柿原朋哉のレビュー一覧

  • 匿名
    あなたの居場所はいい居場所ですかと問いをかけられる本だと思った.
    その居場所が悪くても良くても今後良くなるかもしれないし悪くなるかもしれない。
    また人のせいにすることは良くないとも書かれていた。
  • 匿名
    最初はファンが、行き過ぎた真似をして推しの正体を暴いて面倒なことに巻き込んじゃうみたいな話かなって、そんな軽い気持ちで読み始めたんだけど…⁡
    ⁡話が進むにつれて雲行きが怪しくなっていって、第三者なのにソワソワしてきて、得体の知れない不安感を持ちながら読み進めたらソレが確信に変わって、、、⁡
    ⁡登場人...続きを読む
  • 匿名
    苦しかった過去も
    上手くいっていない現在も
    全部受け入れる。

    輝いているところだけが自分ではない。
    マイナスなところも含めて全部自分。

    変えようなんて思わなくていいから、
    とりあえず受け入れてみ?

    現実から逃げたくて作った裏垢からまさかの展開に?
    お?あれ?やっぱり?ってなりながら、
    気づいた...続きを読む
  • 匿名
    展開が気になってどんどん読み進められる。
    これを読んで、経験がある人はしんどいかもね。わたしはちょっとしんどかったです。

    ネタバレは書きたくないけど感想は書きたい…。
    まとめると「よく言った、えらい。」

  • 匿名
    思っていたより衝撃を受けた。心の拠り所を求め、失い…弱い自分を受け入れ…心の葛藤に色々と考えされられた…
  • 匿名
    読んでいると苦しくて、何度も本を閉じた。何度も目をそらせたい衝動に駆られた作品。でも、それは気持ちがわかるからで、同じように苦しいからで、最後は読んでよかったとなって安心した。「ぶんけいくん」としての一面を知っているだけにどう感じるかが気になったけど、気にならなかった。人は見た目によらない。もっとい...続きを読む
  • 匿名
    一つ一つの章が短いからすごく読みやすい。
    最初はよく分からず読み進めていたのだけれど、急に空気が変わってそこから読み終わるまですごくすごくあっという間だった。
    ぶんちゃんが大好きで買った本だったけど、
    これからは柿原朋哉のファンとしても
    読んでいきたいと思った。
  • 匿名
    若い世代の作家さんを読んでみようと、内容はまったくわからないまま手に取ってみましたが、読みやすく面白かった……というか、苦しい小説でした。
    文量はさほどあるわけじゃないんですけど、いじめの被害者の思い、そして中心ではないけれど加担して加害者側になった者の思い、毒親と呼ばれてしまいそうな親子関係までも...続きを読む
  • 匿名
    自分と向き合える勇気はありますか?
    そんなメッセージ性を感じる作品でした。

    YouTuber「ぶんけい」さんこと、柿原朋哉さんデビュー作『匿名』の概要と感想になります。

    「あと一歩のところまで来た。」の一文から始まる本作は、本当の自分と向き合えないまま周囲の同調圧力に息苦しさを感じ続ける女性と、...続きを読む
  • 匿名
    章ごとに視点が切り替わり、前章の答え合わせかのような構成が読みやすかった。
    後半に差し掛かるにつれて物語が加速していくような、続きが気になるようになった。
    現代社会ではよく起こりうること(そう言ってしまうと悲しいが)を題材に、人間の弱さ強さが描かれていた。
    読者にその後を想像させる最後は、読む時々に...続きを読む
  • 匿名
    読みやすい。
    匿名で生きると今の状態から抜けだせるのか。
    ネットの中で匿名ではじめてそのまま現実に。
    2人の女性が模索していく話。結局、自分自身が向き合って納得するしかないのだな。
  • 匿名
    シンプルな文章の中に共感がいくつもあった。

    渋谷の屋上で命を絶とうとしていた瞬間、五つの街頭ビジョンに映し出されたミュージックビデオから流れて来た歌声。
    物語は、その歌声に救われた越智友香と、覆面アーティストFの視点で交互に語られる。

    Fを追う為にTwitterに登録し、推し友を作りオフ会に参加...続きを読む
  • 匿名
    んー。何というか…

    いじめは被害者も加害者も傷を負うんだよね。
    もちろん被害者が悪いんだけど。
    加害者側の原因が絶対ゼロかというとそうでもなくて…

    目を背けてはいけないけど、
    あまり気持ちのいいお話ではなかった。

    ただ、YouTubeを見てる気分で読めた
  • 匿名
    『かなり年季の入ったビルだった。なかに入ると、食べ物とか香水とかタバコの蓄積したにおいが鼻をつき、このビルの加齢臭みたいだと思った』『実物をはじめて見たのに謎の既視感がある「ON AIR」と書かれた赤いランプが点灯して、生放送がはじまった』巧みな描写に心象風景が浮かぶ、と感心しながらスルスルと読み進...続きを読む
  • 匿名
    Fという覆面歌手の歌に救われた友香,高校時代のいじめが加害者側被害者側に深い傷を残している.負のサイドに心が振れている人々の気づきと再生への物語.
  • 匿名
    自分のトラウマや過去、弱い部分、目を背けたくなるような現実。
    ある決意をした友香は、偶然“F”の歌声を聞き救われる。
    覆面アーティスト「F」と越智友香の二人の視点で物語が進んでいきます。
    二人がそれぞれ抱えるトラウマが読んでいて苦しくもなり、やりきれない気持ちになりました。
    環境や周りのせいにして生...続きを読む
  • 匿名
    主人公の女の子は当たり前みたいに狡猾で卑怯な存在。当然のように弱く、ごく普通にモラルにも欠けていた。
    そのせいか主軸である主人公とFの関係を見ると、どうしてもF側に肩入れしてしまった。
    一方で、主人公とその母親との描写は、身近に感じさせられるシーンが多く心を揺れ動かされた。
    フェルトのチロルチョコは...続きを読む
  • 匿名
    とても読みやすいのでぶんちゃんが書いたなら読んでみようかな…と言う人も読破簡単にできると思います。とても読みやすいけどしっかり心のドス黒いとこに届きます。
    イメージもつきやすいので自分のなかで考えることとか、感じるモノがある本だと思います。
    久しぶりに自分のドス黒いところをはい!黒いよね!って言って...続きを読む
  • 匿名
    サクッと読めた。
    パオチャンが好きで買ったけど、正直期待は超えて来なかったかな。文体がそこまで好みじゃなかったっていうのもあるかも。あとは題材にそこまでの目新しさがなかったというか、確かに苦しい過去ではあるんだけど、よくある話っちゃよくある話(こういうと語弊がある気がするけど)だし、個人的には読者の...続きを読む