山本博文のレビュー一覧

  • 日本の歴史(1) 日本のはじまり 旧石器~縄文・弥生~古墳時代
    新しい歴史学習マンガ。すごくドラマチック。なぜ人は狩猟から稲作へ移行したのか、平和な集落での暮らしが他の集落と争うようになり国作りへ進んでいったかわかりやすく描かれている。
    中学生の娘も夢中で読みふけっていました。
  • シリーズ江戸学 旗本たちの昇進競争 鬼平と出世
    庶民に愛された長谷川平蔵がなぜ町奉行になれなかったのか?松平定信の真意、ライバルたちの暗闘を寛政期の史料から読み解く。(2002年刊、2007年文庫化)
    ・プロローグ 「よしの冊子」が明かす寛政期の旗本たち
    ・第一部 「鬼平」長谷川平蔵と好敵手たち
    ・中休み 「好色将軍」家斉と乳母問題
    ・第二部 森...続きを読む
  • 日本の歴史(1) 日本のはじまり 旧石器~縄文・弥生~古墳時代
    歴史まんがを読んでみたくて、まず手始めにこれを買ってみました。旧石器時代、縄文時代、弥生時代を絵で教えてくれる。中学高校の授業を思い出しました。

    角川まんが学習シリーズ、揃えたい!
  • 東大流 よみなおし日本史講義
    1505

    第一章の原始・古代の講義
    が非常に面白い。
    (中世もそうだが、)天皇の後継ぎ争いによって歴史が動いていると論じており、この時代はそれを軸に理解が進められる。
  • 歴史をつかむ技法
    歴史学の視点から史実と様々な説について、きちんと整理しているのはありがたい。古代から中世、中世から近世の転換期について丁寧に説明しているのも、歴史の流れをつかむのに役立った。

    さきたま古墳群から出土した鉄剣に書かれた「ワカタケル大王」は、熊本県の江田船山古墳から出土した鉄剣に書かれた名前も同じと考...続きを読む
  • 歴史をつかむ技法
    タイトルと内容はちょっとずれてますね。
    山川の教科書を大人向けに書き直した(と言いつつ、ほぼそのまま)の例のシリーズが売れていることに焦りを感じて、変な汗をかいてしまってる。

    内容としては、歴史研究を仕事としている人たちは、どうやって歴史を紐解いているのか。教科書に淡々と書かれた史実は、何を起源に...続きを読む
  • 歴史をつかむ技法
    歴史学が科学であることを丁寧に示している。

    分かっているけれども、過去の歴史を舞台にしたフィクションを私たちは本当だと思ってしまいがちだ。SFは想像力の産物だと分かっているのに、歴史物になるとそこが変わってくるから摩訶不思議な生き物だ、人間は。

    また、私は中高時代、歴史が嫌いだった。著者が言うよ...続きを読む
  • 歴史をつかむ技法
    おすすめの一冊です!最近、歴史の教科書で鎌倉幕府の成立の年が変わった…という話題がマスコミで取り上げられることがあるが、それがどういうことのか理解できるようになります。
  • 歴史をつかむ技法
    歴史をどう捉え、とう考えるのか大まかに把握するには参考になった。また、歴史という学問の現状、研究についても触れることができ、そんな世界を知らない自分にとって新鮮だった。
    一番、参考になったのは、歴史的思考力というもの。
    これは、現代に起こる事象を孤立したものではなく、「歴史的な視野の中で育てていく」...続きを読む
  • 歴史をつかむ技法
    歴史を学ぶとはどういうことか述べた本。
    歴史小説と歴史学の違いや史観などを簡潔にとりあげてわかりやすく説明されている。

    知識を増やすということに異論は全くないが、「歴史すなわち暗記科目」という認識を変えたいと常々思っている身としてはこういう本に凄く共感する。
    知識をもとにした考える歴史の授業目指し...続きを読む
  • NHK「100分de名著」ブックス 新渡戸稲造 武士道
    おすすめ度:80点

