チェン・チウファン(陳楸帆)のレビュー一覧
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ものすごいツボに入った。
2041年に起こりうるAIによる変化が起きた世界を物語として提示しつつ、その技術的な説明もセットで掲載。
物語がどれもすごく興味深く、それだけで読んでいてすっごく楽しい。説明もわかりやすい。
リスクはあるとは思いつつも、早くこんな未来が来て欲しい。Posted by ブクログ -
SFとしても、その解説としても素晴らしい。
何よりAIと人間の共存に向けての希望と示唆に満ちている。Posted by ブクログ -
その本を選んだ理由
2023年の年間ベストブックで選ばれていたのと、ラジオ番組「bibliotheca」で山口周と長濱ねるがとりあげていたこと。そして、現在の日本のIT技術が20年前から進歩していない、行き止まり感。世界から置いて行かれている感じ。この現状をブレイクスルーするためのヒントになるのでは...続きを読むPosted by ブクログ -
AIの進歩に関する10の短編とそれに使われている技術説明の部分の抱き合わせ。
どのお話もとても面白かったですが、個人的には「コンタクトレス・ラブ」「アイドル召喚!」「幸福島」あたりが興味深かった。
「高度に発達した科学は魔法と区別がつかない」
とは有名な言葉ですが、この中で使われている技術は時に...続きを読むPosted by ブクログ -
仮想現実、拡張現実、複合現実など新たな技術の最大の課題は想像力、コンテンツ制作だ。AI による仕事は今後あらゆる面での雇用問題が噴出する。人間の仕事の40%が2033年までに代替可能となり「大転職時代」になると予測している。
AIの苦手分野とは3つ、創造性、共感、それに器用さである。そんな中で有望な...続きを読むPosted by ブクログ -
今から約20年後、AIが社会にどのように利用されており、どんなことが実現されていて、また同時にどういう弊害が発生する可能性があるのかを分かりやすく解説。
偏見・分断の固定化、ディープフェイク、医療、教育、自動運転、自律兵器、淘汰される職業、幸福など各テーマを扱う短編のフィクション(2041年の架空の...続きを読むPosted by ブクログ -
久しぶりの大当たりの書籍。
AI関して、現在の技術をベースに(無理なブレークスルーが安易に達成されるとは予測せずに)2041年に実現するであろう社会を10の小説にまとめ、各ストーリーに技術面と社会課題面からの解説が加えられる。
●クラウド上でユーザーのあらゆるデータを分析して保険料を算出するAIア...続きを読むPosted by ブクログ -
技術解説が載ってる短編小説集。
本の作り方といい、各小説の生々しさといい、斬新。想像力をかき立てられる、ワクワクするような、ゾッとするような、作品。Posted by ブクログ -
著者陣の肩書の物々しさにたじろぐ感もあるものの
硬質な翻訳SFの妙味を堪能しながら、AIの話題が急加速的に目につくことが増えた現状を経てシンギュラリティ予測の間際に起こる諸現象について
その最前線に対峙する専門家の知見をこれでもかと指し示すものとして、よくぞこのような企画の大著が結実したものだと思う...続きを読むPosted by ブクログ -
AIについて何か知りたいなと本屋さんを眺めていて目に入ってきたこちら。とても分厚いので最初はひよりましたが、評価も高く帯の宣伝も力強かったので買ってみました。
結果、正解◎
読みやすい構成になっており、とてもスムーズに読むことができました。
AIについての本だと専門用語で書かれていたりAIの歴史に...続きを読むPosted by ブクログ -
小説の部分だけ読んでも十分楽しめた。
テクノロジーの部分についての説明もしっかりとされていて理解しやすい内容になっていた。
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感想
・最初の話題で感じたのは、やはりビッグデータから平均解を出して提案するので、個性がなくなる世界みたいなことになりかねないと思った。
5話目は日本での話だが、アイドル、ラーメン、探偵って安直で笑えた。
最終話はユートピアのようでもあり、ディストピアのようでもある。いつの時代も自分は何をしたい...続きを読むPosted by ブクログ -
昨秋文藝春秋さんから頂いた本。
分厚いのでつい後回しになって、ようやく読み終わった。
AIによる明るい未来、がコンセプトかな。
未来1 恋占い
未来2 仮面の神
未来3 金雀と銀雀
未来4 コンタクトレス・ラブ
未来5 アイドル召喚!
未来6 ゴーストドライバー
未来7 人類殺戮計画
未来8 大転...続きを読むPosted by ブクログ -
あらゆる欲が過剰供給になり満たされる作者の言う「豊饒時代」が到来したら本当に人類はどうなるのだろう?ソ連みたいに全く働かずダラダラ過ごす人はたくさん出てくるのかなー。マズローの欲求五段階仮説にて最上位の高尚な欲を目指す未来を作者は予想して、作者の言う豊饒時代を描いた一編のあるSF映画スタートレックの...続きを読むPosted by ブクログ
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10のストーリーからなる小説と解説。それぞれ異なる技術的応用を取り上げている。
ゴーストドライバーなんかは想像していなかったし、完全自動運転は割と2041年での実現可能性が低いというのは意外だった。
いずれにせよ、難しい未来をSF手法で読みやすく理解させてくれる。Posted by ブクログ -
ジュール・ベルヌの生み出した物語を追いかけるように科学技術は「月世界旅行」「海底二万里」「悪魔の発明」を現実のものとしていきます。カレル・チャペックの戯曲「ロボット」を原点とする手塚治虫の「鉄腕アトム」は日本のロボット開発における方向性に大きく影響を与えました。アーサー・C・クラークのヴィションとス...続きを読むPosted by ブクログ
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WEB+DB PRESS Vol.134でオススメされており、気になったので読んでみた。AI周りの技術や応用等の情報収集になるかな〜という程度の心持ちだったのだが、純粋に小説部分が面白かった。テクノロジー解説の部分ももちろん参考になる。Posted by ブクログ
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専門家とSF作家の描く未来。
この空想と現実というか専門家が描く未来予想図という構成が、いい塩梅の現実感を与える。Posted by ブクログ -
AIが進化した近未来の社会像を10の短編SFで描いて見せる。漫画仕立ての啓発書みたいな本。著者らは、暗い予測が多い中、あえて明るい未来を意図的に描いて見せたとのことだが、確かに楽観的な感じはする。もちろんNECの98シリーズとかをいじっていた30年前と今とでは隔世の感があるが、今から約20~30年後...続きを読むPosted by ブクログ
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2041年に人工知能がどう使われているか、社会がどう変わっているかを10のシナリオで示した本。
かなりのボリュームで読み切るのに時間がかかったが、未来予想とは言え参考になった。技術的には実現しそうな感じはするが、果たして人間側がついていけるかどうか非常に不安である。今でさえデジタル漬けで体調不良者が...続きを読むPosted by ブクログ