安部龍太郎のレビュー一覧
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どちらかというと、こっちの巻のほうが読み進みやすかったかしらん。
松林図の最大の山場で思い出すのは「ガラスの仮面」の雰囲気かしらw
観客ともいえる秀吉たちががその場に完全に飲まれる辺りがなんともガラスの仮面で。
おもしろかった。Posted by ブクログ -
絵師として利休などの引立てだけじゃなく周囲の人間関係を丹念に描き、物語に必然性と読むものを引き込む壮絶な人生を疑似体験させてくれます
意外とこの作家さんは肌にあうかも・・・Posted by ブクログ -
葉隠をテーマにしつつ、本題は戦国ちょっといい話(どっかで見た文字列)。葉隠のお堅いイメージとは逆の「人情もの」と言っていい内容で、大真面目な画風とのギャップも面白い。Posted by ブクログ
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やはりこの人の文章読みやすい。会話が多くてスラスラ進むが、会話がうまく書ける人ってなかなかいないような。程よくエンタメ性もあり、通勤時の電車の中だけで4日で読めてしまった。下巻も楽しみ。Posted by ブクログ
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自分には厳しい割に、例えば、縁が切れた兄、武之丞や宿敵狩野永徳など他の人との関係には甘いところが多々ある人だと思うが、自分に厳しいからこそ、33歳から絵師を目指して狩野永徳と並び桃山時代を代表する絵師になれたんだろうと思う。Posted by ブクログ
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「冬を待つ城」が面白かったので、同じ作者つながりで読んでみたら、思いの外面白かった。奇をてらったところはないが、読んでいて清々しく、気持ちの晴れる本だ。Posted by ブクログ
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ボストン美術館展 観て、等伯の作品に感動した。彼の生い立ちを知って想像とかなり違ったが、別の意味で興味が増した。2015年1月の国立博物館の展覧会には、是非行こうと思う。Posted by ブクログ
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時代背景をまったくしらなかったけど、等伯は過酷な時代に命がけで絵を描いていたのだな、と思った。松林図屏風をみると、すごく静かな印象を受けるが、かなり向う見ずな性格だったとのことで、びっくりした。Posted by ブクログ
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室町幕府に認められらた北野天満宮のそばにある守護不入の花街での日常や非日常のできごとの話。秀吉の北野天満宮での大茶会で秀吉暗殺計画に巻き込まれる。
そんな事よりいつかは花街で遊びたいな♪Posted by ブクログ -
蒲生氏郷が信長と出会い、会津に配置され没するまでをキリシタン大名として描く。清廉潔白に描き過ぎているかな。イスパニアとの駆け引きの視点は新しく興味深い。毒殺説を前提に書いてあります。Posted by ブクログ