喜多嶋隆のレビュー一覧
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喜多嶋作品には珍しい戦争を背景にした青春小説。ただ、作者もあとがきで述べているように、ヒロインの生き方は「凜」としている。
「Study to be quiet」穏やかであることを心がけよ・・・。全ての物事に通じるいい言葉だと思う。Posted by ブクログ -
喜多嶋作品の特徴は、主人公が生きることの流儀を必ず持っていること。
3本のゴルフクラブだけで試合に挑む本作のヒロイン・ユウも勿論、自分の流儀を持っている。
「君のゴールは、君にしか見えない。どこまでも志高く、そのゴールをめざせ。」
軽く読めるが、中身は軽くない。
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全く何も知らずにタイトルだけ見て手に取った本。悪くないストーリー。悪くないんだけど、文体がちょっと気取ってるかなーと。「...」の多用とかもちょっと気になった。好みの問題だろうか。
でもこの作者さんの他の小説も読みたくなったのも事実。Posted by ブクログ -
鯉のぼりの約束が素敵。
そのシーンで、タイトルになるほど!と思った。
ただ、悪い見方をすれば咲はちょっとずるい。
なぜ今出会ってしまったんだろう…という気持ちもわかるが、ややもすると航のためにチョウを利用したような感じにならないか。
どうにもならないけど、好きで一緒にいたいと純粋に思うのは素敵なこ...続きを読むPosted by ブクログ -
テンポ良くよめたから、よかった。
でも深みがあんまりないというか、なんていうか
「おお、このシーンは素晴らしい」とか
「こういう意味があったのか、さすがだぁ」とか
そういうのが一切なかったところがちょっと…。
あと歌詞が微妙でした。Posted by ブクログ -
恋愛に苦い過去を持つ主人公・芹が、猫によって知り合う人々と共に成長する物語。
「自分で時間を止めてちゃいけない。思い切って時間を動かしはじめないと、心の傷が、ただの古傷になってくれない。」
若いときは走ろう!走れば何かが変わる!起こる!Posted by ブクログ -
喜多嶋作品では珍しくシングルマザーが主人公。その主人公・小早川咲には、父を亡くしたショックにより言葉を失った息子がいるという設定。新しい恋の始まりと結末が描かれる。Posted by ブクログ
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1946年の戦前から戦後の時代にゴルフに人生を学んだ少女のお話。
イギリス スコットランドで父から教わったゴルフ。
ビー・フェア。つねにフェアであれと教えられた可奈は
いつもそれを心にフェアに生きてきた。
喜多嶋隆の小説に出てくる女性はいつも清々しく気持ちいい。
濁とすることを良しとせずに、凜と...続きを読むPosted by ブクログ -
途中までは、2時間ドラマみたいな、ちょっと安っぽい感じ。
でも、最後はちゃんとメッセージがあってよかったな。大事なコトだけどつい忘れちゃうことを思い出した。Posted by ブクログ -
初めて本をジャケ買いしてしまった。幸せそうな猫の寝顔なんて反則だ。
お話はまあまあ。現実はこんなに気持ちよくは行かないよと思ったけど。
主人公の芹の言葉使いがどうにも引っ掛かりました。顧客に対していい大人がタメ口ってどうなの。Posted by ブクログ -
少女野球もの。面白いことに、チームができるまでに全体の3/4を費やしている。なるほど、ここで切る手もあるのか、と学習。
米軍兵士を父に持つハーフの女の子が主人公で、日本の高校野球の不自然さ、管理野球に対する批判、男社会に対する批判になっているのは面白いけれど、それに立ち向かうのが暴力っつーのもなー...続きを読むPosted by ブクログ -
小説は特に現代の作家はなかなか読まないので
正直この小説家のお名前を存じ上げませんでしたが。
とても気持ちよく読めました。
人のいろんな人生のなかで、そっと寄り添う小さな生き物。
この小さな存在に、私達は支えられているのですね。
作品の場所の設定もよかった。材木座海岸近辺は、私の好きな湘南でもありま...続きを読むPosted by ブクログ -
実家になぜかあったこのシリーズにはまって、
中学生の頃に一気に読んだ。
テンポの良い軽い語り口や外国の雰囲気に魅かれ、
奔放だけれどセンチメンタルなところもある主人公を追いかけていた。Posted by ブクログ -
作者と誕生日が一緒でした!!
シンガポールに住むことになり題名から興味を持ち読んでみました。素朴な感じの内容でした。近くにある幸せとか、当たり前のことって気を付けないと、当たり前になって大事に出来なくなるよね。Posted by ブクログ -
◆あらすじ◆
CFディレクターの流葉爽太郎は、ロスを訪れていた。
13年前、恋人の里美を亡くした街。
そこでふいに出会ったのが、里美の面影を持つ日系五世の大学生・レイだった。
彼女が撮った一枚の写真が、思わぬトラブルを招いていた。
爽太郎は、彼女を救うため、ロスの街を疾る!
次第に近づく二人の心は、...続きを読むPosted by ブクログ -
なんとなく買ってみた本。
この作者サンは初めてだったけど読みやすくてすぐ読んじゃった
でも本文、『〜でした。〜と思った。』って小学生の作文みたいだなぁーって感じた。Posted by ブクログ -
売れっ子の一流カメラマンが「心身の金属疲労」に
陥って、故郷の田舎に帰ってひとりの女性と出会う。
ざっくり要約するとそんな感じ。
感想は…
うーん。
あんまり好きじゃなかった。
展開も登場人物も描写も。
各章のタイトルのつけ方とか
なんだか細かいところも
気になっちゃって
好きになれなかった。Posted by ブクログ -
いつからか判らないけど、いつの間にか「喜多嶋 隆」ワールドにはまっていました...
絶版品を含めても9割以上は読んでいると思います。
海・青春・ちょっとほろ苦いそんなストーリーに興味ある方は是非読んでみて下さい。Posted by ブクログ -
五月と剣道部主将との一騎打ちは、秋に止められた!! 夜の浜辺で秋の練習相手をする五月は、秋とのカケに負けて、またしてもくちびるを奪われそうになって……!?Posted by ブクログ