齊藤元章のレビュー一覧
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夢があって楽しい本。こういうホラ話から未来は始まると思うので、ホラを吹ける人というのは大変貴重な存在なのに、実際は厳しいことになっている。Top500やGreen500に上位ランクされるスパコンを100億円で作ったんだから、投資話としては成功だったと思うんだけど、補助金の世界じゃ完全にクロなのだろう...続きを読むPosted by ブクログ
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レイ・カーツワイル氏が「ポスト・ヒューマン誕生 コンピュータが人類の知性を超えるとき」で提唱している特異点(シンギュラリティ)について、エクサスケールのスパーコンピュータがそのカギを握っているとして電力を中心としたエネルギー、衣食住やお金そして生命の未来についてついて考察する600ページを越える大著...続きを読むPosted by ブクログ
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エクサスケールコンピューティングの必要性を訴える啓蒙書。
衣食住がフリーになるという説明の中で国の補助金が当てにされていたり,エクサスケールコンピュータによるシミュレーションが万能であるかのように描写されていたり,やや疑問に思われる部分もある。
しかし,医学分野におけるテクノロジィについては,今後の...続きを読むPosted by ブクログ -
昨年(2017)の後半頃から、人工知能や資本主義の終焉、というキーワードに絞って、本を読んできましたが、人工知能の発展により技術的特異点(シンギュラリティ)を迎える前に、資本主義の終焉が来る可能性があるようですね。
この本の第一部に書かれていた、お金の高機能化(誰に対しても同じ値段で商品を売るので...続きを読むPosted by ブクログ -
・ピケティ
ピケティは、R>Gになることを主張した。
これは、投資家の利益の上昇率が労働者の給与の上昇率を上回ること。今後は、労働者の賃金はむしろ機械に代替されて、減り、資本家の収入がふえる。
→大格差が生まれる。
→このような機会だけで生産する形態を「純粋機械化経済」と呼ぶ
・シニフィエ(言葉の...続きを読むPosted by ブクログ -
『エクサスケールの衝撃』の抜粋版というので読み始めたのだけれどなかなか先に進まない間に著者の齊藤元章さんがCEOを務めるPEZY社の助成金不正取得の詐欺事件の容疑で2017年12月に逮捕された。
本の内容、かなり煽り気味だけれども可能性を示すという意味では実のところいいのではと思う。技術の発展によ...続きを読むPosted by ブクログ -
この本はスーパーコンピュータを開発している斎藤氏によって書かれたもので、2014年に「エクサスケールの衝撃」という大部(600ページ超)な本のエキスをまとめた本という位置づけのようです。
読み始めるときに「エクサ」という単位に聞き覚えたがなかったので調べてみました、数年前に5テラバイトのハードディ...続きを読むPosted by ブクログ -
「よく分かる人工知能」で筆者と対談してた方が書いた本。
なんというか、壮大な妄想本。600ページの7割が妄想で、3割がすごい妄想。多分、3割しか読まなくていい。でも、3割の妄想は絶対読んだほうがいい。そんな不思議な本。
着眼点がおかしい(良い意味で)。言われてみればそうだよね、って思うけれど、絶...続きを読むPosted by ブクログ -
本書は著者が2014年12月に「エクサスケールの衝撃」と題して上梓された600ページ近い大作の抜粋版です。2011年11月時点での世界最高のスーパーコンピュータ「京」は10.51Peta フロップス(1秒間に倍精度の浮動小数点演算が何回行えるかを表すコンピュータの演算性能単位)、その「京」の100倍...続きを読むPosted by ブクログ
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エクサスケール・コンピューティングによって2030年ごろにもたらされるであろう変革を前特異点として解説。筆者の主張では、人間が「衣」「食」「住」からフリーになる、「不老」と「不労」を手に入れる、などかなり衝撃的な内容。ちょっと楽観的すぎるが。ただ、スパコンが何に使われて、なぜ必要なのかということはよ...続きを読むPosted by ブクログ
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ワクワクする反面、ドキドキもする内容。
想像できるものはなんでも実現できる世の中に思いのほか、近づいているということか。Posted by ブクログ -
●読んで得たもの
エクサスケールコンピュータの登場により、
何が変わると考えられるか
●感想
スパコンで実現されるとする社会現象において、
理解できるものもあれば不可解なものもあった。
2045年に到達するというシンギュラリティに向け
今後現実がどう変わっていくか、照らし合わせてみるといいか...続きを読むPosted by ブクログ -
ページ数がかなり多いので根気が必要です
抜粋版である「プレ・シンギュラリティ」ならページ数少なくて内容もそこそこあるので、こちらを読むことをオススメしますPosted by ブクログ -
<目次>
序章現実がSFを超える日は近い
第1部来るべき経済得意店とはなにか
第2部社会的得意点がもたらす人類の未来
P11シンギュラリティポイント2045、プレシンギュラリティ2030
P116洋服のデザインを制作し、データーを無償提供している人がいる
P12125万年前:人類誕生
1万...続きを読むPosted by ブクログ -
掻い摘んで言うと、”ITの進化により数十年後には、人類は労働から解放される”って事らしいです。ま、それはそれで楽なのかもしれませんが、本当にそれでいいのでしょうか。。。なんか違うんではないかと思うのは私だけでしょうか。確かにコンピューターの性能は飛躍的に上がっており、このまま進歩し続ければコンピュー...続きを読むPosted by ブクログ
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人工知能の話ではあるのだけど、マクロ経済の話という方が強かった気がしました
確かにタイトルを読めば、「資本主義を終焉」「特異点」などそれを想像させるキーワードがありますね
個人的にはもうちょっと違った話を期待していた感がありましたね
もっと身近な話
こんな事を人工知能使ったらこうなるかも知れない...続きを読むPosted by ブクログ -
スパコン開発者と経済学者の対談集。
人工知能がバラ色の未来を切り開くか、それとも格差社会による恐怖の未来を切り開くかは意見の別れるところだが、それに対して一定の解を導き出そうとする2人に学者としての誠意を感じた。Posted by ブクログ -
文字ばっかりの分厚い本。医者で、X線画像処理装置などでコンピュータベンチャーをいくつも興した筆者が、ベンチャーでスパコン(7ヶ月の開発期間でGreen500の二位)を作る。筆者の主張は、スパコンが一般的になれば、その演算能力で夢のデバイスが何でも開発でき、労働、金、老いから無縁の楽園が作られる、とい...続きを読むPosted by ブクログ