乾くるみのレビュー一覧

  • イニシエーション・ラブ

    まさに2度読みたくなる本!
    呑気な恋愛小説かと思って読んでいると、段々変だなと思うようになり(でも作者のミスかと思ってしまう)、衝撃のラストに繋がります。
    途中でネタバレしないように、気をつけて読んで欲しい一冊。
  • Jの神話
    初めてこの作家さんの本を読みました。
    前半と後半のギャップが凄すぎて驚きました。
    まさかこんな展開になるなんて、前半読んでるときは思いませんでした。
    どんでん返しとかが好きな人にはお勧めできる本だと思います。
    ただ、後半にかなりエログロが目立つのでそれが苦手な人は読まないほうがいいかもしれません。
  • 嫉妬事件
    まあ、読んでて気持ちのよいお話ではないな。
    時に食事時には避けたいところ(笑)

    最後に天童が犯人を暴くまで「乾さんらしくないなーなんかいつもと違うなー」と思っていたけれど、最後の最後で「おお、いつもの調子だ」と嬉しくなった。

    途中で「嫉妬事件」ってそういう意味もあるのかw
    と、ちょっぴり笑いなが...続きを読む
  • カラット探偵事務所の事件簿 1
    どっかで読んだ文体、お話の終わらせ方、とずっと引っ掛かりを感じながら読んでいました。イニシエーションラブと同じ著者さんだったのですね。
    社会派とか、人情とか、重たいお話は読みたくないなぁといった気分の日にぴったりです。連ドラでも見ている気分でさくさくと読み進めることができます。たまに、ブログでも書い...続きを読む
  • 嫉妬事件
    最初にブツが出てきたときは、ああこれはそういうライトな事件を集めた短編集なんだな、と思った。蒼林堂書店やカラット探偵事務所を読んでいたということもあるだろうが、この臭そうな事件だけで一冊だと想像していた人の方が少ないのではないだろうか。
    次々と事件が起こるわけでもなく、場所や時代が変わることもなく、...続きを読む
  • 嫉妬事件
    『イニシエーション・ラブ』の乾くるみによるミステリーで、いかにもこの作者っぽい『嫉妬事件』というタイトル。それに期待を寄せて手に取ったとして、まさかこんな予想外の展開を見せるとは・・・どんな鋭い読者でも到底想像できまい!

    ミステリーファンが真面目に読んで、「なんだよこれ、ふざけんな!!」と怒ってい...続きを読む
  • 嫉妬事件
    80点。誰も死なないミステリ小説。「嫉妬」はある英単語とかけてある。第二章は「この運、この粘り」つまりウ○コのお話なのだ。アンチミステリ的な要素もありラスト犯人の動機が秀逸。
  • 嫉妬事件
    これはスゴイ。食事時でないときに、気合いを入れて読むことをおすすめする。
    ある日、ミス研部室にう○こが!しかも本棚の上のほう、しかもポケミスが並んだ上に。1冊だけ抜こうとしても、ビニールカバーのポケミスは、左右がくっついて固まりで落ちてくる。う○こ爆弾に他ならない!サークルメンバーは本気で調査を始め...続きを読む
  • 林真紅郎(はやししんくろう)と五つの謎
    本格推理の短編集です(^^)/
    以前読んだ作品の登場人物…サブさんの弟が主人公ですが、作品はこっちが先かな(・・?
    その名前真紅郎と同じ…シンクロ推理で事件を解決するのが特徴ですね(^_-)
    私たちも考え事をする時に…いくつかの事柄をシンクロさせて考え、その交わったところに答えを出す。みたいなことも...続きを読む
  • 嫉妬事件
    昨年の『オールスイリ』に掲載された表題作にボーナストラックとして犯人当て短篇をプラス。事件のバカバカしさ、下世話さとは裏腹な、ロジックや伏線の巧みさが素晴らしい。延々と続く推理合戦も見所。
    犯人当て「三つの質疑」もネタの下らなさと技巧の巧みさが同時に味わえる良作。
  • 蒼林堂古書店へようこそ
    書評家の林雅賀が店長の蒼林堂古書店は、ミステリファンのパラダイス。バツイチ、高校生、小学校女教師―いつもの面々が日曜になるとこの店にやってきて、ささやかな謎解きを楽しんでいく。かたわらには珈琲と猫、至福の十四か月が過ぎたとき…。
    乾くるみによる古今東西のミステリー紹介。読んでみたくなる本がいくつも紹...続きを読む
  • 林真紅郎(はやししんくろう)と五つの謎
    「二つの波がシンクロする……シンクロする……。」

    読者がこの本にシンクロ出来るほどに内容を理解できなければ、楽しめない本かもしれません。

    読み易い本ではあると思う。
  • 匣の中
    ミステリー、推理、サスペンス。
    読み進めるほどに謎は深まる。

    行き着く先は一体どこなのか?


    ドグラマグラを思わせる展開。
    結末や如何に。



    難しい話も色々と出てきたが終始楽しめた。
  • クラリネット症候群
    イニシエーションラブ、リピートに続き、読んだのは3冊目。
    マリオネット症候群、クラリネット症候群の2作品からなる文庫本。マリオネットの方は、解説にもあった「秘密」「転校生」や新井素子も読んだことがあって私はこういうストーリーが好きなのかもしれない。でも、もっと違った視点から書いてあっておもろかった。...続きを読む
  • 林真紅郎(はやししんくろう)と五つの謎
    林真紅郎、元法医学者。


    一件無秩序に思えるばらばらに示される謎の数々。

    あらゆる可能性の波形を読み取り、その波をシンクロする一点を見据える「シンクロ推理」が謎を解き明かす!!


    (二つの波がシンクロする・・・・・・シンクロする・・・・・・そして重なった!)


    推理界に新たな光をもたらした林...続きを読む
  • 匣の中
    「匣の中の失楽」へのオマージュ作品。楽しめたが、やはり「匣の中の失楽」を超えられていはいない。
  • イニシエーション・ラブ
    ラストの衝撃はまぁわかるけど、まぁ☆3。てかこれ前田敦子やらが映画化したらしいけど、どうやって映像化したんだろ?映像化したらすぐに二人の鈴木が別人だってわかっちゃうじゃん?

    時代が昭和62年だから今と感覚が違うのは当然としても、若干胸くそ悪い。繭子が二股だったのも、辰也が二股だったのも、どちらもイ...続きを読む
  • イニシエーション・ラブ
    ずっと恋愛の物語を読んでいただけかと思っていたら途中から何か違和感があって、最後は『⁈』っと何がなんだか分からなくなったw
    後からAサイド、Bサイドを読み比べてなるほどなと…。
    夕樹くんには幸せになって欲しいと思うとともに不憫に思えてしまいます。
  • 神様の罠
    アンソロジーは気になってた作家さんをつまみ食いできるし、短編だからちまちま進めやすくていいよね
    本屋さんのディーポップって感じ

    全体的にテンション低くて読みやすかった
  • 神様の罠
    個人的には乾くるみさんの「夫の余命」が一番好き。最後の方で真相わかった時のびっくり感が半端なかった(もちろん二度読みした)。
    でも全員好きな作家さんばかりだったので、初読の短編読めて満足。