しねるくすり

しねるくすり

1,320円 (税込)

6pt

3.5

10年の浪人期間を経て薬科大に入学した数納薫と、12年もの浪人生活をまるで青春を謳歌するかのように過ごした芹澤ノエル。田舎の内科開業医の息子と大病院理事長の孫とではそのライフスタイルや考え方はまるで違っていたが、二人は互いに心許せる関係を築いていた。しかしそんな日々は、ある日突然、終わることに。芹澤が自殺したのだ。芹澤の死が受け入れられない薫は、ある時、彼が残した薬の存在を知った。それは、たった一錠で痛みも苦しみもなく確実に死ぬことができるという薬だった。時を同じくしてSNSでは不可解な死の連鎖の噂が広まり始め…。第6回「暮らしの小説大賞」受賞作。

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しねるくすり のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    生き方の中に死に方は含まれるのだろうか?
    もし、楽に死ねる薬があったら自分はどうするのだろうか?とか考えさせる本でした。
    薬学が全然わからない人でも読める作品です。

    0
    2022年04月06日

    Posted by ブクログ

    生きることに疲れた
    しねるくすりがあれば違った生き方ができる
    色んな事情を抱えながら皆生きている
    他人には見せない一面を誰もが持っている

    0
    2021年09月20日

    Posted by ブクログ

    「いつでも死ねると思ったら、生きていくのがラクになった」
    帯に書いてある言葉が、本当に分かる。
    もし、この本に出てくるような薬があったのなら、欲してしまうと思う。

    簡単に死ねる薬があったとして、それを誰かが配っていたとしたら、それは悪だと言えるのだろうか。
    その薬を持っているだけで、安心のようなも

    0
    2024年05月05日

    Posted by ブクログ

    「いつでも死ねると思ったら、生きていくのがラクになった」と笑った親友は、薬を飲んで自殺した。 薬科大学での青春ミステリー。 重い話ではあったけど、わかるようなわからないような。私もお守りみたいな1錠はほしい。でも市販薬では、しなないよ。

    0
    2023年05月30日

    Posted by ブクログ

    映像作品を主として活動されておられた著者、平沼正樹さんが手掛けた小説。

    ミステリー小説なのですが、どちらかというとエンタメに近く、語り口も柔らかくて現代的なので読みやすかったです。

    「もし、一錠で苦しまずに死ぬことのできる薬がこの世にあったら」というお話。
    今作『しねるくすり』の続編として、『い

    0
    2021年10月20日

    Posted by ブクログ

    いつでも死ねる薬を手にした人と100日後に死ぬことが確定してるけど本人だけはそのことを知らないワニ、どっちの方が幸せなんでしょう

    0
    2020年01月21日

    Posted by ブクログ

    表現が面白いと感じた。

    一錠のくすりで死ぬ権利を手にいれることができる。それによって生きる力が引き出されること、死に方は生き方に含まれるかなど考えさせられることが多かった。

    0
    2020年01月10日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。薬学の知識が皆無でも読みやすかった。めっちゃ良いところで終わった。
    私はずっと薫がセリーヌだと思っていたが由乃でびっくりした。一人称を使い分けてるのはずるいな〜
    どうして生きることが肯定されていて死ぬ事はダメなのか考えてみたが、あまりまとまらなかったが私が死ぬのを駄目っていう理由は分かっ

    0
    2021年02月25日

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