カトリオナウォードのレビュー一覧
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超推し★5 閉鎖的、抑圧、混乱、暗闇… おどろきと重い体験ができる名作 #ニードレス通りの果ての家
■あらすじ
アメリカの田舎町、ニードレス通りの果てに一軒の家があった。そこにはテッドが娘ローレンや猫と住んでいた。
テッドはかつて近くの湖で発生した少女失踪事件の容疑をかけられてしまったこともある、...続きを読むPosted by ブクログ -
節ごとに視点人物が入れ替わりながら語られていくのだけど、たぶんこれは信頼できない語り手、実際は何が起きているのだろう?を想像させつつひたすら不穏な感じで進む。猫視点もでてきて、かわいい。猫だけは信頼して読もうかなどと思ったりしながら読み進める。
最後まで読み、著者あとがきを読むとこの作品の見方がが...続きを読むPosted by ブクログ -
ある出来事が起きて「なぜそれが起きたのか」
これが明らかにされるのがミステリーだと思う
読み進めると不穏や不安や落ち着かなさがこみ上げてくる、これがホラーだと思う
人の生命が奪われなくとも血が流れなくとも
ミステリーやホラーは綴られる事ができるだろう
この作品も、その意味ではミステリーでありホラー...続きを読むPosted by ブクログ -
ホラーと聞いていたが…
ホラーであり、ヒューマンドラマでもあり、サスペンスでもあり、スリラーで、愛にも触れる作品。
あとがきをきちんと読むと、この作品が娯楽で消化されてはいけないことが分かります。
多くの人があらゆることに
目を向けて
理解をしていかなければならないですね。
こんな感想では意味深です...続きを読むPosted by ブクログ -
全体的に息苦しいような暗さと圧迫感を感じた。
でもこの先どうなるんだろうと読む手が止まらなかった。
明らかに怪しいあいつ。
犯人は絶対にあいつだ。あいつしかいないよね、って感じで展開していくが、実は。。
いやー驚いた。そうきたか!
ドキドキ、息を殺すようにして読み進めたので、最後は、はー!ため息つい...続きを読むPosted by ブクログ -
いやー、レビューが書きづらい。
どんな感想を書いても、本作品の事前に晒してはいけない部分に触れてしまいそうで。
ニードレス通りに猫のオリヴィアと暮らすテッド。
娘のローレンがときおり訪れ、部屋の中を暴れ回っている模様。
テッドはその昔、”アイスキャンディの少女”ルルの失踪に関して怪しい人物としてメ...続きを読むPosted by ブクログ -
テッド、娘のローレン、猫のオリヴィアが暮らす森に面した通りの隣に住み始めたディーと4人の視点で物語は始まる。特にオリヴィアの語りは神がかりでスラスラとは読めなかったが、途中から後半にかけての怒涛の展開にびっくり!
匂いや手触りさえリアルに描写される悲惨さと共にテッドの哀しさが胸に沁みる。救いのある終...続きを読むPosted by ブクログ -
ぜってぇ、テッドがシリアルキラーだろ~!?と思ったら、違った。ごめん。人を見かけや行動や思考で判断するの良くない。書かれていないところにも注意せねば。
みんなテッドの人格とはな。ディーは違ったけど、ディーも信頼できない語り手だった。ちょっとずるくないこれ?
ミステリーとしてはダメだが、ホラーなら、ま...続きを読むPosted by ブクログ -
すごい本を読んでしまいました。
人間の恐ろしさ、愚かさ、不可思議さが余すところなくちりばめられた本です。
ただでさえ海外ものは読みにくいのに、語り手が次々と入れ替わり、どこまでが本当でどこまでが妄想なのか分からず、何度も読み直しました。それでも先が気になってやめられません。
さて、いちばん おそろし...続きを読むPosted by ブクログ -
明らかに怪しい序盤 → 全体像がじわじわ見えてきて恐ろしくなってくる中盤 → 流砂の如き「まさか」に飲まれる終盤、そして最後には静かな悲しさが残った。
「まさか」の展開なんだけど、単に読者を騙すギミックとして「まさか」を使ってるだけじゃないのが分かる。ほかの作品も読んでみたい。Posted by ブクログ -
うー、後半読むのが辛くて斜め読み。
そしてこれはホラーなのか?
私が思ってるホラーとは違って、拍子抜けだった。ずっと物語は不穏な気配に満ちていて、定まらない何かにぞわぞわさせられたけども。
語り手がどれも、信頼できず戸惑う。
ラストはちょっと救いがあるというか、少しだけ光が見えてホッとした。Posted by ブクログ -
あらかじめのお断り・・ノーベル文学賞でも本屋大賞でも東大卒作家の作品でもオックスフォード首席の作品でも10以上の賞ゲットの作品ですら、オールラウンドの人々がこぞって拍手とは言えない・・とうっすら感じている。
でもこうしたプラットで書く以上社会常識を逸脱しない程度に言わせていただければ、面白くなかった...続きを読むPosted by ブクログ -
ラストにかけての種明かしは引き込まれた。
表紙買いしたが題材も好みのジャンルだった。
ただ和訳が合わないのと、物語の特性も相まって油断するとすぐに話がわからなくなるので読むのに時間がかかった。
あとがきに映画化することが書いてあったので楽しみ。映像の方がわかりやすいかもしれない。Posted by ブクログ -
途轍もなく怖い。
ずっと怖さが纏わりついてくるようで嫌な気分になる。
だがテッドのことが気になって仕方ないのだ。
少女の語りと猫の語りに複雑さが増していく。
幼い頃に苦痛を伴う耐え難いほどの虐待を経験すると大人になったときに現れる障害を知る。
それは、解離性同一障害である。
それによって逃げ場を確...続きを読むPosted by ブクログ