ギリギリの処世術あれこれ。大変なフィールドワークです。
本書を読んでいて、ゲンナリするか、ファイトが湧いてくるか・・・。
どちらにしてもポジティブな方向であれば良いんですけどね。
「いいひと」だけじゃやっていけない。清濁併せ呑んだいいひとが理想ではあるんだけど。
とりあえず生き残っていかなく
...続きを読むてはいけないし。
そう言えば、昨日も近所の池で釣りをしているオヤジがいた。いつも何人かいる。
スーパーカブに道具一式を積んで乗り付け、「立入禁止・釣り禁止」の看板の貼ってある柵を乗り越えて鮒だかなんだかを釣っている。
ただのわがままオヤジだよね。カッコ悪い。
テレビのニュースなんかでも時々やっている。
曲がりなりにも告発なんだろう。
震災の措置として無料になった高速道路を違法に使う輩。
河原で周りに人がいるにも関わらず、凶器を振り回して、殺傷能力ありすぎのゴルフボールを打ちまくっている基地外。
みんなヤクザ的というよりはガキ以下のわがまま人間。
ワルっていうのはピカレスク的な魅力もあるんだが、なんせ大多数は、目の前の利益や快楽のために周りに迷惑かけまくっている奴ら。悪いというよりはセコいんで、単にかっこ悪いとしか言い様がないです。
でも、惑星間レヴェルで価値観がまるで違っているので、どうしようもない。
確かにたくましさはすごいんだけど。
本書にも出てくる言葉だが、同じ事を昔観た映画の中で鶴田浩二が言ってた記憶がある。
ヤクザもんのことを言い表すのに「バカでなれず利口でなれず。中途半端じゃ尚なれず。」
確かに一端のおアニイさんは間違いなくアタマはいいです。
この本に出てくる様々な事例。現実から目を背けることなく、見習うべきは見習わないと・・・と思う。