    あらめて自分は日本人であることを自覚する。
    「武士道」は「日本人の魂」という副題が示すとおり、日本人の拠って立つ道徳意識や思考方法というものを、つまりは日本の文化というものを、さまざまな事例をあげながら明らかにした本である。
    元国連事務次長明石康氏は、カンボジアで亡くなった中田...続きを読む
  • 歴史をつかむ技法
    「歴史学」のおもしろさを感じるのに素晴らしい一冊。大学・大学院で学んだ日本史学を思い出し、あらためて歴史学の魅力を再確認できる。もう一度歴史研究したくなる。単に知識を身に付けるだけの歴史ではない、歴史的思考力を鍛え上げるための思考法がわかりやすく記されている。
     前半は歴史学の方法や考え方を、後半は...続きを読む
  • 日本史の一級史料
    東京大学史料編纂所の教授で著書も多数ある著者さまの、史学入門書というか、史学の心得を説いた本。
    史学とは何ぞやという初心者の方にも分かりやすく「です・ます調」で書いてあるので読みやすい。これから史学を学びたい学生さんは勿論、すでに学んでいる方々にも初心を思い出すのに良いと思う。

    ウィキペディアやネ...続きを読む
  • 歴史をつかむ技法
    TVでベストセラーだとか紹介されていたのでちょっと読んでみたら意外と良著だった。

    本作で描かれているのは、歴史の概要というよりは、タイトルの通り「歴史(学)」の捉え方について。歴史の研究とはどのように進められているか、または教科書で学ぶ歴史の立ち位置(一文一文注意して作られていることが判る!)に、...続きを読む
  • 殉教~日本人は何を信仰したか~
    フォトリーディング。著者はノンクリ。なかなか良さそうな本。
    高速リーディング後、高速を交えて熟読。

    著者はカトリックの信仰とプロテスタントの信仰が違う事を全く述べていなかったので、ひょっとしたらクリスチャンをカトリックの色眼鏡で見ているのかもしれない。その意味で、江戸初期の殉教者たちの死骸を聖なる...続きを読む
  • 歴史をつかむ技法
     歴史というと高校時代に日本史を選択し,受験勉強としての暗記が主体で,体系的にとか流れを掴もうとすることは全くありませんでした。
     一方で,ちゃんと歴史を勉強してみたいという欲求はありました。
     そんなとき,帯の「この一冊で日本史の流れをわしづかみ!」に魅かれ購入。

     対象は,高校生から社会人まで...続きを読む
  • シリーズ江戸学 旗本たちの昇進競争 鬼平と出世
    旗本は昇進する度に、上司を招いて接待をする慣例があったなど、知られざる歴史の裏側を、わかり易く解説しています。羊羹ひとつで大問題に発展するなど、面白いエピソードもあります。そんな羊羹、食べてみたい。
  • 現代語訳 福澤諭吉幕末・維新論集
    勝海舟や榎本武揚を批判した痩せ我慢の説など収録。ちゃんと批判した相手に文章を送っているあたりが現代人のブログと異なり正々堂々としている。
    内容の正誤は兎も古びない描写は流石。
  • 武士と世間 なぜ死に急ぐのか
    武士が世間の評価を常に気にかけそしてよい死に場所、よい死に方を常に考えていたことが強烈に伝わってきた。
    なんでここまでと思うところもあるけど、世間体を気にする文化は今にも引き継がれてるよなぁ。
  • 「忠臣蔵」の決算書
    討ち入り費用総額「700両」
    一級史料で読み解く、歴史的大事件の深層
    経済的側面から見た討ち入り計画の実像
    大石内蔵助は軍資金をいかに使ったか

    またまた忠臣蔵かと思わないでもなかったですが購入。
    あとがきを読むと本書のエッセンスは2008年から
    温めていたそうです。
    「預置候金銀請払...続きを読む