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Posted by ブクログ 2020年09月18日
史料『金銀請払帳』に記された予算支出額と使途内容から、赤穂浪士の動きを分析した一冊。現代人の価値観では武士の倫理観は難解。討ち入りを美談と言われても腑に落ちませんが、浅野家全体に対する元家老・大石内蔵助の忠誠心から辿り着いた結末としては納得できます。美学だけで予算管理はできません。周りから色々言われ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月06日
昨年末にちょっと話題になってた本。赤穂藩の取り潰しから討ち入りまで、忠臣蔵に関しておは費用明細が記録された史料が存在する。歴史の解説本は数多くあれど、会計的な観点で歴史を捉え直してみるという異色の1冊であり、評判どおり面白い1冊である。いろいろな価値基準で歴史を見つめてみることで、新たな発見が得られ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月16日
127両 (18.4%) 仏事費
65両 ( 9.4%) 御家再興工作費
70両 (10/1%) 江戸屋敷購入費
248両 (35.6%) 旅費・江戸逗留費
11両 ( 1.6%) 通信・会議費
132両 (19.0%) 生活補助費
12両 ( 1.7%) 装備費
30両 ( 4.2%) ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年10月29日
赤穂事件は同時代の人々にとってもセンセーショナルな事件だったため一次資料も多く存在し、モノガタリ化され続けたために普通なら散逸する様な資料も現在まで残っていることにまず瞠目。原型が多少歪められたとしても、出来事がモノガタリ化されポピュラーになる事には大きな意義がある。
散逸せずに残った資料に、赤穂藩...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年12月09日
討ち入り費用総額「700両」
一級史料で読み解く、歴史的大事件の深層
経済的側面から見た討ち入り計画の実像
大石内蔵助は軍資金をいかに使ったか
またまた忠臣蔵かと思わないでもなかったですが購入。
あとがきを読むと本書のエッセンスは2008年から
温めていたそうです。
「預置候金銀請払...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月05日
映画「決算!忠臣蔵」はまだ観てないけど、
その原作としての本書を読んでみた。
小説のような面白味はなかったけど、
細かな資料が現存していることに驚いた。
討ち入り直前には、お金がなくなっていたこと。
赤穂浪士の切腹の意味。
吉良上野介をなぜ卑怯者とするかなどがよくわかった。
また、討ち入り浪士の子孫...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月21日
以前、エコノミストの伊藤洋一氏がpodcastで紹介されていたので手に取ってみた本です。
材料となった史料は、大石内蔵助が浅野内匠頭の正室瑤泉院に向けて残した「預置候金銀請払帳」、現在は箱根神社に所蔵されています。
その討入プロジェクトの決算書とも言うべき「預置候金銀請払帳」に記された支出項目...続きを読む
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