平沼正樹のレビュー一覧

  • しねるくすり
    面白かった。薬学の知識が皆無でも読みやすかった。めっちゃ良いところで終わった。
    私はずっと薫がセリーヌだと思っていたが由乃でびっくりした。一人称を使い分けてるのはずるいな〜
    どうして生きることが肯定されていて死ぬ事はダメなのか考えてみたが、あまりまとまらなかったが私が死ぬのを駄目っていう理由は分かっ...続きを読む
  • しねるくすり
    生き方の中に死に方は含まれるのだろうか?
    もし、楽に死ねる薬があったら自分はどうするのだろうか?とか考えさせる本でした。
    薬学が全然わからない人でも読める作品です。
  • しねるくすり
    生きることに疲れた
    しねるくすりがあれば違った生き方ができる
    色んな事情を抱えながら皆生きている
    他人には見せない一面を誰もが持っている
  • いきるりすく
    表紙を見る限りでは、ポップなエンタメ系な物語を想像していたのですが、それとは違い、ハードボイルドを匂わすような警察小説でしたので、良い意味で裏切られました。

    主人公は、女刑事の安西京香。妹の死をきっかけに休職を余儀なくされた。復帰後最初に命じられたのは、ある自殺事件。そこから、アイドルの自殺事件や...続きを読む
  • キリノセカイ III.目醒のウタ
    落とし方としてはよかったんじゃないかと思う。
    主人公の仙堂が最後まで殺されないが不自然とか、黒幕が自信たっぷりなわりには情けなく崩れるとか、桐生の死はいらないんじゃないかとか、色々不満な点はあります。あと、クローンはまぁいいとして記憶を簡単に扱いすぎな気がしました。
    でもまぁ、全体としては楽しめたシ...続きを読む
  • キリノセカイ I.キオクの鍵
    角川ホラー文庫ではありますが、ホラーではないですね。
    霧に覆われた東京を舞台にした群像劇。様々な思惑が入り乱れているストーリーですが、1巻ではまだまだ全貌は見えず、といった感じ。
  • キリノセカイ II.報復のサガ
    少しずつ状況が見えてきた2巻。
    ヘリが墜落したり、都知事が失踪したり、結構重大な事件が続いているのに、意外と東京が平穏なのがちょっと不自然かなぁ。
  • しねるくすり
    「いつでも死ねると思ったら、生きていくのがラクになった」
    帯に書いてある言葉が、本当に分かる。
    もし、この本に出てくるような薬があったのなら、欲してしまうと思う。

    簡単に死ねる薬があったとして、それを誰かが配っていたとしたら、それは悪だと言えるのだろうか。
    その薬を持っているだけで、安心のようなも...続きを読む
  • しねるくすり
    「いつでも死ねると思ったら、生きていくのがラクになった」と笑った親友は、薬を飲んで自殺した。 薬科大学での青春ミステリー。 重い話ではあったけど、わかるようなわからないような。私もお守りみたいな1錠はほしい。でも市販薬では、しなないよ。
  • いきるりすく
    この本は「しねるくすり」の続編で、自分は「しねるくすり」を読んでいなかったが充分楽しむことができた。総評として、確かに自殺者も多く安楽死が叫ばれているこの時代、飲んだだけで死ねる薬があったとしたら、社会に大きな影響を及ぼすだろうなとは感じた。その薬の持つ魔力や、警察の仕事などが事細かに描写されていた...続きを読む
  • しねるくすり
    映像作品を主として活動されておられた著者、平沼正樹さんが手掛けた小説。

    ミステリー小説なのですが、どちらかというとエンタメに近く、語り口も柔らかくて現代的なので読みやすかったです。

    「もし、一錠で苦しまずに死ぬことのできる薬がこの世にあったら」というお話。
    今作『しねるくすり』の続編として、『い...続きを読む
  • いきるりすく
    前著『しねるくすり』を読んでいた方がより楽しめるかな。
    「私たちは不完全な自分を受け入れながら前に進んで行くことしかできないのですね」...。一センチにも満たない大きさの白い球体に替わる何かを自分は持っているだろうかと考えさせられた。
  • いきるりすく
    ストーリー自体は面白かったけど、双子の妹が姉のふりをして実際に自殺したのは姉の方だったところは無理があるんじゃないかと思ったり、夢の描写は分かりづらいところがあった。ラストは結局薬を持ってたの??っていう想像させる終わり方。
  • しねるくすり
    いつでも死ねる薬を手にした人と100日後に死ぬことが確定してるけど本人だけはそのことを知らないワニ、どっちの方が幸せなんでしょう
  • しねるくすり
    表現が面白いと感じた。

    一錠のくすりで死ぬ権利を手にいれることができる。それによって生きる力が引き出されること、死に方は生き方に含まれるかなど考えさせられることが多かった。