澁谷正子のレビュー一覧
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一気に読めるミステリーを超えた一冊。
これがフィクションではないということも驚きだが、
この病を乗り越えた彼女が
偶然にも物書きであり、
のちに情報を集めて本書にまとめられたことは奇跡のようなものだ。
既存のミステリーに飽きた人にぜひおすすめしたい。Posted by ブクログ -
どこに向かうかわからない謎めいた書き出し。<本日午前十時五十二分 パリ>。知人女性に街角で呼び止められ動揺する主人公ケイト。そのケイトは、いろいろわけありであるらしいこと。
ストーリーは二年前にフェイドバック。ワシントンDCに暮らす夫婦が、夫の新しい事業のため、ルクセンブルクに移住することにな...続きを読むPosted by ブクログ -
パリ、セーヌ川岸の古書店(ブッキストというらしい)で買った本から端を発し、実はその本が思いがけず高価値だったり、ナチハンターの件、ドラックディーラーの縄張り抗争などなど盛り沢山。バリの街案内も。Posted by ブクログ
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1作目の古書店主で出てきた結構お気に入りだった登場人物がが退場…だと…。
実際の2作目も邦訳して欲しいです(血盟の箱は実質3作目。
今のところシリーズ9作目まで出てるらしいんですよねぇ。
1作目から引き続き出てきてた登場人物との人間関係の今後も気になります。Posted by ブクログ -
確かに若い頃のキングっぽい。登場人物の、直接物語に関係のないエピソードを挿入するとか、襲い来る災禍が堪らなく下品な所とか。
しかし、そういうキングフォロワーの中では最初から最後まで楽しませてもらった一品。
ぜひ食事等をしながら読んでもらえれば幸い。Posted by ブクログ -
映画「エクソシスト」さなからの狂気の症状になる脳の炎症を患った筆者の体験とその病のリポート。
すごい勢いで悪化する病、異常な症状、ひたすら信じサポートする家族とパートナー。
巻末の謝辞で平凡だがと感謝の言葉です残した筆者の気持ちが痛々しいほど伝わる。Posted by ブクログ -
ルクセンブルクやパリの描写が素敵です。滞在経験あれば、思わずニヤリと(笑)
飽きを感じさせないストーリー展開、ラストに向けた追い込みもテンポよく、一気に読み切ってしまいました。
ラストはややモヤット感ありますが、手頃な小説をお探しの方にオススメです。Posted by ブクログ -
島から生き物を一切出すつもりがないなら、子供が取り残されていようが爆撃でも何でもしてしまうのでは?
サンプルとして生け捕りしたいなら、生還させるように手を打ちそうだし、軍の対応が中途半端……Posted by ブクログ