寺下滝郎のレビュー一覧

  • 新しい封建制がやってくる―グローバル中流階級への警告
    新しい都市形態はできるだけ大学時代の経験に近い生活いわば青年期の延長を再現するものとなる。まさに10年以上経ってもこんな感じの人ばっかりな気がする。面白かった。アメリカも日本もヨーロッパも先進国どこも同じだな。日本が一番良いかも。アジアのスイスのような国になれればいいけど。
  • 新しい封建制がやってくる―グローバル中流階級への警告
    有識者と呼ばれるアカデミックなエリート層と、テック企業を中心とする一部の上位の「新しい貴族」となった富裕層と、「新しい農奴、奴隷」となったその他大勢との溝は、経済格差や人種差別、LGBTQ、クリーンエネルギー、教育、少子化など、様々な問題が顕在化すればするほど、さらに大きくそして深くなっていく。
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  • 新しい階級闘争―大都市エリートから民主主義を守る
    東洋経済にて、新しい封建制がやってくると合わせて紹介されていたので入手。いわゆる「西側」諸国(ぶっちゃけ欧米)を今までリードしてきている新自由主義が何をもたらしているか、を解説する。基本思想が強者総取りのところに更にテクノロジーによる支配を加速させて、少数のテック貴族によって多数の下流層(中流層は下...続きを読む
  • 新しい封建制がやってくる―グローバル中流階級への警告
    新しい階級闘争と一緒に東洋経済で解説されていたので、入手。新しい階級闘争と結構被っているが、あっちは欧米、こっちは日本含めたアジアにも言及している。新自由主義とリベラルが結びついて「意識高い」(意識高い系ではない)層が、経済的、政治的、文化的に正論はいいことだを振りかざして来る有様が解説されている。...続きを読む
  • 新しい階級闘争―大都市エリートから民主主義を守る
    この本で面白かったのは「世界対戦とニューディール」の章で、戦争が労働条件向上に役に立つという事実。アメリカは第二次世界大戦で国内の労働者の協力を得るために、勝ったあかつきには労働環境含め社会保障を充実させることを約束した。それだけ勝つためにはなりふり構っていられなかったのだろうと思う。戦後はその約束...続きを読む
  • 新しい階級闘争―大都市エリートから民主主義を守る
    例示が多く少し長いが、良著。
    何に苛かされているのか、の解像度を上げることができたように思う。
    Politically correctness への不快感。
    いろんな分析があると、面白かった。
  • 新しい封建制がやってくる―グローバル中流階級への警告
    本書は新しい封建制がやって来ると言うが、古い封建制と、「新しい」封建制とは、それぞれ、土地から利益を上げる仕組み、情報から利益を上げる仕組み、との違いがあり、それらの違いと類似点を見極めることが重要だと思う。
  • 新しい階級闘争―大都市エリートから民主主義を守る
    1970年代から上流階級のエリート層が上からの改革により、新自由主義に基づくグローバル化推進策が徐々に取られることよって、庶民層との新しい階級闘争が生じた。それに対する庶民層からの反発として、ブレグジットやトランプ大統領の誕生など、下からのポピュリストの反革命が生じている。
    ニュースを見て、世の中が...続きを読む