オリヴァーミルマンのレビュー一覧 昆虫絶滅 前から研究者レベルでは言われていたことだが、昆虫の絶滅は危機的な状況にある。 解決に向けて進める方法のヒントに、自分が小説の中で作った昆虫憲法もあると思う。そういう意味で自分の仕事も重要だと感じた。 危機感をもったが、読後の印象は爽やかで、未来に可能性も感じた。 Posted by ブクログ 昆虫絶滅 昆虫がやばい。 昆虫がやばいということは、生態系がやばい。 生態系がやばいということは、人類の未来がやばい。 実際気にはなっていたが、今住んでいる田舎町より、子供の頃の大都市大阪の方が昆虫は多かった。ブンブンはなんぼでも飛んでたし、ゴマダラカミキリやコカマキリ、ショウリョウバッタやアメンボ、ミノム...続きを読むシもなんでもなくその辺にいた。 今は、見ない。 そういう有名な昆虫だけでなく、名も知らぬような昆虫が実は、あらゆる生態系に複雑に絡んでいる。それが消えていけば、受粉もできないし、死骸の還元も不可能になる。 この本で提示されるのは、世界中で、それもものすごい勢いで昆虫が減っているということ。あるいは、種として絶滅が進んでいる。 98%とかいう数字があちこちで出て来るのは空恐ろしい。 それは、人間が原因であったり、気象変動が原因であったりするのだが。 その上で、例えば、人間の保護活動が、トラやホッキョクグマなどの有名どころに優先するかといえば、そうでもないだろうと。 問題提起はあるが、特段解決策の提示はない。 なんかもう絶望しかないんですが。 外国人の啓蒙?本にありがちな、同じ内容をいろんな事例で、何度も何度も散文的に書いてるので、最初のプロローグだけで十分だった気もする。 Posted by ブクログ <<<1・・・・・・・・・>>>