保坂渉のレビュー一覧

  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)
     
    《ポイント》
    ·共同通信社の記者2名がおこなったインタビューを通して書き上げたノンフィクション。

    ·現代日本社会における子どもの貧困について、高校生、中学生、小学生、保育園児へのルポ4章構成となっている。

    ·子供の貧困は表面上に現れにくいため、社会がアプローチしにくい。

    ·20年後、今の子...続きを読む
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)
    丁寧な取材に基づいて書かれている。
    具体的なため、貧困の状態にある人々の生活環境をイメージしやすい。
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)
    高校生から保育所まで、苦しい生活の子どもたちの取材。頑張っている子どもたち、踏ん張っている先生たち、尊敬します。でもこの悪循環は何なのでしょう。
    次の世代の子どもたちを幸せにできないのは、我々大人の恥だと捉え、できることを考えていかないといけないですね。
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)
    なぜ子供の貧困が起こるのか?その理由がよく理解できました。 今後更に子供達の貧困率が上がっていく理由もわかります。必読の1冊だと思います。
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)
    親の貧困が子どもの教育の機会を奪い、貧困が連鎖していくという負のスパイラル。子ども6人に1人が貧困だという事実を知らなかった事が恥ずかしい。
    乳幼児期の質の高い保育が、将来の安定につながるならば、すべての子供たちが幸せな人生を歩めるような支援を国がするべきだ。
    我が子たちが通う保育園も公立から民営化...続きを読む
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)
    重い読後感です。解説から引用させていただきます。アメリカのペリー・プレスクール・プロジェクトで示された「乳幼児期に質の良い保育を無償で受けた子どもたちは、同じ家庭環境で保育を受けられ無かった子どもたちに比べ、進学や就職や社会的な適応などの点で劇的な改善が見られ、その経済的な効果は、無償で保育を提供す...続きを読む
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)
    子どもの問題は大人の問題
    大人の問題は子どもの問題
     実に丁寧に「子ども」たちに、そしてその「子ども」たちに寄り添って彼らを支えている大人たちに密着して取材しておられる。さすがに共同通信の記者さんたちだなぁ、と思いつつ読み進めた。
     悲しいけれども、これもまた日本の現実なのだなぁ。つらいけれども、こ...続きを読む
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)
    病気や離婚、解雇などで、突然貧困に陥るリスクは皆持っている。そのとき、最低限の生活ができるようなセーフティネットが日本にはないのが現状なのだろう。
    貧困に陥った家庭に子供がいれば、子供が貧困になり、必要な教育を受けられなくなり不平等が発生する。
    小学校、中学校だけでなく、公立高校も無償化(所得制限有...続きを読む
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)
     何かボランティア的活動ができないものかと考える・・・。地元にもコミュニティはあるが、いったいどんな活動をしているのかがわからないで困っている。サイトの充実が望まれる。逆に情報発信はできるので、それを見てもらおうという手もある。
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)
    現在子供の貧困率は6人に1人らしい。親が貧困だと教育も受けさせられず子供が成長した時に就職で行き詰まり、貧困が連鎖していくという。 親がもっとなんとか出来ないのかという、じれったさはあるが、それでもさまざまな事情があったり、行政の努力が足りなかったりする。
    一方不正受給などの問題もあって、実際の貧...続きを読む
  • 子どもの貧困連鎖(新潮文庫)
    単純に、勉強になった。

    実際に存在するのに、見ようとしないと見れないというのは、新興宗教の存在と、似てる。