあった。ゆみちゃんの卒業まで読みたいな。Posted by ブクログ -
とうとうお姉さまが卒業されてしまった!!
でもいくら私からみたら年下とはいえ薔薇さまは永遠にお姉さまだなぁ。あんなにかっこいいと年下に見えないし、いつまでも年上の手の届かないお姉さまでいてほしい。
仲良くなかった薔薇さまがどうやって仲良くなったのかがすごく気になる。しかしそれを作中には書かないのね...続きを読むPosted by ブクログ -
シンデレラ舞踏会の顛末を
男子目線で。
こーゆーの、楽しいなぁ♪
それにしても、福沢姉弟は、どちらも得難い人材!
余裕の王子様かと思ってた柏木さんの
動揺する姿も愛しく、ユキチの心遣いも凄くいいよね。
あとは、薔薇様方、花寺の文化祭へ来たる、のおはなし
下っ端一年生はすっごくがんば...続きを読むPosted by ブクログ -
みんなで遊園地へ行く、の話
なんだかほっこりするわぁ(*^。^*)
喧嘩をした黄バラコンビ、
志摩子さんの出生の秘密を知った白バラコンビ、
カメラを破損した蔦子アンド笙子の写真部コンビ
ドキドキ初運転の祥子率いる赤バラ、
たす柏木、ゆうきの花寺チーム
瞳子、かなこコンビも加わって、
ギク...続きを読むPosted by ブクログ -
母の再婚を前に、原因不明の立ち眩みを起こすようになった朝倉百。ある日学校で倒れた百は、保健委員の筒井環に家まで送ってもらう。その後、百は親しげにかまってくる環に戸惑いながらも
少しずつ心を開いていった。だが不意に、母の再婚相手の身内ではないかという疑念がうかんで・・・?一年生の百と二年生の環。頻繁に...続きを読むPosted by ブクログ -
今野緒雪の"お釈迦様もみてる"の第10弾。"釈迦みて"も柏木先輩の卒業をもってシリーズは一区切りです。姉版の"マリみて"だと"いとしき歳月"の辺りだったので、ちょくちょくリンクしてる部分もあり、マリみてから追いかけてる身としては嬉しかったです。ユキチは、ちょっと危ない部分もありますが、この1年でだい...続きを読むPosted by ブクログ
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マリア様がみてるのハローグッバイのように最後に「了」の字が入ると思っていたけれど、入っていない。
さらに言えばユキチの烏帽子子候補も出てきてこれ、本誌の方で完結記念特集やってるのに終わる気ないよね。
さて、自分からユキチにアタックしたコネコ君はユキチの烏帽子子になるのか。そうだとしたら姉弟そろって...続きを読むPosted by ブクログ -
再読、70点
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二学期、恒例の学園祭シーズンが近づいてリリアン女学園では、男子校の花寺学院との生徒会代表の顔合わせが行われる…。次々と自己紹介をする学ラン軍団の面々と、紅薔薇さまの小笠原祥子さま、黄薔薇さまの支倉令さまはじめ山百合会のお嬢さまたち。妹のつぼみたちも忙しくなるが、そんなとき祐巳と...続きを読むPosted by ブクログ -
釈迦みて初の短編集…といってもマリみてと同じテーマを挟んでの連作。
ちょうどびっくりチョコレートの頃の話。
花寺のメンバーの人物が掘り下げられるのはいいけど、やっぱりマリみての続きが読みたいぞっと。Posted by ブクログ