横山広美のレビュー一覧
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筆者と似たような学歴をおくっていたので興味をもった。
女子の数理に対する自己効力感が低いことに驚いた。大学の理数系に進むのには周りの環境が左右する。また、周りが数理に対してどのようなイメージをもっているかにも左右される。
これを払拭するのは日本の教育の課題だと思う。Posted by ブクログ -
YouTube を見て、この本を知り読みました
理系女子がいるいない理由を論理的に語っているところは面白いと思います。
部分部分で同意しづらいところがあるのですが、それは自分のジェンダー間によるところなのかもしれないと思いました。Posted by ブクログ -
大学・大学院など高等教育機関の理系分野の女性学生の割合はOECD諸国で日本が最下位というように、日本において理系に女性が少ない理由をデータに基づき分析し、その社会的な背景を明らかにする。
ジェンダー平等の問題は感覚的な議論になりやすいが、データに基づき緻密に分析されており、理系分野のジェンダーギャッ...続きを読むPosted by ブクログ -
中学生の頃、理科の定期テストでクラスのトップの成績を取ったことがあった。その時に先生は言った。「女の子でも、これくらいの点数が取れるのに(男子は何をやっているんだ)」
高校生の頃、今で言う物理基礎の定期テストで満点を取ったことがあった。その時は男子も満点の子がいたが、他の男子からチラチラと私の方を見...続きを読むPosted by ブクログ -
東京工業大学は2024年の入試から総合型・学校推薦型選抜で「女子枠」を導入することになりました。そうした対策を取らないと理系大学の女子比率がなかなか上がらないのだと思います。そして、そうでもしないとイノベーションのベースである多様性を確保することに繋がらないこと、もっと生々しく考えると大学の国際ラン...続きを読むPosted by ブクログ
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割と正論で、一般論としてはいわれていたことをデータに基づいてやるとこうなる、というのが新しいところ。
かわいい女の子をやっても残念ながらあとあと守ってくれる人がいるわけでなし。Posted by ブクログ -
本書は、科学者らしく、きちんとデータで語ってあり、いちいちうなずけるところは多い。だが、バリバリの科学者だけが集まって議論・分析したとしても、どこまで世の中に刺さるだろうか。そもそもこの問題に関心のない母親が、我が国ではマスを占めているという肌感覚が、ワレワレ非科学コミュニティには、ある。ステレオタ...続きを読むPosted by ブクログ
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目新しい内容はなかった。多くのデータが出てくるが、これまで見てきたものを細分化したようなもので予想を上回るものはなかった。
解決のアプローチも偏見の是正という一般的なものが多く取り上げられている。
特に近道等はなく、地道に意識を改革していくしか無い問題であるということなのだろう。Posted by ブクログ -
著者はスーパーカミオカンデを用いた素粒子物理実験にも携わっていたリケジョ。理系に何故女性が少ないのか。確かに文系学部に比べて、女性の在籍は少ない。仮説として、①嗜好②能力③社会制度④文化、が考えられるだろうと、ボンヤリ読み始める。中でも、脳構造の違いから女性は言語領域に強いからとか、文化的には、昼夜...続きを読むPosted by ブクログ
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「先日読んだ『ジェンダーと脳』に通ずるところがあるなあ」と思いながら読みました。
結局のところ、タイトルである「なぜ理系に女性が少ないのか」に対する明確な答えは書かれていないのですが、その可能性がある要素については、いろいろと書かれていました。
たとえば、「理系=男子」「数学=男子」のような思い込...続きを読むPosted by ブクログ -
最後の方に「ジェンダー平等パラドクス」(ジェンダーギャッップ指数上位の方が理系女子が少ない)があるけど、「よくわからんし日本には独特の問題があるからして」っていうことでした。Posted by ブクログ